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投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
全うな善人加助が引き寄せるいつもの厄介ごと。
ちょっと悪な住人がとっても善人になってる善人長屋。
差配親子がつかまって、母が語る父との縁。
まだまだ続きが読みたい。
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
善人長屋に住むのは全員元悪党だった。しかし、善人・加助が長屋に来てからいつも厄介ごとに巻き込まれていた。今回もいろんな難儀を持ち込むが、今までとは内容が違って、実際に長屋の住人に被害を与えてしまった。質屋の商品が盗まれたり、お縫とお俊が誘拐されたりした。この危機を長屋の住人がとった行動は…。
全体的に前作よりも読み応えがあり面白かった。次作を楽しみにしています。
お縫のお母さんの過去が明らかに!
2022/09/23 15:39
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集。お縫のお兄さん、お姉さんも出てきます。題名にもなっている「大川契り」でお縫のお母さんの若い頃の話が出てきました。自業自得の面があるとはいえ壮絶な過去があり、それを乗り越えて今の幸せがあるんだなぁと印象に残りました。
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2回目読了
記憶にある話もない話もあって、脳みその衰えを感じました。
けれど、ほんわか ふふふ と読める世界は癒されますね。
2018.8.19 1回目 読了 ☆☆☆☆
泥つき大根/弥生鳶/兎にも角にも/子供質/雁金貸し/侘梅/鴛鴦の櫛/大川契り
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安定の加助さんの善行に、それを半ば諦めて巻き込まれてる長屋の面々。善人長屋を読んだのが結構前だったので、長屋の裏家業や人柄とかを忘れてるところもあったんですが、やっぱりおもしろかったです。お縫ちゃんの姉のお佳代、気持ちはわかるけど…自分がしんどかろうなとかわいそうになりました。文さんとお縫ちゃんもこれからどうなることやら。鈍いからな~2人とも。幼なじみは難しい。
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シリーズ3作目。
相も変わらず加助さん、人助けに精を出していました。
しかも、加助さんの人助けのせいで、お縫ちゃん一家がピンチに!!
お縫のお兄さん、お姉さん、両親の出会いなどなど。
差配さん一家の内側が垣間見える作品でした。
久しぶりに長屋のメンバーにも会えて、楽しく読了です♪
しかし、どうしても加助さんが好きになれないな~(笑)
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前巻を読んでからだいぶ間が開いてしまったが問題なく読めた。短編が嫌いなはずの私も思わず唸らされるほどの小気味良い出来。特に各話の幕引きが、唐突でもなくモヤモヤが残る訳でもなく切れ味が良いと思う。
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お江戸は日本橋。
通称、善人長屋。その実、掏摸に騙りに美人局。長屋唯一の善人加助以外は、全員裏稼業を持つ悪人長屋。
一寸の虫にも五分の魂。悪人にも五分の優しさ。
良いねー、義理と人情。家族、義兄弟、縺れた家族の行方を丹念に描く人情時代小説。
コンプライアンスだの何だの、形ばかりの堅苦しい昨今に、人の温かさを感じる一冊でした。
西條氏の人情ものは実に気持ち良い。
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三冊目も大層楽しめた。
読み終えて、ふと。
まだこのシリーズは続くのではないかと。
大川契りはてっきりお縫と文吉の大団円かと
思っていたのだが…なんとなく中途半端に終わって。
続くのなら…うれしいのだが。
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シリーズ第3作目とのこと。
1作目、2作目を読まずとも、物語の中にすんなりと入って行けた。
「善人長屋」とは、名ばかり。そこに住むのは、裏稼業を持つ悪党ばかり。そんな中に一人だけ、根っからの善人がいて、厄介事を持ち込む。
そんな騒動を、差配屋の娘を中心に描いた連作短編。
1話から6話までのそんな騒動と一変し、最後の2話は少し趣を変える。
主人公の姉と母との諍いの謎や、父と母の馴れ初めなどが、母がその生い立ちを語ることによって明らかにされ、読み応えのある2話となっている。
1作目、2作目も読んでみよう。
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加助の過剰な親切心がトラブルに発展するお決まりのパターンが中心ですが、今回はなんと言っても儀右衛門とお俊夫妻の懐の大きさが際立つタイトル作が秀逸でした。
続編の上梓を首を長くして待とう。
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2021/2/5
儀右衛門さんかっこいい!
人間が大きいわ。
これもっと読みたいのにここまでしかないんよな。残念。
髪結い伊佐次ばりに出て欲しい。
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8編集緑されていますが、どれも高いレベルのおもしろさ。
仕事中も物語の続きが気になって、ちょっと困りました(笑)。
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善人長屋シリーズ三作目、このシリーズの中では一番面白かった。
特に終盤、差配の妻お俊が娘に説く若かりし頃の失敗。
宇江佐真理さん「髪切り伊佐治」の伊佐治の妻、辰巳芸者だったお文を彷彿させる、お俊のキャラクター作り、江戸っ子はこうじゃなくちゃいけません。
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「西條奈加」の連作時代小説『大川契り―善人長屋―』を読みました。
『善人長屋』、『閻魔の世直し―善人長屋―』に続き、「西條奈加」の作品です。
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母が明かした秘密。
大川の端で交わした父との約束。
そっと寄り添う家族に涙、涙、涙!
掏摸(すり)に騙(かた)りに美人局(つつもたせ)。
住人が全員悪党の「善人長屋」に紛れ込んだ本当の善人「加助」が、またしても厄介事を持ち込んだ。
そのとばっちりで差配母娘は盗人一味の人質に。
長屋の面々が裏稼業の技を尽して救出に動く中、母は娘に大きな秘密を明かす。
若かりし頃、自らの驕(おご)り高ぶった態度が招いた大きな罰のことを――。
流れゆく大川が静かに見つめた、縺(もつ)れた家族の行方を丹念に描く人情時代小説。
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『善人長屋』シリーズの第3作にあたり、2014年(平成26年)に刊行された作品です。
■泥つき大根
■弥生鳶
■兎にも角にも
■子供質
■雁金貸し
■侘梅
■鴛鴦の櫛
■大川契り
長屋の平和を守るため、悪党たちしぶしぶ大奮闘! スリに詐欺師に美人局、実は凄腕ばかりの善人長屋に迷い込んだ人助けが生き甲斐の真の善人「加助」、、、
あふれる善意で人助けに燃え、減らず口の不良娘やケガをした当たり屋、不審な傷だらけの男児など、面倒の種をせっせと連れ帰り、そのたび騒動に巻き込まれる住人たちは戦々恐々。
しかも拾った行き倒れが西国の盗賊一味と判明… とばっちりで差配の母娘が囚われて―!? 長屋の知恵を結集し、二人を無事に救い出せ!
本シリーズは安定の面白さですねー 第2作の長篇も良かったですが、短篇の連作の方がテンポが良くて愉しめますね、、、
本作では、差配「儀右衛門」の娘「お縫」に纏わるエピソードが多かったですね… 茶問屋玉木屋に婿に入った兄「倫太郎」や長屋を極端に嫌う姉「お佳代」、母「お俊」の過去など、長屋に関わる人間模様が知れて物語の幅が広がってきた感じです。
「お縫」と「お俊」が捕らえられ、「儀右衛門」と「お俊」の馴れ初めが明らかになる『鴛鴦の櫛』と『大川契り―』は感動できましたね、、、
「お縫」と「文吉」の恋の行方も気になるところですが、本シリーズは、現時点本作までしか執筆されていないようです… 続篇を読みたいなぁ。