パラスティック・ソウル（２）

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

２巻目
旧版未読です。
中短編から成立しているのですが時系列がかぶっていたり、
いったりきたりしたり、
人物がかぶっているのでなかなか頭をクリアにしないと読めない作品です。

・eternal friend
ニコラスとジョンの話
５歳児くらいの知能しかもたないニコラスと老犬のジョン
両者が思いやる心が身に染みる
（「賢者の贈り物」の悲劇版みたいな感じ）
そしてお互いが願ったことも、皮肉なのか必然なのか。
（結局ニコラスの願いは究極かなわなかったのではと）
そして、最後の秘密にジョン同様に涙がでる。
(1)で出てきた祁壜が登場する。
彼が死んだ理由も。（そもそも彼が死ぬのはわかっていること）
祁壜のしたことも。
他の人間の死んだ原因は本当に事故だったのかとすら思える。
（あるいは天罰か）
これを読むとこの話の登場人物は
無作為に選ばれたようで運命のように絡んだ人間模様が見える。
（ミアママって誰ーって感じ）

・Girl and Dog
ミアとスタンリーの話
ミアがプロローグを読んだ時よりも年嵩な感じでしたが。
スタンリーの正体とか、ラビのこととかも絡まった糸が
ほぐされていく。
ミアがすごいなぁって思うのは2個目の薬を使わなかったこと。
（すでにfake loversで八尋の手に渡っているのはわかっているけど）
でも彼女は自分の願ったものを傷つきながらも手にいれる。
薬の力ではなく。
そして、自分のしたきたことが自分を助けるのだ。
女性ってある意味強いなぁってことがいくつも（何人も）
出てきたのですが、しっくりはきました。

・eternal friend　and more
涙がでるほど切ない
因果応報
最後のジョンのニコラスに対する行動がもう涙がでる。

・Happiest
胸をかきむしるような話が続いた後のこれは本当に幸せを感じる。
ジュエルはがんばったし（本当に人って変われるんだなぁってしみじみ思う）
マディソンは根っからの母です。
そしてミアとスタンリーはこれから本当に幸せな家族になるのだろうなと思うと心が
和らぎます。

ちなみにこの巻BL要素はほぼありません。
（ニコラスとジョンの関係はちょっと違うし）
でも、そんなのは気になりません。
本当に心抉られるような話でした

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投稿者：ふる　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この巻は犬のジョンとニコラス、ハイビルアのスタンリーと赤毛のミアの話。願いの叶う薬でお互い願ったことが切ない。涙が止まらない。

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投稿者：Sota　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

旧版既読です。
こちらでは、「Happiest」が、追加収録されていますが、これが、短編ながら、とても良い！ウルウルきてしまいました。マディソンか、ステキなキャラです。