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芭蕉 「かるみ」の境地へ
著者 著:田中善信
古典文学の名作に数えられている『おくのほそ道』だが、芭蕉にとって紀行文を書くことは趣味であり、修練の一つであったにすぎない。芭蕉は、「俗」を対象とする俳諧を、和歌や連歌と...
芭蕉 「かるみ」の境地へ
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芭蕉 「かるみ」の境地へ (中公新書)
商品説明
古典文学の名作に数えられている『おくのほそ道』だが、芭蕉にとって紀行文を書くことは趣味であり、修練の一つであったにすぎない。芭蕉は、「俗」を対象とする俳諧を、和歌や連歌と同等の文学に高めることに苦心したが、生前それが叶うことはなかった。本書は俳諧師の名乗りをあげた『貝おほひ』以降の作品を丹念に読みながらその足跡を追い、「俳聖」としてではなく、江戸を生きた一人の人間としての実像を描く。
目次
- 第1章 江戸へ出るまで
- 第2章 江戸俳壇と芭蕉
- 第3章 失意と転生
- 第4章 旅の始まり
- 第5章 『笈の小文』の旅
- 第6章 『おくのほそ道』と『すみだはら』
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