軍国日本の興亡 日清戦争から日中戦争へ
著者 著:猪木正道
明治維新後、日本は数十年にして近代民族国家としての自立に成功した。この近代化は同時に軍国化にほかならず、日本は帝国主義の時代に参加して日清・日露戦争に勝利した。しかし、国...
軍国日本の興亡 日清戦争から日中戦争へ
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商品説明
明治維新後、日本は数十年にして近代民族国家としての自立に成功した。この近代化は同時に軍国化にほかならず、日本は帝国主義の時代に参加して日清・日露戦争に勝利した。しかし、国際社会の一員として世界各国と協力し、互いに主権と独立を守るという精神は次第に忘れられ、日本は軍国主義化の色彩を強めていく。軍部は立憲国家の枠を越えて独走、日本は国際的孤立化に陥った。大東亜戦争あるいは太平洋戦争とは自爆戦争にほかならなかった。
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8月だから読んだ
2018/08/19 10:26
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:eoh - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦後の東京裁判で文官としてただ一人A級戦犯として死刑になった広田弘毅。かつて城山三郎氏の『落日燃ゆ』を読んで理不尽に感じていたが、この本を読んで腹に落ちた。組閣に当たり重要なことを正しく判断して正直に上申しなかった(できなかった)ことが、自爆戦争(と著者はいう)の道筋をつけた。最高責任者である天皇陛下は部下からの正しい報告がなければ正しい判断は下せない。かくして広田は世論と軍部に忖度し屈服して宰相に就く。こうあるべし、という意志がない政治家は国民を不幸にする。近時「日本が大東亜戦争を戦ってくれて感謝しています」などという本が書店にならんでいるが、世論つまり私たちは勘違いしていないだろうか。20年以上前の本に学ぶことは多かった。