国家と教養(新潮新書)
著者 藤原正彦
「教養」とは、世の中に溢れるいくつもの正しい「論理」の中から最適なものを選び出す「直感力」、そして「大局観」を与えてくれる力だ。では教養を身につけるためにはどうしたら良い...
国家と教養(新潮新書)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
「教養」とは、世の中に溢れるいくつもの正しい「論理」の中から最適なものを選び出す「直感力」、そして「大局観」を与えてくれる力だ。では教養を身につけるためにはどうしたら良いのか。教養の歴史を概観し、その効用と限界を明らかにしつつ、数学者らしい独創的な視点で「現代に相応しい教養」のあり方を提言する。大ベストセラー『国家の品格』の著者が放つ画期的教養論。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
教養をつけるにはどうしたらよいかを教えてくれる書です!
2019/01/05 12:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、数学者である著者の視点から教養をつけるにはどうしたらよいかを丁寧に解説してくれる書です。著者は、本書の中で、教養とは世の中に溢れるいくつもの正しい論理の中から最適なものを選び出す直感力、そして大局観を与えてくれる力であると言います。そして、教養の歴史を概観しつつ、その効用と限界を明らかにしながら、教養をつけるための方法論を説いてくれます。ぜひ、多くの方々に読んでいただきたい良書です。
教養を付けたいなら本をよもう
2021/04/30 11:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さやや - この投稿者のレビュー一覧を見る
結論から言えばそういう話だった。
それに至る道筋、今までの世界の歴史からひもとき、現代社会の問題点、民主主義の現在をどう生きるかをときに作者のエピソードを交えながら紹介している。
著者の気品の高さを感じました&仰天しました
2021/08/16 20:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の気品の高さがヒシヒシ伝わる、そんな1冊です。
そして、教養の大切さを訴える内容の当書は、まず世界史と日本史を基礎から振り返る、紙幅のほとんどが世界史と日本史に充てられている、そして最後のほんの少しの文章で要点を訴える・・・という奇抜な体裁でしっかりと著書として成り立ってる、という点に仰天しました。
いかに生きるかがこれからの教養である
2021/04/24 18:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さやや - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代ギリシャから時代をひもとき、それぞれの時代で教養がどのような働きをしていたのか、どのような歴史を辿ったのかをひもときつつ、近代から現代に至る日本の教養について切り込んでいる。読んでいてかなり耳に痛い内容が多かった。自らの無知、無教養を恥じるとともに、これからどのようにいきていけばいいのかを考えるようになった。何の気になしに取った本だけれど、読む価値はあった。
米国の教養市民層の話も欲しい
2020/03/11 00:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドイツは何か美しい原理や原則に陶酔すると、バランス感覚を失い、突っ走ってしまう。対して英国は時として狡猾だが、特定の原則や主義に従うことに本能的に危うさを感じ、バランス感覚に従って行動する。
こんな感じで両国の教養市民層の違いをざっくりと説明するくだりは面白かった。
若干物足らなかったのが米国に関する掘り下げだ。教養主義とは対極にある功利主義の国と指摘するが、かの国に教養市民層が皆無であるわけではないので、それを説明するような1章を設けて欲しかった。現代であれば、学費が巨額で金持ちの子どもしか入れない大学の在り方が米国社会にどんな影響をもたらすのか近未来の予想も読みたかった。
教養に関する歴史と今何を身に着けるべきか
2021/11/21 20:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
今日の世界、また日本の混迷は、教養を軽視したからで、教養として何を身に着けるべきかを説いている。
教養に関する古代からの歴史の変遷はなるほどと感じたし、歴史、文芸を知り、読書を行うべしという主張はうなづける点があった。
+α
2018/12/18 08:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オビー - この投稿者のレビュー一覧を見る
国家の品格+αの新書。
教養の四本柱。
文学や哲学などの人文教養、
政治、経済、歴史、地政学などの社会教養、
自然科学や統計などの科学教養、
これらに生を吹きこむ大衆文化教養。
実体験と読書を中心とした追体験でこの四本柱を血肉とし、バランス感覚を培っている国民を増やすことが、これからの国家、民主主義国家、日本国には必要、というメッセージと受け取りました。
示唆に富む内容ですが、国家の品格ほどのインパクトがなかったので、低めの評価としています。
教養の歴史や考察は難易度高めでした。