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投稿者:椿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第3弾。ゼンが一気に「普通の人」っぽくなってて驚いた。声を荒らげたり我を忘れ(かけ)るゼンは新鮮だけど、それが楽しいような寂しいような・・・。それにしてもゼンさんモテますなあ。文章は相変わらずの流麗さ。哲学問答も美しい。ゼンの出生に関する重大事実が発覚したところで次巻へ。このシリーズ本当に好きだなあ。
紙の本
考えることが多い人に
2015/11/23 13:58
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投稿者:あきP - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかくこのシリーズを読むと、色々と考えさせられます。
禅でありアドラー心理学であり。。。
この本には、ヨガと同じ効果があるような気がします。
シリーズの最初から読む方がオススメですが、この本だけを読んでも十分に楽しめます。
紙の本
森博嗣氏による人気の「ヴォイド・シェイパ」シリーズの一冊です!
2020/09/11 09:14
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「スカイ・クロラ」シリーズ、「M」シリーズ、「Z」シリーズなどの話題のシリーズものを次々に発表されている森博嗣氏の作品です。同書も、人気の「ヴォイド・シェイパ」シリーズ(全5巻)の一冊です。内容は、「生きるとは負け続けること、死ぬとはもう負けぬこと」という思考をもちながら、侍同士の真剣勝負に常に対峙してきたゼンですが、ある日、誤解から城に連行されてしまいます。彼を待ち受けていたものは、思いもよらぬ「運命」でした。旅を続けながらさらなる高みを目指す若き剣士が、ついに師、そして自らの過去に迫っていきます。一度、読み出すと、そのストーリーに思わず引き込まれてしまいます。
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待ち遠しかった文庫化!
ヴォイド・シェイパ シリーズ第3作。
自身を見つめる旅の侍ゼンの物語。
刀を抜かぬことで、その刀の凄まじさを文章で表現されていると思う。
焦らすだけ焦らして、スパッとヤられてしまう感じだ。
ところどころで息抜きのコマもあるし、謎解き的なコマもあるし、そうかと思ってたら、知っていると思ってましたが?的な、読者をおちょくるようなコマもありと、真剣に読みつつも楽しめた。
トーンとしては、やはり詩的な印象が強い。
そして、それが好きだ。
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【内容(「BOOK」データベースより)
生きるとは負け続けること、死ぬとはもう負けぬこと―侍同士の真剣勝負に出くわし、誤解から城に連行されたゼン。彼を待っていたのは、思いもよらぬ「運命」だった。旅を続けながらさらなる高みを目指す若き剣士は、ついに師、そして自らの過去に迫る。
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【著者略歴「BOOK著者紹介情報」より】
森/博嗣
作家、工学博士。1957年、愛知県生まれ。某国立大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年に『すべてがFになる』(講談社)で第一回メフィスト賞を受賞しデビュー
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http://kumamoto-pharmacist.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-5c95.html
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山を下りたゼンの歩は続く。社会の事を探りながら、少しずつ社会性を身につけながら。強いということ本当に強いということとは何かを自分に問いながら。
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主人公ゼンの引き続き放浪の旅の途中。決闘の現場に出くわし、その流れで訳も分からないままお城に連れて行かれるところから話が始まる。かつての師匠の知人に会ったり、ゼンの過去が明らかになったりする。
やっぱり面白い。ゼンの言動と思考が面白い。ノギもよい。全体がたんたんとしているところが私の好みかも。
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やっぱり面白い。
時代劇小説というよりは、青春小説。
立ち止まらず、どこまでも巡らせていくゼンの思考を辿っていくのが面白い。
今回はゼンの血統とかわかって良かった。
次回も期待かな。
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このシリーズは色々と考えさせられますね。
強さってなんなのか考えさせられる。深いですなぁ(´ω`) ゼンが実は鈍感だったというのもギャップで親しみでたのではないかと思いますw
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今巻はいろんな強さの応酬だった様に思う
単純な強さ、隠し避ける強さ、権力という強さ、武力という強さ
そういった強さに触れつつも冷静に分析し、そうしてブレもしないゼンが物語に芯を作る
ただ、単純な強さは前提としてあるようだ
世間に対し一歩引いた立ち位置故か、主人公は狂言回し的な役割にも見えるが、全然そんな感じがしない
これは、やはりゼンの思考こそがこのシリーズの真の主人公だからではないだろうか
どこか世界が薄らいで感じるのも、読者が、思考からゼンというレイヤーを一枚挟んで世界を捉えているためかもしれない
とはいっても、少しずつ謎だった背景もえがかれてきて、それはそれで少し楽しみでもある
ゼンがちょっとずつこなれてきて、心のなかで悪態つくのが良いね
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だんだんとゼンが成長していくところが面白い。ノギとの関係も変化していっているような。とうとうゼンが何者なのか少し触れられている。次も楽しみ。
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ヴォイド・シェイパシリーズ、第三作。やはり文体が私好み過ぎる。本当に素晴らしい!引用したことが全て。まるで、人生の参考書のよう。
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ゼンの渦巻く思考の流れから後半は怒濤の戦い。スカイクロラシリーズと同じく戦闘シーンがあるけど、時代劇などで多少見慣れているせいか、こちらの侍シリーズの方が物語にのめり込んで緊張した。
徐々にゼンと世間との関係が形作られてきている感じ。
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ゼンは進む。人に問い、己に問い、考え、迷い、進む。出会い、別れ、全てがゼンの経験となり知識となり、己を育て、どこへ行こうというのだ。「まずは、己の弱さを知ること。すべての基本は、そこにあります。それがわからない者に、己の剣を求めることはできません」心が震えた言葉。もどかしい思い。なぜわからぬのか。相手に対して、己に対して。どちらにもフラットで正直。知らされる出自。その意味することに対して頓着しない自由さ。「一人の方が周りになにもなくて風がすべて自分一人に当たっているようで気分が良い」そういう生き方に憧れる
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大好きなシリーズ三作目!
ゼンの正体に少し触れます。
鎧屋の親父との話が良いと思いました。
上質な鎧と、鎧の意味、ゼンが思う鎧に対する自分の見解等等。
何故強くなるのか?何故金持ちになるのか?強くなる事で守らなければならない事など現代に生きていく上で学べるモノもあります。
ところで、時代小説とはいうモノの何時の時代の何処の場所なのだろうかと考えさせられます?
その辺も徐々に明かされていくのでしょうか?
いずれに致しましても、次作が楽しみです!