- 販売開始日: 2019/01/01
- 出版社: 日経BP
- ISBN:978-4-8222-8960-7
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
著者 ハンス・ロスリング , オーラ・ロスリング , アンナ・ロスリング・ロンランド , 上杉 周作 , 関 美和
ファクトフルネスとは――データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。世界を正...
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
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商品説明
ファクトフルネスとは――データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。
世界を正しく見る、誰もが身につけておくべき習慣でありスキル、「ファクトフルネス」を解説しよう。
世界で100万部の大ベストセラー! 40カ国で発行予定の話題作、待望の日本上陸
ビル・ゲイツ、バラク・オバマ元アメリカ大統領も大絶賛!
「名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ」―ビル・ゲイツ
「思い込みではなく、事実をもとに行動すれば、人類はもっと前に進める。そんな希望を抱かせてくれる本」―バラク・オバマ元アメリカ大統領
特にビル・ゲイツは、2018年にアメリカの大学を卒業した学生のうち、希望者全員にこの本をプレゼントしたほど。
本書では世界の基本的な事実にまつわる13問のクイズを紹介している。たとえば、こんな質問だ。
質問 世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる?
・A 20%
・B 50%
・C 80%
質問 いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいる?
・A 20%
・B 50%
・C 80%
答えは本書にある。どの質問も、大半の人は正解率が3分の1以下で、ランダムに答えるチンパンジーよりも正解できない。しかも、専門家、学歴が高い人、社会的な地位がある人ほど正解率が低い。
その理由は、10の本能が引き起こす思い込みにとらわれてしまっているからだ
目次
- イントロダクション
- 第1章 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
- 第2章 ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
- 第3章 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
- 第4章 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
- 第5章 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
- 第6章 パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
- 第7章 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
- 第8章 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
- 第9章 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
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評判通りの名著!
2019/03/09 23:46
38人中、35人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょひょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店で平積みになっていて、あちこちで取り上げられていたことから購入して通読。
さまざまな本能(むしろ思い込み)に惑わされず、事実(データ)を基に世界を正しく捉えることの重要性とそのためのポイントを、平易な言葉で明るく、かつ豊富な具体例を交えながら説得力・熱意をもって伝える。
本文だけでも300ページを超える本だが、グラフや写真も多いし、冒頭にあるクイズに代表されるように、読者を引き付ける工夫に満ちているので、色々考えさせられながらも、飽きることなく最後まで読める。
また、この手の本にありがちな「これが正しい唯一の方法論だ」みたいな断定的・強硬な主張はなく、本書は、どんなことにも限界があることを素直にかつ明るく認め、極端に偏らず、バランス感覚を保っている点も非常に好感が持て、気持ちよく読めた。
ここ数年で読んだ本の中では、全然ジャンルは違うが「サピエンス全史」以来の満足感。同書よりも気軽に楽しく読めるので、幅広い方にお薦め。
誰もが読むべき
2019/02/26 07:41
18人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドングリ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分は思い込みが激しい。そこでこの本を手にしてみた。結果は正解。どれだけ歪んだ見方をしていたか思い知った。何度も読み返したい
気になってたこと
2019/01/21 23:18
12人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニック - この投稿者のレビュー一覧を見る
PETボトルキャップのワクチン支援事業の件が気になってたが、世界中の子供の8割がワクチンを受けれてる事実が知れたことだけでもモヤモヤ感が解消できてよかったw
誰もがやってしまう、本能的思い込みとは?
2020/04/17 13:23
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
10の思い込みによって、正しい世界観を持つことができない。
ということに気づかされる本です。
この10の思い込みとは、人間の本能によるものであり、また、恣意的情報操作、
知識のアップデート不足などによるものと示しています。
言われてみれば、『確かに、そう思だな!』と、納得できる事ばかりです。
この『本能的思い込み』のセンテンスは、この本の章立になっていて、
データを基に具体的に分かり易く説明されています。
もし、何か気になるニュースがあり、これが事実かどうか疑わしい場合、
この10の『本能的な思い込み』のセンテンスと照会し、吟味してみることは
大変面白いことと思います。
<誰もがやってしまう、本能的思い込みセンテンス10>
(1)分断本能
(2)ネガティブ本能
(3)直線本能
(4)恐怖本能
(5)過大視本能
(6)パターン化本能
(7)宿命本能
(8)単純化本能
(9)犯人捜し本能
(10)焦り本能
詳しくは、本にて!
FACT FULNESS
2019/04/05 10:40
10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:XXX - この投稿者のレビュー一覧を見る
友達に進められて読んでみましたが、最初のクイズで自分の今の現状を知らされました。
しかし、図表や統計結果などを示しながら説明されていて非常に分かりやすかったです。中学生でも十分理解出来る内容でした。
TVや新聞などで報道されていることも事実ではありますが、それは主観的な意見に過ぎないということを知り、1つの情報だけを信用せずに客観的に物事を判断していこうと思わされた一冊です。
世界はどんどん良くなっている
2020/02/15 12:08
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミントの葉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
全身全霊をかけてこの本を遺してくださった著者にまずは心からの敬意と感謝を伝えたいです。
その想いと熱量に最終章は思わず泣いてしまいました。
自分がどれだけ知らないことが多いのか。
その事実を付けつけられるけれど、知ることで絶望するのではなく希望を持てる本。
ニュースではまるで世界は悪くなっているように、問題は増えているように見えてしまうけれど、そんなことはない。
良くなってることがたくさんある。
それを知れて良かった。
もちろん、課題や問題はたくさんある。
著者は決してそれをないがしろにはしていません。
でも、複雑な問題を解決するためにこそ、正しいデータを基に、事実に基づいた冷静な判断が必要なんだと改めて教えてくれます。
複雑な問題に犯人なんていない。
人はドラマティックなものについ心を惹かれる。
ネガティヴになり過ぎず、誰かを責めず、事実は何か、そして今自分に何ができるのかを考えながら過ごそうと思いました。
この本に書かれている事実も、5年後、10年後には変わっているはずです。
学ぶこと、知ること、それは大人になったからこそやり続けなくてはならないのだな、と思います。
たくさんの人にぜひ読んでいただきたい素晴らしい一冊です。
常識を疑い、物事を見る目を養う
2019/05/04 09:12
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:SI - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、普段私たちが持っている世の中への偏見を見事に暴いてくれる本です。
また、その事実を知るだけではなく、これからの物事の見方も変えてくれる素晴らしい本です。
普段何気なく感じていることは、実は○○本能によるものであり、正しい世の中の見方を自ら阻害してしまっていることに気づかせてくれた本です。
本書はこれらの様々な本能について、1つずつ丁寧にわかりやすく、実体験を踏まえながら解説しています。
年齢層、職業、性別等々問わず、たくさんの方に読んでいただきたいと思える本でした。
今を、そしてこれからを生きていく上で大切な事とは。
2020/07/09 16:56
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、世の中の様々な出来事や事象に対して数字という客観的な事実(=ファクト)から、本当の事実を理解・熟知する事の重要性を説いたまさに『目から鱗』の一書です。
イメージや過去の記憶などといったものではなく、今直近の実際の数字で判断するという事が如何に大事であるかが具に判ります。
ただ、グラフやチャートは時に錯覚を起こす事も否定出来ません。『データは嘘をつく』の様な書があったふうに記憶がありますが、データ自体は嘘をつきませんが、捉え方に誤りや錯覚があると思います。
また、数字と言えば、確率(パーセンテージ)も重要な要素です。確率の高い低いの判断で物事を捉えていく必要に迫られる事も多くありますが、当事者に対峙するイベントは確率で図る事が出来ないものも数多存在します。身近な所で例えるなら麻雀のツモ牌がそうです。
とはいえ!『事実』に忠実に向き合う事は取り敢えずは肝要な事です。先ずはこの点に念を入れて、このカオスな現代を生きていこうと思います。
優良な世界を正しく見るためのガイド
2019/12/18 20:51
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
サブタイトルにあるように思い込みは捨てるべきものだ。
本書を読んで自分が思っている以上の数の思考のワナにはまっていることを思い知らされた。
本書で出題されている、世界各国に出題され正解率が極めて低いクイズに挑戦して欲しい。そして、誤答については何故間違えたかを追求して欲しい。
本書は統計、グラフ、それらの信憑性についての分析がなされている。
11章のファクトフルネスを高める習慣を参考にしたい。
巻末の参考文献、文中で出てきた用語の説明、そして、著者の多数の協力者への
感謝の言葉までしっかりと丁寧に書かれている。
実に学ぶべきことの多い一冊。
話題のベストセラー書!
2021/05/09 17:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題のベストセラー書(図書館で予約していたのですが、なかなか回ってこないうちに休館になってしまい購入、、、もっと早く買うべきでした)。冒頭のテストはちょうどチンパンジーレベルでしたので、一章一章を噛み締めながら読みました。「訳者あとがき」にあったアンナさんの「自分自身を批判的に見ることも大事だということ」というコメントを胸に、ファクトフルネスを習慣化していきたいです。
そうです、僕も大半の方々と同じで、はじめのテストはチンパンジー以下でした。
2020/08/17 20:32
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオハシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
たいへん面白く興味深い内容であった。
これは本とにネタバレで読んでしまうとつまらなすぎるので、ほとんど書けないが、また教育の必要性に対して改めて考えさせられた内容の本。
そうです、僕も大半の方々と同じで、はじめのテストはチンパンジー以下でした。
でも本とにこの本読んでよかった。
すごく勉強になった、また10年後ぐらいに読み返したいかな。 しっかりファクトフルネス、学ばなきゃ。
「ドラマチックすぎる世界の見方」
2020/07/26 21:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
人はなぜ世界を悲観的にとらえ続けてしまうのか?
「ドラマチックすぎる世界の見方」世界では戦争、暴力、自然災害、人災、腐敗が絶えず、どんどん物騒になっている。金持ちはより金持ちになり、貧乏人はより一層貧乏になり、貧困は増え続ける一方だ。何もしなければ天然資源ももうすぐ尽きてしまう。
世の中、印象操作を多用し、科学の話題なのに、その化学に知識も関心もなく、勉強すらせず、インタービューする相手にダイジェストを要求するような真似をしているのではないか。時間がないなんて嘘ですよ。時間は作るものですよ。相手の話を聞きたいなら、理解したいなら、事前に勉強することは普通のことだし、当然である。
今や「ファクトチェック」が流行語の様相を呈してますが、個人でやるのは難しい。しかし、疑いを持って勉強することはできる。
この作品を読むと、世の中はそんなに悪くはなっていない。それどころかかなり良くなっていることもある。
とにかく数字とその数字についている単位、グラフの表現に気を付けようと思う。
ファクトフルネスとは?
2020/03/09 21:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:masa - この投稿者のレビュー一覧を見る
全部で11章から構成されており、その前段のイントロダクションの中にある最初の13問の質問を受け止めた結果、自分自身の認識の低さにショックを受けました。
なかでも12問目の『いくらかでも電気の使えるひとは…』の質問では、見当違いの答えを出してしまい、自分の思い上がりや世界の見方が歪んでいることを思い知りました。最後の章で『ファクトフルネスを実践しよう!』を読み、この本を再度読み返したいと考えました。いづれ自分の子供たちにも勧めてみたいです。
事実に目を向ける
2020/02/29 22:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねる - この投稿者のレビュー一覧を見る
メディアの情報や過去の教育で得た情報で知識がストップしてることに気付いた。
最近、社内教育でアンコンシャス・バイアスについて聞く機会があったが、本書を教育材料に使う方が良い社員教育に繋がると感じた。知識のアップデートを行わない限り偏見が無くならない。あらゆる人に読んでほしい一冊。
所詮は人も生き物
2020/01/10 14:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ショウさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
原始的な時代を生き抜いてきた人類の本能という生存戦略が邪魔をして、誤った判断をしてしまう。
著者はその誤った判断を「それって間違いですよ。証拠はこのデータです。」とシンプルに説いてくれる。
本能によって判断した結果は、人の思考に癒着してなかなか剥がれないが、データという論理的な物証があればそれを解決してくれる。
世界的に活躍しているエリート質も、世の中を見ているようで実は表面しか見ていなかったという確たる証拠も記載されていて、非常に興味深かった。
著者は2017年に惜しくも亡くなられてしまったが、この方の成した業績は歴史の教科書に載ってもいいくらいだと思う。