退職刑事2
著者 都筑道夫
退職後も刑事かたぎが抜けない父親に、捜査一課の現職刑事である息子の五郎は、親孝行を兼ねて今日も目下の懸案を語り始める。時に水を向けられ、時に相談を持ちかけて口火を切り、事...
退職刑事2
商品説明
退職後も刑事かたぎが抜けない父親に、捜査一課の現職刑事である息子の五郎は、親孝行を兼ねて今日も目下の懸案を語り始める。時に水を向けられ、時に相談を持ちかけて口火を切り、事件を詳述していくと退職刑事の眼光は鋭さを増し、やがて意想外の真相を浮かび上がらせる。団地の四階で父子が対話する基本形式に加え、「四十分間の女」「真冬のビキニ」では、第三者が持ち込んだ地方都市の謎に現職退職両刑事が挑む。国産の《安楽椅子探偵小説》定番中の定番として揺るぎない地位を占める、名シリーズ第2集。【収録作】「遺書の意匠」/「遅れてきた犯人」/「銀の爪きり鋏」/「四十分間の女」/「浴槽の花嫁」/「真冬のビキニ」/「扉(ドア)のない密室」/解説=新保博久
目次
- 遺書の意匠
- 遅れてきた犯人
- 銀の爪きり鋏
- 四十分間の女
- 浴槽の花嫁
- 真冬のビキニ
- 扉(ドア)のない密室
- 解説=新保博久
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相変わらずのおもしろさ!でも…
2003/01/02 23:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
安楽椅子探偵モノ、退職刑事の第2集、短編7作が収録されています。
事件の話を聞いただけで、何気ない会話の端々から思いもよらない真相をピタリと当てる退職刑事の推理の冴えは相変わらず。7作とも楽しめます。
が、読者とは勝手なもので、事件を語るのが友人だったりと多少の変化はあるものの、退職した刑事と、その息子で現職の刑事、二人の会話による事件の説明と解決、というパターンにちょっと飽きてきてしまいました。安楽椅子探偵モノというシリーズの「型」なのはわかっているのですが…。第1集、第2集と、あまり日数をあけずに続けて読んだから余計にそう感じるのかもしれません。
決してつまんないワケじゃありません。ミステリとして充分に楽しめます。繰り返しになりますが、念のため。