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分家の始末 下り酒一番(二)
著者 千野 隆司
芝浜松町にある酒問屋武蔵屋の分家は、次男次郎兵衛に任されている。だが辛抱が足りず見栄っ張りで、困ると本家の母親お丹に泣きつくばかり。旗本御用達を餌に借金の保証人となるが、...
分家の始末 下り酒一番(二)
分家の始末 (講談社文庫 下り酒一番)
商品説明
芝浜松町にある酒問屋武蔵屋の分家は、次男次郎兵衛に任されている。だが辛抱が足りず見栄っ張りで、困ると本家の母親お丹に泣きつくばかり。旗本御用達を餌に借金の保証人となるが、それが月々ふくれあがっていた。妾腹三男で主にはなれない手代の卯吉は、新酒「稲飛」の販売を任され奮闘していたが、義母のお丹は、卯吉の新酒買い付け代金を次郎兵衛の借金返済に充てようとする。分家の不始末を押しつけられた卯吉は、どうする?
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今回も楽しく読みました。
2019/03/10 08:30
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
我が子と妾腹の子、あからさまに態度を変えるお丹。
妾腹の子は憎くて憎くてしかたがなかったのでしょう。
でも、本当なら非を責める相手は亡くなった夫だったでしょうし、夫が妾に走ったのは、お丹自身にもかなりの非があったのではないかと思います。
どんなことが起きようとも、自分たちのことは棚に上げたままという愚かさが、捉えようによってはこのシリーズのおもしろいところなのかもしれません。
卯吉のことは、これからも応援したいです。