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すべての戦争は自衛から始まる
著者 森 達也
歴史上、多くの戦争が自衛意識から始まった。ナチス最高幹部だったヘルマン・ゲーリングは「戦争を起こすことはそれほど難しくない」と述べている。「国民に対し、我々は攻撃されかけ...
すべての戦争は自衛から始まる
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すべての戦争は自衛から始まる (講談社文庫)
商品説明
歴史上、多くの戦争が自衛意識から始まった。ナチス最高幹部だったヘルマン・ゲーリングは「戦争を起こすことはそれほど難しくない」と述べている。「国民に対し、我々は攻撃されかけているのだと危機感をあおり、平和主義者には愛国心が欠けていると非難すればいい」と。安倍政権は危機を誇張して「抑止力」や「自衛」の必要性を訴えている。「集団化」が加速するこの国は、その意味を深く考えないまま流されてしまうのか。
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紙の本
森達也節はどこか奇妙だが、共感できる
2023/04/04 18:32
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画監督の森達也さんが、2015年頃までの日本政治の不穏な動きを見つつ、歴史認識や戦争観などについて、独特な表現でつづった論考。
なぜ戦時中の日本兵をはじめ、戦争で人間はここまで残虐になれるのかに始まり、加害の歴史を忘れようとする日本社会の姿などについて、絶妙な喩えなどを用いながら、分かりやすく論じている。あまりに独特で、時々「?」となるカ所はあるものの、共感できる部分が多かった。中国や韓国の日本に対する姿勢を、電車で足を踏まれたことを例に語っているところなどは腑に落ちた。