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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
魍魎となった娘と人柱となったお坊さんの悲恋が展開され、最後に二人が冥途にやっといけるロマンチックな展開でした。仙龍の怨念の鎖を解放できる方法が見えてきたのでこれからの展開が楽しみです。仙龍が42才で死ぬのか、春奈と結婚してハッピーエンドとなるのか今後の展開が楽しみになりました。
電子書籍
怖いのに読んでしまうシリーズ
2019/06/18 19:35
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投稿者:流雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
家とか土地とかさんざん怖がらされて、なのに新刊が出ると読んでしまうシリーズの最新刊。今回は桜。桜はある意味使い古されたアイテムなだけに、どう展開していくのか気になった。その点では、最初から予測不能な筋立てで、後半どんどん怖さが増していくのが面白かった。春菜と仙龍の今後を暗示させる悲恋なのか、暗雲の中の光明なのか、気になるところ。
紙の本
カタリベシズカ
2019/03/01 00:45
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は主人公が大部分で弱っていたので読みやすい作り。
因習に感情で突っかかるサマを延々見せられるのは辛いものがある。
仙龍のあの行動はこのシリーズがずっと春菜目線だったから成立するのであって、
三者的に見たら唐突過ぎてちょっとアブナイ人というか、
キャラが崩壊している気もするのだけれどどうなんだろう。
どうにも素直に読めなくなってきたこのシリーズだけれど、
次はパグ男みたいだし、
今回はとうとう怪異が物理法則を超えてきたから、
大打撃を一つ期待して。
電子書籍
良い方向に?
2019/02/20 16:35
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投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻あたりでハルちゃんの鈍感さに呆れたものだが、あの鈍感こそがサニワに必須なんですね。
今回は仙龍よりかハルちゃんの方がピンチに陥ります。
そして仙龍にかかる因縁。42歳で死ぬことについてもちょっといい方向に?
このままいい方向に進んで、ハルちゃんと仙龍さんが結ばれればいいなぁと思うものの、私はどちらかといえばコーイチ推しです笑
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今までのシリーズで一番好きな話。桜を曳くシーンは文章で読むだけでも鳥肌が立ちましたが、映像化されたらさぞや綺麗で悲しいんだろうなあ…。このシリーズは実写化は難しいと思うんですが、隠温羅流の職人たちの勇姿をぜひこの目で見てみたいといつも思います。
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2019/4/16
やはり素晴らしかった。
スタートはゆっくり目で今回は冷静に読めるかな?とか思ってたのに実は春菜が危ないってなった辺りからグングン引っ張られ、クライマックスでは私は通勤電車にいなかった。
桜と僧侶と大姫を呆然と見ていた。桜吹雪の中、奇跡に感動していた。
びっくりした。文字を読んでいる感覚が全くなかった。
高砂からのほんの3ページほどだけど、本の中に入れたみたいだった。驚いた。
それにしても仙龍、ツンが過ぎるよ。
もうちょっと心配して動揺してよ。かっこいいけどさぁ。
コーイチに春菜が危ないって聞かされた時のやり取りも見たかったよ。
じらすよね~内藤さん。
春菜を連れて行ったことを後悔してるかな?とか想像を逞しくしてしまったわ。
仙龍もコーイチもちょっとしたしぐさがかっこいいんだわ。
かばう位置に立つとか振り返って春菜の安全を確認してから行動開始とか。
細かいところがニクイ!好き!
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よろず建物因縁帳シリーズ 第5弾。
最初に向かった先は普通のお宅だったが、そこでサニワ?を
発揮して、女の敵をケチョンケチョンにしてやった。
メインの話は、地滑り現場で八百年程前から語られている
伝承通りに人柱が埋まっていたのだが、同時に老婆の霊も
目撃されるようになり、調査を依頼された仙龍達。
樹齢800年を越える枝垂桜に秘められた真実が明らかになる。
今回は2回ほど泣きました。憑き御寮に出てきた庭師も
登場して、いい仕事してました。
隠温羅流導師を継ぐ者は、他界する前夜に
決まった現象が起こるという。
仙龍の寿命を思わず逆算してしまい
呪われた宿命から早く救ってくれと春菜に願う今日この頃。
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よろず建物因縁帳シリーズ、5作目。
ここにきて春菜のサニワの能力が随分と上がってきたな。仙龍の曳き家師としての采配も見事だけれど、サニワの春菜と組んでこそ、というのがより分かるようになってきた。そして彼らを支えるコーイチや教授、生臭坊主など、チームとして安定感があって、皆大好き。怪異描写はほんとに怖いけど、次はどんな因縁を祓ってくれるのかなとワクワクする方が勝る。
今回は、祟られてしまった方がほんとに何にも悪いことしてなくて、可哀想なのだが、古い時代を遡っての悲恋噺に念の重みを相応に感じたし、最期にもうひと花咲かせた桜の描写が実に見事。スッキリとした終わり方で良かったデス。
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発掘された人柱と、それに関わる老婆の死霊。今回もまた因縁の深そうな怪異がたっぷりです。魂呼び桜にまつわる伝説はロマンチックなものともいえるけれど、それを恋慕の情ととるか執念ととるかでかなり印象が違ってきます。終盤まではとにかく不気味で怖い。迫りくる仙龍の寿命に対するリミットにもぞくぞくさせられます。ああして目に見えてしまうのも、怖いし嫌だよなあ。
自らのサニワとしての力と向き合い、仙龍の因縁を断ち切ろうとする春菜の強さと健気さが、読者に安心感を与えてくれる印象です。ひどくつらい立場のはずなのだけれど、彼女の頑張りはとても心強くて。ぜひともあんな因縁は断ち切ってもらいたいものです。
そしてラストのシーンの美しさが圧巻。情景を思い浮かべるだけで鳥肌が立ちそうな心地でした。
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夜中に春菜の家にお婆さんがくるのは怖かったなぁ。
でもやっぱり全体的に怖くはなく、怪異の原因がわかってからが、あっさりとし過ぎてしまい残念。とはいえ桜を曳いてるときに花が咲くというのは美しい終わり方だった。
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ホラーにしては優しく安心して読めるシリーズ。キャラ設定が秀逸。ストーリーとは関係ないが毎回かな?美味しそうなお菓子が出てくるので検索してしまう。翁飴。買うぜ。
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シリーズ5作目。恐ろしいほど桜が美しい、という思いはしたことがあるので、このように魍魎と組み合わさったときの恐怖はどれほどのものかと思います。今回は地滑りにより漆喰の繭に包まれたミイラ化した人柱が発見されることから始まり、その後老婆の死霊が人々を憑き殺す事件に発展します。仙龍の42歳という期限も気になりながら魂呼び桜の哀しい物語に没頭しました。曳きのシーンは本当に圧巻で、目の前に広がる光景を想像して涙が出そうでした。今回何度か春菜に見えた足元のものはなんだったのでしょう。まだまだ目が離せません。
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土地を支えていたのはミイラ化した人柱だった。漆喰の繭に包まれた坊主の遺骸が発掘されると同時に、近辺では老婆の死霊が住民を憑き殺す事件が多発。曳き屋・仙龍と調査に乗り出した広告代理店勤務の春菜が見たものは、自身を蝕む老婆の呪いと、仙龍の残り少ない命を示す黒き鎖だった――! ひそかに想いを寄せる仙龍のため、春菜は自らのサニワと向き合うことを決意する。
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何度も言っていることですが、今いちばん楽しみにしているシリーズです。
シリーズ開始当初から読者の間で好かれていない様子の春菜ちゃん、私は大好き。可愛げのないところが可愛いんだもん。美人でファッショナブルで、ズケズケした物言い、いろいろと上から目線で、好きな人にもつい強気に出てしまう。憎めません。
そんな彼女が今回はいきなりガールズトークを喜んでいる。そんなの春菜じゃねぇ!と思ったら最初だけでした(笑)。ほっ。
地滑りが起きたせいで発掘されたのはミイラ化した人柱。それを移送したら現れるようになった老婆の幽霊。
このシリーズお得意の悲恋は今回もたまらなく切ない。これまでで最も怖くなかった気はするけれど、でも夜中に目が覚めて、ババアに乗りかかられていたらめちゃくちゃ怖いか。
何でも曳きますねぇ、仙龍さん。42歳で亡くならない可能性も出てきたから嬉しい。あきらめの悪いサニワ春菜、仙龍を死なせんといて。
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シリーズ第5弾。
祓い時を引き寄せるサニワなる主人公と曳家が樹齢数百年の桜を曳くお話。
今回もおもしろかったです。
桜のもつ神秘的な風景と、そこに1組の恋を絡ませた設定もありがちであるにも関わらず、ただただ読み進めてしまう仕上がりです。
このままシリーズを読み進めて終わってしまうのを残念に感じながらも次作を読まずにはいられない・・・おすすめです。