橘花抄(新潮文庫)
著者 葉室麟
両親を亡くした卯乃は、筑前黒田藩で権勢を振るう立花重根に引き取られたが、父の自害に重根が関与したと聞き、懊悩のあまり失明してしまう。前藩主の没後、粛清が始まった。減封、閉...
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商品説明
両親を亡くした卯乃は、筑前黒田藩で権勢を振るう立花重根に引き取られたが、父の自害に重根が関与したと聞き、懊悩のあまり失明してしまう。前藩主の没後、粛清が始まった。減封、閉門、配流。立花一族は従容として苦境を受け入れるが追及は苛烈を極め、重根と弟・峯均に隻腕の剣士・津田天馬の凶刃が迫る。己の信ずる道を貫く男、そして一途に生きる女。清新清冽な本格時代小説。
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歴史小説の王道
2016/12/17 12:48
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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
清く美しく清々しい読後感。
両親を亡くした卯乃は黒田藩の重根に引き取られ物語が始まる。
藩主を守るために重根と弟峯均が活躍するが、兄弟は美しい卯乃へ想いを抱く。
重根・峯均を追い落とそうと企む一派により苦境に立つが、己の信念を貫く姿がいい。
峯均と剣豪天馬との戦いは迫力がある。
ゾンビのように蘇る天馬は少し書き過ぎと感じたが、本格歴史小説に鮮やかな色を付けているとも読める。