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よがり村
著者 葉月奏太
「ねえ、疼いてしかたないの…」女たちを発情させる山村の快楽温泉!父が倒れたため、実家の農業を継いだ真崎浩介は、ある日、村にやって来た妖艶な美女・麻美から裏山を開発させてほ...
この商品はオトナ向け商品です。
よがり村
10/15まで通常726円
税込 363 円 3ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
「ねえ、疼いてしかたないの…」
女たちを発情させる山村の快楽温泉!
父が倒れたため、実家の農業を継いだ真崎浩介は、ある日、村にやって来た妖艶な美女・麻美から裏山を開発させてほしいと持ち掛けられる。裏山から温泉が出る可能性があるという。仮契約して採掘させると、確かに温泉が出て簡易の浴場が出来上がった。浩介は試しに裏山の温泉に入ってみるが、なぜか発情しはじめる。そして浴場に現れた麻美によって、かつてない絶頂に導かれる。さらに近所の人妻・由紀も温泉に入ると発情し、浩介に性交をねだってきて…!
のどかな村を欲望の園に変えていく謎の快楽温泉…淫惑地方エロス。
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ムラの淫靡な風習ではない設定を凝らして官能面が大幅アップ
2019/03/14 19:37
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
夜這いという形でヒロインが寝取られ続けた2016年の『夜這い村』、ストーリー的な面白味に欠けた2018年の『ほしがり村』。これらに続く葉月奏太×竹書房文庫の「村」タイトル第3弾の本作は、それまでの設定を少し変えたことで劇的な変化を遂げたと申し上げる。これら3作品が全て1月に発売されているのは果たして偶然なのだろうかと考えてしまうが、それはともかく個人的にはツーナッシングからの逆転一発ホームランを見せつけられた思いである。
今回はムラの淫靡な風習ではなく、25歳になる主人公宅の裏山から温泉が湧き出たことで村おこしを兼ねたリゾート開発を持ち掛けられる話がベースになっている。その商社の敏腕女課長【麻美】33歳と部下の【穂香】23歳に加え、近所で幼馴染みのお姉さん(今は人妻)の【由紀】29歳という3人がヒロインとなる。裏山の売却を求める麻美と固辞する主人公の父(裏山の所有者)との板挟みにあう主人公だが、次々と仕掛けてくる麻美の誘惑に外堀がじわじわ埋められていく流れである。ただし、単なる色仕掛けではなく、あらすじの「なぜか発情」が暗に示す温泉の効能が大いに後押ししている。
この効能により官能面が相当に強化されている。果てても萎えないムスコに驚きつつも2回戦、3回戦は当たり前。ヒロイン達もまた同様に発情が収まらないため何度も求めてしまう。そうとも知らずに入浴した、清純な由紀でさえ昂ってしまい主人公を求めに求めてしまう有様。まるで別人かの貪欲さを見せている。そして、怜悧で冷徹な麻美や、新入社員の初々しさを残す穂香もまた然り。仮設備ながらも露天風呂という良好なシチュエーションを加味したギャップのあるいやらしさが満載で、官能描写が悉く淫猥だから堪らない。口淫だけでも興奮度の高い場面さえある。
限界集落に活気が戻るかもしれないと浮足立つ村の面々もいて、長閑だった村がヘンに盛り上がっていく不安を感じ始める主人公だが外堀はどんどん埋まっていく。しかし、全く動じない父によって裏山の秘密が語られ、ようやく一連の「村」タイトルらしい側面が出てくる。全体に蔓延る「風習」も悪くないが「伝承」くらいがちょうど良いのかもしれない。
思いのほか呆気ない結末が最後に待っているが、その直前には裏山を賭けた官能対決があったり、由紀の誓いが揺らいだりと官能面が最後まで高く維持されており素晴らしい。また、最後の最後で自身の欲望を優先させた主人公には因果応報が訪れるとはいえ、これで良かったという幕の引き方にもなっている。伝承は正に「触らぬ神」ということであろう。