商品説明
誰にだって秘密はある。後悔もある。欲望もある。嘘だってつく。この人がいなくなればと思うことだって、一度くらいはきっとある――。十代、二十代、三十代、そして四十歳になろうとする現在。四つの時間軸を縦横無尽に行き来して描かれる、残酷にして誠実な青春の残滓。大人は判ってくれないと思っていたあなたへ。この小説は胸にくる。
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紙の本
能動的読書
2018/09/18 10:09
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷりしら - この投稿者のレビュー一覧を見る
時系列通りに進まず、主人公の様々な年代のエピソードが 行ったり来たり書かれている小説。それが分かりにくいという人も居るだろうが、今読んでいるのはいつのエピソードなのか、既に読んだ他のエピソードとはどう繋がるのか、と常に意識することにより読みの深さが増す。通常の読書から一歩踏み込んだ能動的読書と言うか。小説の筋立てとしては地味な部類だと思うが、「今の自分」を形成するのは過去の様々な出来事であるということをしみじみ感じさせられる。その出来事の当時(特に若い頃)はそう思っていなくても。