- 販売開始日: 2019/02/26
- 出版社: 徳間書店(Chara)
- レーベル: キャラ文庫
- ISBN:978-4-19-900943-3
俺が好きなら咬んでみろ【SS付き電子限定版】
【電子限定版】書き下ろし番外編「諦め」収録。●人里離れた山中で、大量の血痕を残して刑事の親友が失踪!? 突然の死を受け入れられずにいたバーテンダーの沖野(おきの)。ところ...
俺が好きなら咬んでみろ【SS付き電子限定版】
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商品説明
【電子限定版】書き下ろし番外編「諦め」収録。●人里離れた山中で、大量の血痕を残して刑事の親友が失踪!? 突然の死を受け入れられずにいたバーテンダーの沖野(おきの)。ところが一か月後、目の前に死んだはずの菊地(きくち)が現れた!! 「俺は吸血鬼になったんだ」衝撃の告白に半信半疑だったけれど、首筋を舐める視線は、人ならざる気配を孕んでいる。捜査中に犯人に殺されたのに、肝心の記憶が欠落しているという菊地。二人で犯人捜しに乗り出すことに…!? ※口絵・イラスト収録あり
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男前同士
2019/08/07 21:02
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しま - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙に惹かれて読んでみたらとても良かった。
思い人のバーテンを守るため、吸血鬼になってまで戻ってきた刑事。
バーテンを狙い、刑事を殺した犯人を捕まえるまでの期限付きでこの世にしがみつくことを決めた刑事が格好いい。見た目もワイルドなジゴロ。
バーテンが刑事に対して素っ気ない態度を取る度に、別れが迫ってるんだからもっと優しくして!と思ったが、
その本心も察して愛し続ける刑事さんの包容力が凄い。何という男前。
バーテンに言い寄ってくる常連客達を調査していくシーンも緊張感があって面白かった。
酒を作る描写が良くて、バーテンの仕事中に帯びる魅力と相まって格好良かった。
このバーのカウンターの隅っこでずっと仕事姿を眺めてみたい。
この作品で一番好きだったのは、バーテンも男前だったところ。
この手の話だとバーテンは女性と見紛うような麗しい美人だったりするけど、こちらもしっかり男性で男女の恋愛とは違った気持ちの展開があって面白かった。
学生の頃から友情とも愛情とも意識せずずっと共にあるものだと思っていた刑事が突然いなくなって初めて自分の気持ちを意識してからの、バーテンさんの心の移り変わりが良かった。
のっけから不穏過ぎる…
2021/12/05 17:05
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桜橘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
導入部とか、吸血鬼になってしまった理由とか。めっちゃシリアスで。
でも、さすがの中原さん。しっかりオヤジ要素、ギャグが出てきた~!
吸血鬼もので、吸った血についてのアレコレが出てきたのは妙に現実的で。
バーテンしてて不摂生とか、生活習慣云々。
いや~こういう設定初めてで斬新!
吸血鬼が自分の好きな相手に血をもらって「不味い」とは。
笑える場面はちりばめられてるけど、根本的にはシリアス。
吸血鬼~ってのから想像してたファンタジー風味ではなく、なかなか生々しい描写ありです。苦手な人はちょっと注意かな?
むさいヴァンパイア
2021/03/15 13:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんなに男くさいヴァンパイアものは初めてだ、刑事の攻めが学生時代からの親友で想い人のためにヴァンパイアになって戻て来る。
口が悪く中身がオヤジの受けはバーテンダーで、彼に言い寄って来る常連客の中に犯人がいるところまでは分かっているのだ。
犯人を探し出したらヴァンパイアになった攻めは朝日を浴び灰になると言うが…
言葉はきついが攻めを大事にしている受けも、受けのためにヴァンパイアになってまでストーカーから守ろうと知る攻めも男前でカッコイイ。
吸血鬼になる
2021/01/05 05:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
ヴァンパイヤもの
主人公2人の年齢層の高さも見た目も好みです。
ヴァンパイヤの特性がひねりなくて、
通常とおりなのがむしろ評価高いです。
吸血鬼になった理由でもある
メインストーリー(ストーカー事件)も最後まで気になる状態だったし
「ニコイチ」な二人の関係も悪くない(むしろ好き)
バーでのやりとりとかも含めて雰囲気も良い。
なのに、若干全体的にしっくりこない感が否めない。
齟齬があるとかいうのではないから、表現が難しいのですが。
シリアスな話にコメディがのっている割合に
私の足元が不安定になっているのかなぁとか思いつつ。
なんとなく乗り切れないまま読み終わってしまったというのが正直です。
設定も登場人物もストーリーも好みなんですけどね。
なんかだからこそ今一歩感が否めないのかもしれないです。
余談ですけど、おっとり加藤さんのストーリーも気になるなぁ。