- 販売開始日: 2019/02/27
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-514766-5
壺中に天あり獣あり
著者 金子 薫
無限の迷宮を彷徨い続ける青年・光は、有限のホテルが建っているのを発見する。光は支配人として従業員を雇い、客を呼び込むポスターを貼りに行く。迷宮の中でブリキの動物を磨き、修...
壺中に天あり獣あり
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商品説明
無限の迷宮を彷徨い続ける青年・光は、有限のホテルが建っているのを発見する。光は支配人として従業員を雇い、客を呼び込むポスターを貼りに行く。迷宮の中でブリキの動物を磨き、修理しながら玩具屋で働く女性・言海は、ポスターを見て、ひとりホテルを目指すことを決意する――。人は生まれ落ちた迷宮から、外に出ることができるのか。小説の根源を問う、若き才能による大胆で緻密な野間文芸新人賞受賞後第一作。
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次作が楽しみです
2020/10/08 10:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マリリン - この投稿者のレビュー一覧を見る
作品に惹かれたのは光と影(陰と陽?)が織りなす情景。意識して書かれたとは思えない世界がただただ耽美で、最初に手にした著者の作品「双子は驢馬に跨って」を読み何となく感じていた事がようやくわかったような気がしました。読み解くとは別に心地よい世界に浸りたくて再読しました。ものの見え方を変えた作品。
閉塞感ある世界で
2019/04/18 19:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
広大な迷宮ホテルで生きる人々の偽物じみた生活
これは人の人生の縮図なのかな?
与えられた状況で目的を見つけ、達成されたら次に行け、みたいな。
それか、夢中になってやってても、ある日唐突に興味をなくしてしまうことはよくあるよね、みたいな。
んーとね、よくわかりませんでした。