七曲さんの偏屈さを受け入れられるかどうかが物語に入り込めるかのポイント
2019/07/06 08:01
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投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
続編物と知らずに購入したのですが…それでも十分に楽しめました!
七曲さんの個性が強すぎて、偏屈すぎて、ちょっと引くところもありましたが…
それでも、七曲さんの過去がわかり、息子さんとのエピソードによって人間味も見えて、可愛く思えたりして…笑
ただ、人によっては七曲さんと相性が合わない人がいるかも…。
『ライ麦畑』の回でもありましたが、この七曲さんのキャラを受け入れられるかどうかが、この話にのめり込めるかどうかのポイントだと思います。
(『ライ麦畑』…未読だったけれど、この本で読んでみたいと思わされました)
そして、麻友ちゃんとの関係がほのぼのして癒されますね。
恋愛ムードじゃないけれど、初々しくていじらしい。
麻友ちゃんが本を通じて、もっと前向きになれたらいいなと思います。
いろいろな人が関わっていくにつれて、俄然面白さが増していったので…続編が出るのでしたら読んでみたいです!
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず図書館が好きな私にはピッタリ。そして実在する小説が出てきたり、それで問題を解決することは、もっと好き。
前作面白かったので購入しました。
2021/03/28 21:40
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投稿者:あけみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作面白かったので、購入して読みました。登場人物が物語開始から終わりにかけて成長して行く様子が応援したくなりました。七曲さんが図書館に本を寄贈する話も色々感じました。また、近所トラブルになったおっさんも身近にいそうなタイプで最近増えてきているように感じたのは私だけかな(^_^;)
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シリーズの二冊目だということを知らずに読み終えた。一冊目がどんな話かわからないが、二冊目だけでも読める。
本好きの変わったおじいさんと本好きの中学生の、本の話。作中で本の話をしているのが楽しそう。
2019/3/19
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「自動販売機命令による仲介業務」
本を通して友好関係を。
こんなガチャガチャあったらやってみたいとは思うが、せめて何冊かは自分で好きなのを選びたいな。
本が好きな彼女にとってあの場はきっと天国の様な、凄く楽しい場所だったろうな。
「寄贈大作戦」
本を処分する魔女。
好きだからそこを職場に選んだ人間が好んで破棄を認めるわけないと分かっていても、直接言われたらショックを受けてしまいそうだな。
彼はただただ単純に本が好きなだけであり、自分が大切にした本達が誰かの手に渡り幸せになって欲しいだけなのだろうな。
「cafe-NANAMAGARI-」
古民家カフェもどきに。
自分自身が経験したからもあるかもしれないが、長い間人を見てきたからこそ即座に気付き後を追いかけたのだろうな。
彼は否定したが、彼の母親の発言や彼の過去に触れた話からしたら可能性は否定しきれないな。
「もってかない日」
小さないざこざから。
彼がどう思うのかは自由だがその価値観を他人に押し付けたあげく、人の触れて欲しくない部分をあえて声に出して言うなど酷すぎる。
彼等は子供だけで考えていたからこそ案が何処か抜けていたりしたのだろうが、大人が加わり本格的になった計画ならいい方向に向かいそうだな。
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本をテーマにした物語は気になります。
本や言葉に対する愛情を感じられる、好感の持てるストーリーでした。
でもしまった。前日譚があったとは。しかもそれ、ちょっと気になりつつ未読の本だった(気づけるタイトルじゃないし)。それでも問題無く読める本作だけど、やっぱり気になるなぁ。
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まさかもってけ屋敷の続編が出るとは。
読みながら他にも本が読みたくなる本です。
紹介の仕方がうまいよなぁと。
物語に即して本の紹介?があるんですが
これもぜひとも読んでみないと!という気分になります。
本を愛する変な老人の七曲さんと
その人の家から本を持ち帰ることを
約束させられた中学生の有季のお話。
目が話せません。
ほっこり暖かくなるような、いいお話でした。
またもや続編が出たら嬉しいな、と思います(*´∀`*)
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国語の長文読解を眺めるのが好きだ。
今年度県立高校の現国で採用されていた一冊。
入試問題にしてはちょっと軽めな文章に興味を引かれ、図書館で取り寄せ。
あまりにティーンな表紙に引くも、勇気を出して読み始める。
いいなあ。本好きな若者って。
リアルワールド以外に、別の世界で人生を生きられる、その楽しみを知ってる若者はいい。
さらに、その楽しみを同じ本好き仲間と共有できるなんて幸せ。
「本の力を借り」127pて、人と人とがつながる物語。
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最初はもっと軽い感じの子かと思った主人公がとてもいい子。麻友ちゃんが徐々に心を開いていく様子もいい。ただ、後半に出てきたお母さんのセリフに唐突な感じの話があってなぜ?と思って最後に背表紙の裏を見たら、前作があったんですね。。読みます。
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この本を読んだおかげで、広く知られていない本でも私たちに訴えてくれるものはあることを教えてくれました!
尾道には本好きで癖の強い白髪混ざりの老人七曲直という人が作った終活のための本の自動販売機がある。
鈴川有季は普通の中学生で学校の友達との会話もたわいもなく平凡に過ごしていた。それで…
本を絶対持ち帰らせるのでやっかいだが、本の自動販売機を作った、友達である七曲のところに通っていた。
ある時、保健室登校をしている繊細な森田麻友と2人で図書館の社会科見学をすることになる。
最初は何を話せばいいのか分からなかったが、七曲や周りの人のおかげもあってだんだん喋れるようになっていく。
七曲は有季と麻友の他にも図書館の管理をしている女の人や、七曲の家でやっている休憩所に来た男の人などによって、七曲の過去も解き明かされる。
この本は他の本などの内容を絡めている部分もあって、もっと本を読みたくしてくれます!
もっと語りたいですがネタバレが多すぎるのもなんなので、気になるかたは読んでみてください!!
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2022.11.10
読んでてウワーって恥ずかしくなったり、イヤー!ってなったりしたけど止められませんでした。
俺も現実世界で本好きの友達が欲しい(T . T)
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変なおじさんと、主人公少年の出てくる話。読むべきタイミングで実際にある本を登場人物に渡して、その本によって気づきや頑張りを得る流れでした。ボーイミーツガールならぬおじさんと少年の奮闘で楽しく読めました。
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読み始めたら、あの話の続編だった。
七曲さんは面倒くさいけど、本を愛するいい人だった。この先も本をいっぱい勧めてほしい。
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もってけ屋敷と僕の読書日記の続編。主人公、鈴川有季、中学3年男子。相変わらずご近所の本に埋もれた七曲家に入り浸ってます。同級生(有季は私立なので学校違う)の翔矢、きれいな保育士ひかりさんも変わらず登場しますが、こんかいはなんと同級生ヒロイン(になりそうな)森田さんが登場!これにより、結構面白く読めました。四回のトラブル…というか、まあ、なにかうまく行かないことあり、その度に有季が本と出会います。
「さぶ」山本周五郎
「ライ麦畑でつかまえて」サリンジャー、野崎孝訳、白水Uブックス
「空白を満たしなさい」平野啓一郎
「さがしもの」角田光代
一巻よりこちらのほうが読みやすかったかな。主人公の愚直さに馴れたからなのか、読みたい本ばかりだったからか。
図書館での廃棄が一つテーマになっていた。ホント、廃棄は嫌…なんだけど、確かに古いの捨てると本棚はリフレッシュするんだよね。捨てるときは心を鬼にすべし。
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もってけ屋敷と僕の読書日記の次のお話だと思います。
『さぶ』山本周五郎
『ライ麦畑でつかまえて』J・D・サリンジャー
『空白を満たしなさい』平野啓一郎
『さがしもの』角田光代
4つの作品を紹介しています。
全部未読なので、機会があれば読んでみようと思います。