- 販売開始日: 2019/03/14
- 出版社: NHK出版
- ISBN:978-4-14-081773-5
ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう
著者 スティーヴン・ホーキング(著) , 青木薫(訳)
天才理論物理学者ホーキング博士が生涯追い求めていたもの、それは誰にも解き明かされていない究極の問の答え(ビッグ・クエスチョン)だった。「人類は地球に住み続けるべきか?」「...
ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう
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商品説明
天才理論物理学者ホーキング博士が生涯追い求めていたもの、それは誰にも解き明かされていない究極の問の答え(ビッグ・クエスチョン)だった。「人類は地球に住み続けるべきか?」「AIは人間を超えるか?」など10の難問への見解に加え、死の直前まで書き続けた未来を生きる人々への熱いメッセージ。累計100万部突破、世界40か国で刊行決定の話題作!
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ホーキング著、青木薫訳という贅沢な組み合わせによる自然科学系読み物。期待どおりの充実の内容!
2019/08/31 21:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
2018年に亡くなられたホーキング博士が生前に書きおろされた最後の本。「神は存在するのか」、「宇宙はどのように始まったのか」、「宇宙には知的生命は存在するのか」、「タイムトラベルは可能か」、「人工知能は人間よりも賢くなるのか」、「ブラックホールの内部にはなにがあるのか」等々、10の難問に対するホーキング氏の見解が述べられています。
ホーキング氏はこれらの問題の「正解」を読者に与えようとするのではなく、敢えてちょっと過激な見解を述べることで、多くの人々にこれらの問題に関心を持ってもらい、自分なりの見解を持ってもらうことを望んでおられるように感じます。
「ビッグバン以前には”時間”そのものが存在しないのだから、”神”が宇宙を創造する時間もなかった。故に神の存在を問うことは無意味だ」、「コンピューターウィルスは生命であると考えるべきだ」、「核戦争、あるいは気候変動により次の1000年のいずれかの時点で地球は人間が住めない環境になるのは避けられないのではないか」、「人類は地球を離れて宇宙に目を向けなければ絶滅の危険にさらされる」、「人間が制御可能なAIでなければ、増大するテクノロジーの力とそれを利用する知恵との競争に敗れてしまう」など、警鐘を鳴らす見解が多いです。
AIにしても温暖化にしても、多くの人の無関心が最も危険であり、「科学を理解し、勇気をもって解決に向かて力を注ぐ世代が必要だ。勇気を持とう。知りたがりになろう。確固たる意志を持って困難を乗り越えてほしい」という一節が本書を通じて一番伝えたかった事ではないかと思います。
非常に広い分野にわたる問題を扱った本書の翻訳は青木薫さん。自然科学系の翻訳だったら、この人しないない!と思える人です。ホーキング氏と青木薫さんという組み合わせの本書、期待通りの内容でした。
希望の書
2021/08/05 20:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙やAIなどについて、ホーキング博士の考えがとてもよく伝わってくる本でした。人類の未来についてはどちらかというと悲観的。それでも、いやだからこそ、人類には宇宙進出の夢をあきらめてほしくないし、若者にはもっと科学に興味を持ってもらいたい、というホーキング博士の熱意をひしひしと感じました。難しい話もありましたが、大筋としては文系でも理解できるような平易な書き方で解説してあったと思います。博士自身の境遇を思えば、博士の言葉の重みを感ぜずにはいられません。博士が惜しまれつつ世を去って以降も、AIをはじめとする高度な科学技術は発展し続けています。博士の懸念が本物になる日も近いかもしれませんが、一方でAIと平和的に共存し、宇宙進出を遂げる、そんな素晴らしい未来がくればいいなと思いました。
どんな難問にも怯まず挑むことが博士の生き方だった
2020/12/15 10:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:永遠のチャレンジャー - この投稿者のレビュー一覧を見る
一昨年、惜しまれつつこの世を去った世界的に有名な科学者(宇宙理論物理学者)のホーキング博士が最後に遺した著作が、「人類の難問」(ビッグ・クエスチョン)10問に答えることだったとは、なんと勇気に溢れた行為だろうか。
序章では、わざわざ何故「人類の難問」(ビッグ・クエスチョン)を問うかに触れて、それ(常に問いを発すること)が博士の生き方そのものだったことが明らかとなる。
科学研究者にとっては根源的な情熱の源泉であろうし、不治の進行性難病に侵された身の上では「何故」「どうして」を益々繰り返すばかりであったろう。幸運なことに、発展・進歩を遂げた科学技術が博士の生命を救った。
博士は、「科学的発見のスリルと興奮を、できるだけ広く若い聴衆に届ける」伝道者に生まれ変わったのだ。
科学が自然哲学と呼ばれていた頃から、不変の「物理学の法則」(自然法則)と「神の役割」が問われて来た(第1問、神は存在するのか?)。
ホーキング博士の答えは明快で、神(創造主)なしで科学は物質とエネルギーと空間を材料に「宇宙」を造れる。なにしろ、宇宙創造(天地創造)に費やすべき「時間」さえもビッグバンで始まったのだから、と。
第10問(より良い未来のために何ができるのか?)に対しては、人類の抱えた懸案事項(地球温暖化、人口増加、資源枯渇、絶滅危惧種、再生エネルギー、海洋汚染、森林破壊、感染症の蔓延など)を列挙する。
そして、「人間の真摯な努力に限界はないはず」と考える博士は、人類延命のための移住先惑星の探査と人工知能(AI)の利用が未来を拓くと断言する。
「限界」という困難な障壁を自ら乗り越え、試練を克服して来たホーキング博士だからこそ、その楽天的見解が大いなる勇気を読者に与えて呉れる。
難問も神は解けない
2019/10/03 08:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nobita - この投稿者のレビュー一覧を見る
当たり前だが量子力学の回答はわかりにくい。でも本当にやる気が出る本である。高校生までに読むと人生が変わるかもしれない。
又核・気候変動・AIの脅威・を知り尽くした人だった。ビッグバン、量子力学の世界は同じ世界。
共通の世界勇気を持とう、知りたがりになろう、確固たる意志を持とう、困難を乗り越えてほしい。これがクエチョンの回答であろう。
ホーキング著、青木薫訳という贅沢な組み合わせによる自然科学系読み物。期待どおりの充実の内容!
2025/02/04 18:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
2018年に亡くなられたホーキング博士が生前に書きおろされた最後の本。「神は存在するのか」、「宇宙はどのように始まったのか」、「宇宙には知的生命は存在するのか」、「タイムトラベルは可能か」、「人工知能は人間よりも賢くなるのか」、「ブラックホールの内部にはなにがあるのか」等々、10の難問に対するホーキング氏の見解が述べられています。
ホーキング氏はこれらの問題の「正解」を読者に与えようとするのではなく、敢えてちょっと過激な見解を述べることで、多くの人々にこれらの問題に関心を持ってもらい、自分なりの見解を持ってもらうことを望んでおられるように感じます。
「ビッグバン以前には”時間”そのものが存在しないのだから、”神”が宇宙を創造する時間もなかった。故に神の存在を問うことは無意味だ」、「コンピューターウィルスは生命であると考えるべきだ」、「核戦争、あるいは気候変動により次の1000年のいずれかの時点で地球は人間が住めない環境になるのは避けられないのではないか」、「人類は地球を離れて宇宙に目を向けなければ絶滅の危険にさらされる」、「人間が制御可能なAIでなければ、増大するテクノロジーの力とそれを利用する知恵との競争に敗れてしまう」など、警鐘を鳴らす見解が多いです。
AIにしても温暖化にしても、多くの人の無関心が最も危険であり、「科学を理解し、勇気をもって解決に向かて力を注ぐ世代が必要だ。勇気を持とう。知りたがりになろう。確固たる意志を持って困難を乗り越えてほしい」という一節が本書を通じて一番伝えたかった事ではないかと思います。
非常に広い分野にわたる問題を扱った本書の翻訳は青木薫さん。自然科学系の翻訳だったら、この人しないない!と思える人です。ホーキング氏と青木薫さんという組み合わせの本書、期待通りの内容でした。