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電子書籍
松永久秀と下剋上
著者 天野忠幸 著
「戦国の梟雄」と語られた人物。だが主家や将軍殺し、信長との三度にわたる敵対など、その多くは事実ですらない。室町社会の家格秩序に挑んだ改革者として初めて正当な評価を下す決定...
松永久秀と下剋上
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松永久秀と下剋上 室町の身分秩序を覆す (中世から近世へ)
商品説明
「戦国の梟雄」と語られた人物。だが主家や将軍殺し、信長との三度にわたる敵対など、その多くは事実ですらない。室町社会の家格秩序に挑んだ改革者として初めて正当な評価を下す決定版。
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電子書籍
松永久秀の実像
2020/08/14 09:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
三好長慶の重臣としての久秀、義昭幕府の有力大名としての久秀など後世作られた梟雄のイメージとは違う久秀の事跡がよくわかった。
紙の本
印象変わる松永久秀
2020/02/04 01:28
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これを読むと松永久秀の印象はがらりと変わる。自分が今まで読んだ参考書や、数年前の教科書の次のような記述とはかけ離れていた。
13代将軍義輝は、三好長慶の家臣松永久秀に殺されるという有様であった【詳説日本史研究1983年発行】
(明応の政変)、これを機に細川氏が幕府の実権を握ったが、その後の権力争いの中で、実権は細川氏からその家臣三好長慶に移り、さらに長慶の家臣松永久秀へと移った【詳説日本史2016年発行】
この本によると、実際に13将軍義輝を討ったのは、三好義継(長慶の次の次の後継者)や松永久通(久秀の子)であり、久秀は京都に出陣すらしていないようだ。久秀は長慶から権力を奪ったのではなく、長慶の死後に失脚させられた後、織田信長と組んで盛り返した経緯はあるが、畿内の覇者である「天下人」にはなっていない。三好宗家には忠節を尽くしており、主君を主君と思わない暴虐ぶりを発揮した人物でもなさそうだ。
ということで、精緻な研究の成果であると思えるし、大変に勉強になる本である。おそらく今までの教科書の方が間違っているのだろう。
ただ、読むには少し胆力が要る。とんでもなく多くの人物に言及しているからだ。急ぐ人は13大将軍が討たれる「永禄の変」の項目から、もっと急ぐ人は最後の「久秀の実像」の項目だけを読めば、主旨は分かるだろう。
紙の本
松永久秀は忠義の人?
2023/09/04 10:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私の持っていた松永久秀という武将のイメージは主君・三好長慶を裏切り実権を奪い取った下剋上の戦国時代の代表人物、でも著者は松永久秀は忠義の人だったという、この本を読んで彼に対するイメージが変わった