電子書籍
ペリリュー島玉砕戦 南海の小島 七十日の血戦
著者 著:舩坂弘
中川州男大佐率いる1万余の日本軍守備隊は、4万4000の兵隊と数百の戦闘車両を投じた米軍と知略闘魂のかぎりを尽くして戦い、莫大な損害を強いた──最後の一兵まで勇戦した日本...
ペリリュー島玉砕戦 南海の小島 七十日の血戦
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
ペリリュー島玉砕戦 南海の小島七十日の血戦 新装版 (光人社NF文庫)
商品説明
中川州男大佐率いる1万余の日本軍守備隊は、4万4000の兵隊と数百の戦闘車両を投じた米軍と知略闘魂のかぎりを尽くして戦い、莫大な損害を強いた──最後の一兵まで勇戦した日本将兵たちの壮絶なる戦場と知られざるペリリュー洞窟戦を描く。
ペリリューから11キロ南下したアンガウル島での凄絶な激闘を経て、奇蹟の生還を遂げた「英霊の絶叫 玉砕島アンガウル戦記」の著者 舩坂弘によるノンフィクション戦記。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
引き継いでいかなければならない体験
2015/08/12 11:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:戦争を知らない戦後生まれ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中川州男大佐の米軍決戦前の地元民に対する対応を知り、涙が流れました。
戦後失われた侍魂だと思いますし、当時は特別なものではなく、
誰しもが持っていたものなのだろうと思います。
そんなきっかけから、よりペリリュー戦を知りたくて、本書を取りました。
こういった話を知っていくと、日本代表を「サムライジャパン」と簡単に言ってしまう風潮に疑問を感じます。
紙の本
ペリリュー島の戦いの記録
2001/01/23 11:23
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワクロー3 - この投稿者のレビュー一覧を見る
援軍もない孤島を死守する日本軍1万余。サイパン戦などの教訓を生かして、むやみな万歳突撃や玉砕を自粛して、洞窟陣地にこもり徹底的に防御しながら、攻める米軍に人的出血を強いる戦法を実行した。攻める米軍の死傷数が守る日本側を上回るほどの死闘を演じた戦いだ。70日間、文字通りの最後の一兵まで戦った日本軍。
海を60キロも泳いで機密文書を運ぶ兵隊。火炎放射にあぶられながら、戦う兵隊。物量に立ち向かうのは精神力だけ。米軍を島に一日釘付けすることで、祖国の防衛は強化される。1万人が350人になるまで抵抗し、そのための時間をかせぐ。そして最後の350人も突撃して全滅。この頑張りは無意味だっただろうか。
彼等自身が願ったような大東亜戦争の究極の勝利には結び付かなかったが…。この本を読んだ直後に、たまたま東京出張になったので、靖国神社に行ってきた。遺品展示コーナーには、ほかの戦場のように記念品の陳列はなく、ただペリリュー島の浜辺の砂だけが展示されていた。でも、こんな恐怖に満ちた戦いを現代日本人は、もう決してできないであろう。きっとできない。僕もできない。
祖国の永続的繁栄を願いながら多数戦死していったペリリュー島の記録を、この本で深く知ることができた。