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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
完結。
とても綺麗な物語だった。
いろいろなことを諦めて生きてきた身として。
やっぱり真辺はまぶしすぎる。
うっかり読み飛ばしてしまいそうなくらい、
あちこちに素敵な言い回しが散らばっていた。
階段島シリーズ完結
2020/12/17 21:51
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
階段島の物語なので、全部すっきりとして終わるわけではないけど、それがこの作品には合ってるのかな。正直、幸せいっぱいな大地や真辺と七草のその後とかちゃんと読みたかったこともあるけど…まぁ想像で補完します(笑)
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大地の幸せを探す模索を軸にしつつ、魔法をめぐってだいぶ観念的な話になってしまった感じがします。それでもお話をちゃんと完結させられるのは、この作者のすごいところですね。
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『階段島』シリーズがとうとう完結。
最初、シリーズが始まった時は、こういう方向に展開するとは思っていなかったので、巻が進むごとに楽しみだった。
次回作がどうなるのか解らないが、期待している。
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シリーズ最新刊。
自分は大分ラストの方から読みだしたからアレですが、いなくなれ群青から読んでいた人だったら感慨深いだろうなぁ。青春小説なんだけれどもチープな(本人たちにしてみればチープじゃないのかもしれないけれども)恋愛モノではなく、実際に起きているネグレクトをどう解決していくか、という重いテーマが裏にあってどう終わるんだろう?と思ってました。なるほど。でも確かに精神的支えとか逃げ場って大事だよねぇ、ウン。
あまりにもまっすぐで正しいマナベさんが苦手だったんだけれども彼女は現実の彼女に拾われて良かったな、とも思う。階段島の彼女は尖りすぎていてある意味怖かったので。理想のために理想を追いかける姿をバカだと笑うのか、愚直さをああはなれないと直視するのを避けるのか。そう言う意味ですごい痛い人だった。
でも読んでよかった、と思ったシリーズでした。探偵舎の方も楽しみだ。
それにしても作家さんってスゴイなぁ。10代を越えても作中の人物は10代のままだからその感覚で物を語らないとイカンのだもんなぁ~ スゴイ。
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「いなくなれ、群青」シリーズの完結作。「愛」や「友情」、「憧れ」という青春時代の重要な価値観を基軸にしつつ、「理想」と「現実」の狭間で思い悩む少年少女たちの物語。
魔法は誰にでも使えて、誰も使えなくなるもの。ただ、それがある内だけでも、守りたいものを守り続けることが、僕たちにできるささやかな抵抗なのだろう。
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長かった。
2014年からなので、もう5年になるんですね。
以下、ネタバレ注意。
途切れ途切れの記憶を辿りながらだと、どうも見えなかった部分はある。
「愛情」を預けてしまった母親と暮らす大地を、幸せにしてやりたい。
そこで、真辺は魔法の力で、母親が大地を愛するようなシミュレーションを何度も繰り返す。
失敗する度に傷つき、トライアンドエラーを繰り返し、やっと得た小さな幸せにも、満足しない。
そんな真辺の崇高さに、七草は感嘆しながらも、対峙する。
大きな幸せ、持続的な幸せという、たった一つの正解を探し当てるまで、トライアンドエラーを繰り返すのなら、真辺はこの世界から永遠に出られない。
それはつまり、シミュレーションが現実にはならないことと同じだと突き付ける。
彼女が壊れる前に、彼女を止めたのは七草だった。
小さな幸せを積み重ねた世界を持って、真辺は階段島を去ってゆく。
そして、七草は階段島に残る。
自分の中の不要なパーツを残していける世界。
不要なパーツたちが安心して暮らせる世界。
それは魔女である堀の、人に対する優しさから生まれた、少し悲しい幸せの世界だった。
その中で、七草は「何も捨てなくても、人は成長できるか」を目指そうとする。
受け容れるということは諦めだけではなく。
受け容れることが出来て、成長もあるのだと。
私なりに勝手に落ち着けたのだけど、今の自分にはこう思えると、スッキリする。
見たくない部分を切り離せたら楽で、現実世界と適応しない部分を、病的に遮断してしまわなければ生きていけない人もいる。
こんな自分だったらいいのに、と思うことはあって、でもそこに辿り着く道筋は、きっと切り離すことだけではない。
受け容れることは、難しい。
どうすれば、諦めたのではなく、受け容れたことになるのかは、正直分からない。
けれど、受け容れるべき部分があるのなら、それはつまり、切り捨てたかったパーツを明らかに出来るのなら、きっとそこから始められることがあるんじゃないかと思う。
後半は、本に対するレビューというより、七草の結論に対する個人的な思いになった。
随分、考えさせられたシリーズだった。
難しいけれど、面白い。
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完結編。
最後に何か感じるものがあるだろうと、惰性でここまで読んできましたが、結局何もありませんでした。最後まで何がしたいのかよく分からず終わってしまいました。
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皆に優しいのは、誰にも優しくないのと一緒だよ?
なんて10代の頃から云われ続けている。ひとによっちゃトラウマになるところだぞこれ。
欲張りなんだろうなぁ、と思うことが多い。
何かを捨てる、捨てない、
選ぶ選ばない、という道程で、
選ぼうとするものがひとよりも多い?
いや、正確には
選ばないと決めるものが極端に少ないのだ。
はふう、である。いやほんとに、はふう、だとは思ってんだよ?(笑
思ってんだけどさ。
さて。
一作目をタイトル買いしたのがもう五年も前なのかと思うとぞっとしますね。
シリーズ後半から少し観念的になってきたな、と思いながら、それでも青春小説として楽しく読めました。
それでも☆がある程度なのは、最終的な落としどころ、が自分はこれを選ばないなぁ、と感じてしまったからで。
例えばそう、シミュレートされたのがこの結末であるのなら、オレは次、を始めてしまうだろうと思ったから。
さて、オレには果たして、
壊れる前に止めてくれるひとは、居るのかね?
その前に人並みに壊れるのかね、これは。
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階段島シリーズも本巻にて完結。
これ読んでる同じ時期に、ちょうど涼宮ハルヒシリーズが文庫化してて、そっちも読み進めてるから、つい対比してしまう。
真辺は一人で突っ走ってるハルヒなんだ。
両人ともに自分の意志を貫き通してるけど、真辺は他人のあるべき姿を理想として突っ走って世界を変えようとする。
変数が他人なわけで、絶対に理想の世界にはたどり着かない。
七草は傍観者でありキョンなのだ。
ただし、キョンは傍観してなすがままに流されているけど、七草は傍観しながらも真辺の否定すべきところはキッパリと否定している。
シリーズは魔女だったり、家庭の事情のだったり、いろいろとテーマになっていたけど、
最後には真辺と七草の物語に収束する。
捨てたい感情を捨て、捨てられた感情が集まった島、階段島。
「嫌いだよ。でも、悪くないところもある。そんなもんだろ、自分自身なんて」
ラストが清々しい。
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人生に正解は無い。
人生に近道は無い。
群青色ってどんな色だっけってPCで調べたけど、こんな無機質な色なんかじゃなくて、自然界の中で見られる本物の群青色を見てみたいなって思った。
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階段島シリーズ最終巻。
1巻目からとても魅了され、最終巻の発売が待ち遠しく、買ってすぐに読んだ。
いままで、割と多くの本を読んできたけれど、ここまで「言葉の質」がいい本に出会ったことはなかったと思う。
この本を愉しむことができる頭を持ち合わせていて、本当によかった……。
河野さんのほかの作品も読んでみたくなりました。
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階段島シリーズ堂々の完結作。
階段とは人生の比喩なのでは、と単純に思いながら読み進めていたがなるほど、視野を広げ、星へ近づくという役割も担っている。
今作で初めて河野氏の作品に触れたが、氏の丁寧で繊細な言葉遣いは今まで出会った本たちの中で群を抜いているだろう。この繊細さがあるからこそ、階段島の人々は生きることができるのだろう。
この作品を「青春」というありふれた言葉で括ってしまっていいのか……という気もする。
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星を見る物語だった。それは手が届かない理想を求める物語。そして誠実を求め続けた物語だった。
6巻に渡る階段島シリーズの完結巻。本作を簡潔に総括することは大変な困難なのだけど、ワシはこの美しい言葉の群れに耽溺したと言える。
それは同時に、木を見て森を見ずになってしまっている、すなわちこの物語をまだ咀嚼できてないのかもな、とも思っている。それでもその木は美しく、特に突然現れる、カタルシスとも違う唐突な登場人物の言葉に心揺さぶられる。
人は何も捨てずに成長できるのか。捨てられた人たちの、捨てられなかった声に沈思する。
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何だか長かった割には、いまいちな終わりかただと私には思えてしまいました。
若くないせいなのか、何だかどんどん話がよくわからなくなりました。魔女がいっぱいで、魔法すらも貸し借りできてしまったり。真辺が何も捨てないという割には、階段島にいるのは何も捨てない真辺、で。ということは現実の真辺はそれを捨てたわけで。階段島にいる真辺が捨てない真辺だから辻褄は合うけど、何のために真辺は何も捨てない真辺を捨てたの?結局拾い上げた、と。あー、もうよくわからない。
優しいだの、幸せだの、読み心地はいいのだけど。
結局大地はどうなったんでしょう。最初に階段島に来た頃より不幸にはなっていないのだろうという解釈。
そして、最後七草は真辺と結婚したんだろうなという余韻。
階段島って、結局何だったの…。