ランクA病院の愉悦(新潮文庫)【電子特典付き】
著者 海堂尊
とんでもない医療格差が出現した近未来の日本。売れない作家の終田千粒(ついたせんりゅう)は「ランクC病院」で銀行のATMに似たロボットの診察しか受けられない。そんな彼に「ラ...
ランクA病院の愉悦(新潮文庫)【電子特典付き】
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商品説明
とんでもない医療格差が出現した近未来の日本。売れない作家の終田千粒(ついたせんりゅう)は「ランクC病院」で銀行のATMに似たロボットの診察しか受けられない。そんな彼に「ランクA病院」潜入取材の注文が舞い込む表題作。“日本一の健康優良児”を目指す国家プロジェクトに選ばれた男の悲喜劇「健康増進モデル事業」など、奇抜な着想で医療の未来を映し出す傑作短篇集。『ガンコロリン』改題。※【電子版あとがき】をはじめ、ストーリー上の出来事が一目でわかる【桜宮年表】や【作品相関図】、小説・ノンフィクション作品の【海堂尊・全著作リスト】、小説作品の【「桜宮サーガ」年代順リスト】など数々の電子版特典を巻末に収録!
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渡海がグッド!
2016/11/28 21:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Zero - この投稿者のレビュー一覧を見る
血まみれ将軍とブラックペアン渡海の短編があるので、ファンなら損をしない。且つ旧表題作の『ガンコロリン』や新表題作の『ランクA』など、悪夢的近未来医療小説としてもレベル高し。
海堂さんの短編
2016/11/15 20:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.健康増進モデル事業 2.緑剥樹の下で 3.ガンコロリン 4.被災地の空へ 5.ランクA病院の愉悦
海堂さんの短編を読むのは初めてかも。2.と4.はおなじみのメンバーでこんな繋がりが・・・というパターン。3.のサンザシ薬品がガンコロリン本舗に名称変更とは、笑っちゃいました。別宮葉子がここにも登場してるし。1.および5.は有り得そうで笑って済ませられないな、と思った。
ワクチンの一冊
2016/07/02 03:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ランクA病院の愉悦』は海棠尊には珍しい短編集で、ほろ苦いユーモアにあふれた短編が5本収録されています。表題作は本のラストを飾っています。その他の作品は、『健康増進モデル事業』、『緑剥樹の下で』、『ガンコロリン』、『被災地の空へ』です。
この本のあとがき「作家十年目、おまけのあとがき」で作者はこの短編集について「私は愛国者なので日本にワクチンを打っておきたいと考えている。この短編集もそんなワクチンの一冊である。ここに書かれた物語はフィクションだが絵空事ではない。そう思って心して読んでほしい。」と語っています。
実際『健康増進モデル事業』、『ガンコロリン』、『ランクA病院の愉悦』の三作は日本のあり得る近未来の姿が描き出されており、現在の私たちへ向けて警鐘を鳴らしているように理解できます。
もしかして将来は
2024/03/08 09:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めてこの作家の作品を読んだ。
作家自身が医師とのことで、その立場での知識と葛藤と色んな方面から書かれている5篇の短編集。
表題の短編に同じ診断でも、やはりAIでなく人間の声を通しての診断が安心感に繋がるとつくづく感じられたが、人手不足もままならない将来、これもあたりまえになるのかと思うと、やるせなくなった。