紙の本
平成概観
2019/08/02 16:34
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投稿者:もやみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
平成生まれの20代読者です。
なんとなく母親や歴史の教科書で見た・知ったようなことを、生きている言葉で知ることができる1冊です。
お二人の経験談中心であったのも、楽しむことができた要因の一つだと思います。
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
近代史と現代史の代表的な二人が対談したその模様。今そしてこれからの時代どのように乗り切るかその参考にするることが出来そうだ。
電子書籍
平成の過ち、失敗
2021/08/04 06:12
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
それってなんだろう、というのが第一印象でした。日本が、平成の時代に出来なかったことや、令和にやるべきことが色々と書かれています。象徴天皇制度とか、日本と軍隊、核兵器が持てない国であることの詳細も。
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
平静を振り返って、平成の反省点などを見つめなおしているので、平静を思い出すのにいいですね。反面教師にしてほしい。
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平成の失敗を超えて、というサブタイトルがついた対談本。
改めて平成時代の中で何がまずかったのか?次に活かせるものは無いのか?とルックバックするための本である。
平成時代は平和だった故に危機管理という側面では非常にまずかった、というのが第一印象である。
また、それ以外にも、経済史や天皇論など、ぞれの章で少し深めの考察をいただくことができ、そこにこの本の価値があるのではないかと思う。
日本が令和時代に引き継いでしまった解くべき課題を知りたい、整理して確認しておきたい、という方は目を通しておくと良さそう。
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2020/06/19令和を生きる半藤一利
平成のキーワード
デフレ閉塞感
災害 内平外乱
インターネット
小選挙区制の弊害ヒットラーを生む
原発の失敗ドイツメルケル首相は撤退日本は脱原発に舵を切れない
情報過剰の中で視野は狭くなり、情報のタコツボ化
全体主義国力が弱く社会が混沌思考停止や復習が復習が1種の幸福感自分で考えるのは疲れるエーリヒフロム自由からの逃走
昭和天皇独白録
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昭和の歴史探偵「半藤一利」さんと、いまやTVを含めてたディアを代表する「池上彰」さんとの対談集。平成は「失われた30年」と言われるが、それはほぼ自分の会社員人生と重なる。自分の会社人生を否定されているような気がして、「失われた30年」というと「なんだかなぁ」という気持ちになるが、令和に改元するにあたり平成を振り返るのは悪くないし、この2人の見方なら聞いてみたいと思って手にした。
平成という時代をキーワードで表現すると、半藤さん、半藤さんの友人、そして池上さんは次の通り。
・半藤一利さん :「災害」「平和」「インターネット」
・半藤さんの友人:「大衆の消滅」「情報革命」「共感」
・池上彰さn :「閉塞感」「内平外乱」「インターネット」
なるほどな。それぞれの見方はあるけど、やはり共通の部分もあるなと思う。3人に共通しているのは「インターネット(情報革命)」。やはり世界を変えたのだと思う。
自分が挙げるとしたら何かなと考えてみる。「インターネット」「グローバル化」「構造変換」かな。まだ、独身だったころにNTのサーバーを部屋に立ち上げていたことを思い出す。
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以前から両氏の著作は追いかけてはきたけれど、まさかこの2人が対談して、それが1冊の本になるとは思わなかったよ。ざっくり平成30年間を振り返る内容で、手に取る前の期待は裏切られなかった。おなじみの池上解説&半藤史観。
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31歳から61歳までの自分の会社生活と重なる。識者のお二人が、政治、災害、原子力政策、ネット社会
、カルト、戦争、日本経済、天皇制の切り口から討論、面白かった。
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6章に日本が「地政学的に武力で守れない国であること」、「核兵器を持てない明々白々な理由」が書いてある。なるほどなぁ、こういう説明は、初めて読んだ。
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平成について識者が語るとこんなに面白いか、と感心した。半藤氏は多くを昭和まで遡っている。
二人共に、客観的な事実と身近な体験を元に語っているので説得力がある。昭和史の泰斗たる半藤氏が悠仁親王に歴史の講義をしたというエピソードはホッとする。
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これからの未来を議論するために、歴史を紐解いているため大変勉強になった。
私は原子力について、経済が活性化するためには必要なものだと考えていたが、第五福隆丸の事件等を知り、考えを改めさせられた。
人がコントロールできないものは必ず問題が膨れ上がる。
また、ネット社会となったことで人の考えが偏ることも議論されていた。情報や人の意見を鵜呑みにせず、自ら考え、編集していく力が大切だと感じた。
核問題については地政学を用いていた。最近よく聞く地政学についての話を聞き、興味を持つきっかけにもなった。
歴史や地政学、文化への理解が未来を予測するためには必要だと感じた。こうした背景知識を基に情報を編集する力を身に付けていきたい。
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戦争と地政学。安倍政権の言い換え。天皇制の大切さ。カルトはなぜ生まれたか。バブルに騙されてはいけない。如何によって地獄にもなれば世界一に立派な平和国家にもなり得る、それが令和。
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電車で手軽に読めそうな新書ということで借りてみた対談本。
要は平成の30年はこんなことが起きて、こんな時代だったねと、災害やテロや国際情勢、平成天皇などについて語っている本。
面白いなと思ったのは次の二つの問いかけ。
平成を3つのキーワードで表現すると?
半藤さんは「災害、平和、インターネット」、池上さんは「閉塞感、内平外乱、インターネット」。
自分ならなんだろう。インターネットは入るな。生活が激変だ。仕事柄、公共の役割変化も入れたい。土木中心から、福祉、さらには少子化、婚活まで担当してきた。なんでもありだ。あとはなんだろう、携帯電話はインターネットに近いかな。災害といわれても、平成の特徴なのかどうか実感がない。平和もそう。グローバル?これはあるかも。
二つ目は、天皇制は必要だと思いますか?の問いかけ。
うーん、なるほど。
象徴天皇は、直接生活に何か関わってくるわけではないし、そんなに意識することもないが、やはり総理大臣よりも日本の代表という感じがするし、なくすというイメージが湧かない。なんというか、首里城と似ていて、どこか心の拠り所になっているのかもしれない。
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日蓮宗は伝統的な宗教を激しく批判して支持を集めた。創価学会、立正佼成会を含む新興宗教は大体法華経、日蓮宗系。
1985年のプラザ合意以降、東京には海外の企業がどんどん進出して地価が上がった。民営化されたNTT株が売り出されて、株取引ブームが始まった。企業は新株発行によって莫大な資金調達が可能になり、新規事業へ投資しても余った金で土地や株が買われた。その繰り返しでバブルになった。
非正規労働者の数は、平成の初めには880万人(労働者の19%)だったが、平成30年には2120万人(38%)になった。