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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2019/07/11
  • 販売終了日:2021/08/02
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春e-book
  • ISBN:978-4-16-391054-3
一般書

電子書籍

夏物語

著者 川上未映子

世界十数ヵ国で翻訳決定!生まれてくることの意味を問い、人生のすべてを大きく包み込む、泣き笑いの大長編。著者渾身の最高傑作!大阪の下町に生まれ育ち、小説家を目指し上京した夏...

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夏物語

税込 1,629 14pt
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商品説明

世界十数ヵ国で翻訳決定!
生まれてくることの意味を問い、人生のすべてを大きく包み込む、泣き笑いの大長編。
著者渾身の最高傑作!

大阪の下町に生まれ育ち、小説家を目指し上京した夏子。38歳になる彼女には、ひそやかな願いが芽生えつつあった。「自分の子どもに会いたい」――でも、相手もおらんのに、どうやって?

周囲のさまざまな人々が、夏子に心をうちあける。身体の変化へのとまどい、性別役割をめぐる違和感、世界への居場所のなさ、そして子どもをもつか、もたないか。悲喜こもごもの語りは、この世界へ生み、生まれることの意味を投げかける。

パートナーなしの出産を目指す夏子は、「精子提供」で生まれ、本当の父を探す逢沢潤と出会い、心を寄せていく。いっぽう彼の恋人である善百合子は、出産は親たちの「身勝手な賭け」だと言う。
「どうしてこんな暴力的なことを、みんな笑顔でつづけることができるんだろう」
苦痛に満ちた切実な問いかけに、夏子の心は揺らぐ。この世界は、生まれてくるのに値するのだろうか――。

芥川賞受賞作「乳と卵」の登場人物たちがあらたに織りなす物語は、生命の意味をめぐる真摯な問いを、切ない詩情と泣き笑いの極上の筆致で描き切る。

ページを繰る手が止まらない、エネルギーに満ちた世界文学の誕生!

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みんなのレビュー231件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

夏さんの物語

2021/04/05 12:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る

書きたいテーマが見つかったときに、だったら前の作品のあのキャラクターが使いたいって
思ったんでしょうか。
前半は「乳と卵」のリライト
後半は新規のストーリー。
最後が、おもったより普通でした。

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紙の本

本屋大賞ノミネート

2021/02/01 02:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

2020年本屋大賞ノミネート。38歳、独身、行き詰まった小説家夏子の“生”を窮極まで描いた大長編。自分の子供に会いたいという漠然とした思いからパートナーなしでのAIDの道を実体験者と接触し思索していくずっしり重いテーマ。二部構成で、一部の家族についての回顧はめちゃくちゃ笑える譬喩や、不思議な観点からの表現が多く面白かった

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紙の本

辛すぎて読み進められない

2020/08/29 13:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くつした - この投稿者のレビュー一覧を見る

母子家庭で貧困だった主人公の描写が辛すぎて読み進められていません。これから先も様々な辛い出来事が待っていそうなので、精神的に大丈夫な時にしか読めないと思います。

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紙の本

ザ・等身大!ザ・リアル!

2020/04/21 20:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぼぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る

文体は、文学作品に比べると少しぎこちない感じがするかもしれないし、無骨に思うかも知れません。また、最初はつまらないと思うかもしれません。でも、我慢して読み進めて欲しい。
悪い意味での小説臭さ、「作ったんやろう」感が全く無いのです。描かれている情景、感情はひたすらリアル。特に、自分が「何かをしたい」と思案しているときや、思いが浮かび上がってくるときの心の動きが、とても自分に似ていました。
等身大の自分を曝け出す、というのは難しいもの。でも、どれだけ無骨で、ごつごつしていて、生々しくても、自分は自分。自分を受け入れて、進んでみようと思わせてくれる作品です。

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紙の本

多様な生命の価値観

2020/04/08 22:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

結婚や家族に捉われずに、子を持とうとする夏子の生き方に共感できます。生物学上の父を探す、潤とのコントラストも際立っていました。

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電子書籍

最終的に好きな結末でした。

2019/08/13 10:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さくら - この投稿者のレビュー一覧を見る

みんないい加減に生きてきて、つまづいて、人に迷惑をかけて。自分がしたいことを追求している。「この世界に誰一人として望んで生まれてきたひとはいない」
自分がやろうとしている事は、最初からぜんぶ間違っている事かもしれないけれど、忘れることにしないで、間違うことを選ぼうと思います。夏目夏子の決意。受け止めました。

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紙の本

大きな意思と強さで語られた作品

2019/12/02 17:21

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

SNSで「いいね」する人じゃなくて、困ったときに側にいてくれる人が大切、そんな人間関係もキャリアのひとつだ。女性が子供を産むことをめぐって、さまざまな意見が響き合う、出産の倫理に関して真摯でシリアスな物語。子どもを産むこと、生まれるということについてのあらゆる声、声、声。子どもを持ちたいと思わない人でさえ引き込まれるのではないかと思った。だってみんな生まれてきたのだから。女性の視点で反出生主義について触れていて、贅沢なほど女性性が詰め込まれている。読者に「あなたは?」と強く思わせ考えさせる小説。親になったこと親であることは私のエゴではないのか?日頃の、昨日の、自分の言動を振り返り、心のうちを覗き込む感覚が、読み終わっても続く。

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2019/08/20 06:07

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2020/01/07 08:52

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2020/06/30 15:40

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2019/07/16 23:00

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2019/07/10 22:01

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2019/09/17 10:46

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2019/10/03 02:05

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2019/08/27 02:39

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