歴史と科学的空想
2022/10/10 09:51
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投稿者:令和4年・寅年 - この投稿者のレビュー一覧を見る
太平洋戦争が1945年8月15日に終結していなかった。歴史はこうでしかありえない、その事実をまげてはならない、からの、小説家の科学的空想が歴史を縦横無尽に駆け巡る。
久しぶりの小松左京
2019/08/06 20:59
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投稿者:テツ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作『地には平和を』を読みたくて購入。1945年に終戦を迎えなかった日本と、その日本に生きる少年兵を、そして「本当」の歴史なら君はどんな未来を生きたのかを描く小松左京の実質的なデビュー作。これがほぼ60年前に素人が創り上げた物語なんだということに驚愕する。今でも全く色褪せないテーマとストーリー。絶望的な歴史のIFを提示することで今日の平和について無理強いせずに考えさせる力。物語の面白さと力を実感できました。小松左京は久々に読みましたが良いな。掲載されている他作品も全てが素晴らしい。
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小松左京作品をちゃんと読んだのは初めてだと思います。ショートショート「ある生き物の記録」は「誤解」とかいくつか既読の作品があるのでアンソロジーとかで読んだのかもしれません…記憶違いでなければ。
ハードなSFで好みでした。日本を、人を諦めたくない…何度でも戦争や災害の危険を警告する、そんな作品が多かったように感じます。地球や日本が消滅したり、消滅していたりする世界がたくさん。
加えて、自動車の描写が印象的でした。自動車を信用していないのかな。平城京建設のお話も好き。
長編も読みたくなりました。星新一さんのショートショートはSFなのもそうでないのもあるので実写もいけるけど、小松左京さんのショートショートはSF色が強いのでアニメの方が合うのかも。GAINAX制作のアニメも観たいです。
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「100分de名著」の小松左京スペシャルの第一回テーマ。
初の小松作品で、SFは馴染まないことが多かったが、短編だし初心者の自分には良かった。
表題作は、戦争体験の描写がなかなかに生々しく陰鬱で、自分たちの生活がその時代の後に紛れもなく続いているのを再認識した。もしも、の掛け違いがあったなら、まだあの世が継続していたかもの想像は、何より恐ろしい。
他は、コップ一杯の戦争がシニカルで好き。
あれくらいの気軽さで、世界が崩壊に向かったとしても今の世界ならあり得るかも。ゾッとする。
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乱歩の少年探偵やルパン、ホームズはさておき、文庫本に出会って、最初に夢中になったのは星新一である。
そして、その解説やエッセイなどで、小松左京の名前には触れていたし、書店に行けば、カッパノベルスで、「日本沈没」が平積みされていて、映画やテレビドラマ、さいとうたかをによって、劇画化もされていた。
そして、確かスターウォーズと同じ年に「復活の日」が映画化された。
その頃、文庫本の世界でも、小松左京ブームがあったと思う。
僕は新潮文庫の「はみだし生物学」角川文庫の「怨霊の国」集英社文庫の「ある生き物の記録」「読む楽しみ語る愉しみ」講談社文庫の「宇宙人のしゅくだい」などを読んだが、有名な長編小説は一つも読んでいない。
今回、100分で名著という番組で、小松左京が取り上げられているのを知り、急遽「地には平和を」を探した。
ハルキ文庫には無くて、河出文庫にもあったが 角川文庫で、復刊されていたのでこれにした。
番組で取り上げられている「ゴルディアスの結び目」も角川文庫で復刊されている。
収録作品で、「地には平和を」と「日本売ります」は初読だが、「ある生き物の記録」は昔読んでいる。それにも関わらず、キングの時と同じで、どの作品も一つも覚えていない。
こうなると、読んだというのは何であるのかと、思ってしまう。
食事と同じで、食べた時は美味しいが、そ、の時だけの刹那的なものなのだろうか。
まだ未読なのだが、新潮文庫で、「やぶれかぶれ青春記」が復刊されていたので、買ってある。
今は無き、旺文社文庫で僕はこの本を読んだ。
これも、大部分は忘れているだろう。
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本作のような風刺が失われている現代。切れ味鋭い風刺は、鮮やかに世相を映し出し、人々に気付きをもたらす。薄っぺらな情報に溺れ、権力と資本に流されていては、地についた平和を手に入れることは決して叶わない。
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小松左京のSF小説である。
戦争の苦しい経験をした著者からの、現代に対する風刺が利いているが、当然ながらSFであるので、論理の飛躍がみられる。
後半に短編小説がいくつも乗っているが、これだけ短い文章の中にも大きく視点を変える試みがされており、面白かった。
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小松左京は「日本沈没」や「復活の日」などの長編が有名だけど、中編や短編の方が面白いと思う。
小松左京の文庫本が本屋の書棚に並ばなくなって久しいが、
この人の作品が日常的に当たり前に手に取れないのが、残念でならない。
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先生に勧められて、小松左京さんの本を初めて読んだ。短編集ということもあるかもだけれど、ちょっと内容の詰めた星新一さんみたい。
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端的に言うと、時代と共に古びた凡作集。
表題作は日本が太平洋戦争で降伏しなかったらというIFもの。この話は戦争で生き残ってしまったという戦後の日本人の罪悪感を慰撫する作品。実際にアメリカに占領された後まで描けていないのでSFとして微妙。というか史実としての沖縄戦の話読めば事足りる気がする。
「日本売ります」もよくある話で、この本の中では一番面白いけど、歴史に残す程の作品ではない。
残りのSSは全部同じようなネタ、オチですぐ飽きる。
天下の小松左京と言えどもダメなもんはダメ。
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読み終わるのに3週間もかかった。
ホラーじゃない小松左京は苦手なのかも…
SFショートショートも難しい話が多くてあんまり楽しめなかったな
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初期作品群を改めて読むと、多くの小松左京さんの作品の根底には、戦時の暮らしの体験が色濃く込められている。もう少し年齢が進んだら、自分も戦場に出て死ぬのだと思って暮らしていた10代。それが突然肩透かしに終わり、手のひらを返した様な世の中がやってくる体験。
いま、読んでよかった。
後半の短編集は、こんなに星新一ばりの作品も多かったのかと再発見した気持ちになりました。
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時間移動、タイムスリップ系のSFの大家、小松左京のここから始まった、
「もし、あのまま戦っていたら、太平洋戦争で日本が降伏せず戦い続けたら、どうなっていたか?」という作品。
なるほど、夢想するだにむごく厳しいことだ。
わたしは4歳だったから知らなかったけど、後から母に聞いたところによると、「こうなったら、家族四人で死ななければならない」といったとか。父34歳母26歳、普通の勤め人、疎開して田舎の辺鄙なところに住んでいたのだが。
まして、中学生だった作者、柔らかい頭の中に埋め込まれた気持ちの持っていきどころがなかっただろう。
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表題作はともかく、ある生き物の記録となる ショートショート集が全く面白くない。読んでるうちに自分は小松左京が好きではないのだということに気がついてしまった。SF としての発想 も 取ってつけたような 生半可な 科学知識をはべらしているようにも見えるし社会風刺的なことも言うのだけど どうにも表層的でうすいのだ。ボキャブラリーも多いように見えないし 読点だらけの文体も嫌いだ。
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《目次》
「地には平和を」
「日本売ります」
「ある生き物の記録」:
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