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「うつ」は炎症で起きる
著者 著者:エドワード・ブルモア , 翻訳:藤井 良江
うつ病になるのは「心」のせいだけじゃなかった。精神医学の世界的権威が最新理論をわかりやすく解説。数十年にわたり進展がほとんどなかったうつ病研究に、いま、革命が起きている。...
「うつ」は炎症で起きる
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「うつ」は炎症で起きる
商品説明
うつ病になるのは「心」のせいだけじゃなかった。
精神医学の世界的権威が最新理論をわかりやすく解説。
数十年にわたり進展がほとんどなかったうつ病研究に、いま、革命が起きている。
もっぱら「心」と「脳」の病気と考えられていたうつ病が、実は身体の炎症に原因があるという証拠が次々と挙がっているのだ。
社会的ストレスから発症するうつ病も、ストレスによって炎症が起こることが原因と考えられる。
近い将来、精神科医はうつ病の診断に炎症を調べる血液検査が使うようになり、検査結果からその患者に最適の抗炎症薬や免疫療法を選択して処方するようになるかもしれない。
既存の抗うつ薬で効果がなかった患者に、救いがもたらされる可能性は大きい。
数多くの人々を苦しめる病気の治療に見えてきた、革命的進展の兆しと将来への展望を、世界的権威がわかりやすく解説する。
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脳の異常ではなく、炎症という「身体の」異常に着目した考え方
2020/02/24 16:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
「うつ」のような精神の病は脳の問題として扱われていましたが、1990年頃からは身体の炎症に起因するという見解が広まりつつあるようです。炎症は身体の異常ですが、免疫系を介して脳にも影響を及ぼすことがわかったことが大きな要因のようです。
従来の臨床では、身体の病は内科医、精神の病は精神科医というように二分されるのが主流のようです。一方、著者は内科医と精神科医の両方を経験していることもあり、両者の視点を取り入れて「うつ」の原因を探っています。本書で述べられているのは著者の持論ですが、一考する価値のある論理だと思います。
炎症が本書のキーワードです。本書でも簡単に説明していますが、免疫学の基礎知識(マクロファージの働きなど)がある方が読みやすいと思います。
なお、表題の「炎症」はストレスを含む広義の意味だと思いますが、『うつは炎症でも起こり得る』の方が主旨として合っている気がします。
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ウツは炎症……
2021/08/04 22:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり聞いたことの無い説でしたが……。しかし、翻訳の医学に関する書物は、分かりにくいのが多かったけど、この本は分かりやすいですね。読みやすかったです