電子書籍
星を継ぐもの 4
著者 星野之宣 , J・P・ホーガン(原作)
巨編ついに完結! 描き下ろしカラー追加!月面で見つかった五万年前の死体。木星圏で発見された百万年前の宇宙船と巨躯の宇宙人。かつて存在した第五惑星ミネルヴァ。そしてミネルヴ...
星を継ぐもの 4
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星を継ぐもの 04 (BIG COMICS SPECIAL)
商品説明
巨編ついに完結! 描き下ろしカラー追加!
月面で見つかった五万年前の死体。木星圏で発見された百万年前の宇宙船と巨躯の宇宙人。かつて存在した第五惑星ミネルヴァ。そしてミネルヴァで進化した人類の子孫たち--すべての謎が鮮やかにつながる完結巻! ガニメアンの科学者たちが「巨人たちの星」目指して去った後、国際平和委員会=ジェヴレン人が突然牙をむいた! 地球への総攻撃の時が迫る!?
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紙の本
星野之宣流「星を継ぐもの」完結編
2012/09/30 13:28
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る
J・P・ホーガン原作の”巨人たちの星”シリーズ(「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」)をマンガ化したもの。
今回で完結する。
ジェヴレン人(ランビア人との末裔)の存在と、彼らが人類を支配しようと策謀を巡らしている事に気付いた主人公たち。
一方、シャピアロン号の巨人たち、ガルース船長らは、自分達の末裔がその対立の元を作ってしまった事に気付き、どちらにも加担せず、去っていこうとする。
武力面では話にならないほど差があるジェヴレン人に対して、どのように対抗していくのか・・・。
「星を継ぐもの」の方は何度も読んだので、ストーリーをよく覚えているが、他の2作については、記憶がかなり曖昧なので、どの部分がどのようにアレンジされているのか、といった楽しみ方はできなかった。
先日、後日譚である「内なる宇宙」を古本屋で入手したので、今度、それも含めて読み直してみたい。
印象的だったのはジェヴレン人のヴェリコフに協力するように説得するシーン。
ちなみにこれまでのすべての「謎」の種明かしにもなっている。
ヴェリコフの説得はガニメアンのガルース船長が行う。
その説得に用いた方法は「真実を語る」こと。
目の前の損得ではなく、そもそもの始まり、自分達(の末裔)が行った暗部も包み隠さず話した上で、協力を求めた。
(捕まって、カマをかけられたとはいえ、ヴェリコフは一度、ジェヴレン人側を裏切っている、というのが底辺にはあるが)
不都合な事は無かった事、もしくは過小に扱い、都合のいい事は針小棒大にして語る事は誰にでもできる。
が、真実を語る事は、そう簡単ではない。
本当は一番の近道なのかもしれないが、一番、勇気がいる事なので、そうできない事が多い。
どこかの国で話題になっている問題も、お互い自分にとって都合のいい事ばかり言っているうちは決して進展しないだろう。
ところで、原作では「星を継ぐもの」のラスト近くでダンチェッカー教授が論理的考察だけで真実に近い所まで迫るシーンがお気に入りだったのだが、マンガではアレンジされ、別の人物に持っていかれてしまったのが少々、残念。
ダンチェッカー教授のようなキャラは好きだっただけに・・・。
(実際にいたら、敬遠してしまうかもしれないが)
紙の本
やっぱり星野さんはいいよね
2012/12/23 15:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
星野之宣さん久々の長編SF、というだけで、買いです。
JPホーガンの原作は有名ですけど今まで読んだことがなかったのですが、星野さんの漫画化を機にシリーズを一気に大人読みしました。
超絶技巧、今も変わらないです。まだまだ、意欲的な挑戦をお願いします。
紙の本
「巨編ついに完結!!」この一言に尽きる
2012/11/17 23:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
星野之宣が、あのホーガンの『星を継ぐもの』をマンガ化したというだけで、いろいろと期待をして買い求めてしまった。しかし、それもこの第4巻で完結となった。もとの小説が既に出来上がったものとしてあるのでそんなに長編になるわけではないだろうとは思っていたが、最近のマンガは冗長傾向にあるので、4巻で完結してしまうと意外と短いと感じてしまう。
だが、内容は充実している。
これまでは太陽系や人類の成り立ちを説明しなければならなかったところもあり、少し解説風に流れるところもあったが、ここへ来て仮説や理論で過ぎていくだけでなく、活劇も含めて話が面白いように進展し、そして終わりへと向かうので一気に読んでしまった。
途中に収められたカラーページも、ちょうどいいアクセントになっている。この単行本化に際してカラーページが描き下ろされているのには、このアクセントとしての意図があったのかとも思えてしまう。
完結してしまうと、何かあっけなかったようなところもあるけれど、十分にホーガン『星を継ぐもの』を見て楽しむことが出来たのではないだろうか。
紙の本
最終巻、”お付き合いありがとう”な一冊。
2013/03/15 21:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aiyuarr - この投稿者のレビュー一覧を見る
初巻以来、出だしのめくるめく「謎」解きから
中盤の「スペクタクル」まで、
SF作家として星野さんは本当に素晴らしい……!!
――で、「終盤」まで“これはスゴイ!!”と
思わせてからの「Ending」が ”へなちょこ”です。
この作家さんは、「終わり」のまとめ方が
昔から上手くないのですね。
短編にある「洒脱さ」に比して、長編になるほど
「END」ページで失望する事になるから、
J.P.ホーガンの小説原作ファンや
“SF漫画家”星野さん好きは
“最終巻”は期待に胸を膨らませたまま
読まないことをお勧めする。
イヤ、マジで。
その方がイメージ膨らみます。