事大主義―日本・朝鮮・沖縄の「自虐と侮蔑」
著者 室井康成 著
事大主義とは、強者に追随して保身を図る態度である。国民性や民族性を示す言葉として、日本や朝鮮、沖縄で使われてきた。本書は、福沢諭吉、陸奥宗光、柳田国男、朴正熙、金日成、司...
事大主義―日本・朝鮮・沖縄の「自虐と侮蔑」
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商品説明
事大主義とは、強者に追随して保身を図る態度である。国民性や民族性を示す言葉として、日本や朝鮮、沖縄で使われてきた。本書は、福沢諭吉、陸奥宗光、柳田国男、朴正熙、金日成、司馬遼太郎などの政治家や知識人を事大主義の観点で論じ、時代の変遷を描く。日本への「島国根性」という批判や、沖縄への差別意識はどこに由来するのか。韓国と北朝鮮の相剋の背景は何か。自虐と侮蔑が交錯した東アジアの歴史が浮き彫りに。
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人は他者を批判するとき、実際は自分自身を批判しているということか
2019/07/02 21:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:せきた - この投稿者のレビュー一覧を見る
事大主義はこみ上げてくる劣等感への対処法に過ぎないのかと考えた。
沖縄は(北海道でも)県外を「内地」ということも自らを辺境とすることで事大主義と言われてしまうのかな。
今まで、朝鮮半島で使われる用語としての「事大主義」は気にはなったが、疑問には思わなかった。著者の目の付け所がいいと思う。
他人事ではなく
2019/05/30 20:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あいん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「事大主義」というものは、朝鮮や琉球の外交姿勢というステレオタイプ的な知識しかありませんでしたが、福沢諭吉の造語であり、戦前の日本や、ひょっとしたら現在の米国との安保外交にも該当するのではないかと気付かされました。「事大」ということは決して卑屈な意味ではないこと、そして、小国の巧みな知恵であること、そして、国民ひとりひとりにとっては安易な「事大」に陥らない知恵と知識が必要であることをあらためて考えさせられました。興味深い一冊です。