投稿元:
レビューを見る
○学び
■面談やワークショップで聞くこと
・なぜ仕事をしようと思ったのか
・なぜ辞めようとおもわなかったのか
・一番頑張ったこと
・一番大変だったこと
・だれかに紹介するときアピールしたいポイント
⇒一般的な面接でも有効
やさしい話し方、あたたかな聞き方で行う
■上司を説得しようとしたら複数回で
相手に問いを投げかけつつ、相手の提案を待つことで自分事にしてもらう。
⇒1回で終わらせることなく複数回続ける
■毒を吐きますという
⇒この場で毒を吐くと宣言してしまう
○サンリオのマーケティングの成功
・ターゲット層を変える
昼 子供
夜 大人の空間 イケメンミュージカルー大人の女性をターゲット
・みんななかよくの理念
・SNSの拡散 チャンリオメーカー
・サンリオアンバサダー
⇒もちろんこれには従業員のエンゲージメントあってこそ
○用語
・対話的自己論
著者の卒論内容 今の自分は何を感じどうしたいか。
・PEST分析(Politics、Economy、Society、Technology)
投稿元:
レビューを見る
サンリオエンターテインメントの代表取締役社長である小巻氏の書籍。V字回復させたのはアルバイトのモチベーションを高めるといった基本的なことや、若い女性が来てくれ、拡散してくれるような仕組みを作ることなど多岐にわたる仕掛けによる。けっこう簡単に書いているが実際にはかなり大変だったものと推察される。近々人生二度目のサンリオピューロランドを訪れてみたい。
投稿元:
レビューを見る
赤字続きだったサンリオピューロランドを立て直した方の、どういう心意気で取り組んだか、について書かれた本。
立て直し、について知りたかったので参考になりました。
対話は大事。
投稿元:
レビューを見る
ネットのブックレビューを見て気になっていた一冊。
ピューロランドに行った時の“ワクワク感”や“あたたかみ”の根元を垣間見た気がした。
特に小巻さんのサーバント・リーダーシップのスタイルが自分が理想とするスタイルに合致していて、「サンリオという大企業の人がこのスタイルでやりくりをしているんだ」と知り、とても嬉しい気持ちになった。
投稿元:
レビューを見る
著者の生来のコミュニケーション能力やコミュニケーションそのものに対しての考え方・捉え方と大学院で対話的自己論を学んだことがパークスタッフの育成や関係づくりに大いに役立ったとわかる。雰囲気を良くするためにスタッフの応対から改善したというのは優先順位的にも費用対効果的にも確かにまずすべきことだったと思う。そして著者は、元々の性格なのかもしれないが楽天家であると思う。ピューロランドを十数年振りに訪れた時の感想からよくわかる。
"課題が明確だということは、良くなる余地が多いということ。すぐにテコ入れできることであふれている。ピューロランドは可能性の宝庫。そう確信しました。"
あれがダメ、これがダメ。だからできない言い訳を探して自分の失敗を正当化するのは簡単だけど、こういう風に考えれるとすべて上手く回り出しそうだ。
投稿元:
レビューを見る
想像もしていなかったピューロランドの活躍に興味を持ち、読みました。大変だったかと思うのですが、私にとって参考となる言葉は、ほとんどありませんでした。
P56 「やさしい話し方」「あたたかな聴き方」
小学校で導入されているルールを
お互いの意見や考えを尊重し、
折り合いをつけながらみんなで学校生活を送る取り組み。
小学校で導入されているようなシンプルな習慣こそ
基本を忘れがちな大人にとって有効
P237 仕事の目的
仕事の目的は、お互いに成長すること。
投稿元:
レビューを見る
人に夢はは自分で生み出す力だけではなく、人から引き出す力が大切なのだ。
むしろ、人から引き出す力の方が重要なのかもしれない。
アイデアは複数形の方がいいものになる。
投稿元:
レビューを見る
社員のモチベーションを上げることで業績を上げる、エンタメ企業ならではの内容になっていた。
お客様を楽しませるためには、まず働く人から。ということで社内コミュニティケーションを活性化させる施策やイベントが紹介されている。
世代の垣根、社員とバイトの垣根を上手く取り除いたことによって、お客様を心から楽しませるサービスに繋げていることがわかった。
また、ターゲットを大人に転換した事にも触れている。サンリオ男子やオールナイト等、あまり聞いたことのないイベントも開催されていた。
屋内テーマパークの天候に左右されない強みと、季節ごとに用意できる多彩なキャラクターを活かす取り組みには感心した。
投稿元:
レビューを見る
この社長はスゴイな。
(たいがいこういう本を執筆する社長はスゴイのだが)
起業した成功物語ではないが、むしろ「停滞した歴史のある企業」を再生させた点は、学ぶところが多いと思う。
サンリオもすでに創業から60年。ピューロランドも開園から30年。
創業者の天才的な能力だけでは、会社はこれだけの期間絶対に続かない。
事業継続のためには、規模拡大は必須であるし、そのためには社員数はある程度増やすしかない。
つまり、仕組みを作り上げることが必須。
人数を増やし組織間で分業化を進め、少ない労力(才能?)で事業を回せる仕組みを作る。
こうすることで、やがて会社は安定期を迎え、事業が継続する。
どの会社でも継続するためにはこれらの経緯が必須であるが、実は「安定」のその瞬間が「停滞」の始まりでもある。
ここはまさに「トレードオフ」の関係だ。
会社が拡大し人数も増えると、創業者の思いが直接現場の隅々までに届くことが難しくなる。
情報は分断され、組織間で派閥のような関係も生まれてくる。
会社全体で効率化を目指し拡大することが目的なのに、決して部門単位ではそうならない。
全体最適化はアタマでは理解しても、現場が少しでも犠牲になることはココロが抵抗するからだ。
この難問をどうやって解決していくかがこの本には書かれている。
しかも、結構具体的な事例を上げているので、参考に出来ることは多いのではないだろうか。
「バックヤードのトイレを一番先に綺麗にした」というは、一例ではあるが、最も効果的な解決策だ。
不満をすべて解消することは出来ないが、「目に見える変化・結果」を出していくことは、経営者としてものすごく重要なことだ。
そして、この社長は社員教育を熱心に進めていく。
いいのは「押しつけ」でない点だ。
社員・スタッフに考えさせる研修。
サンリオという会社、サンリオのファンであるお客様、そして自分自身の成長。
まさに近江商人の心得「三方良し」のようなものであるが、ものすごく大事な精神と思う。
カタチだけの研修でない点が、著者の魂を感じる。
「人生は想定外で出来ている」これは著者の心からの言葉だ。
だからそれらに対応していくために、人は成長を続ける必要がある。
ものすごく説得力がある本だ。
(2019/8/8)
投稿元:
レビューを見る
ひとつの企業・部門としてのサンリオピューロランドが"V字回復"に至るまでのアイデアが散りばめられている一冊。
コーチングの考えを基にした、人材育成・チームビルディングの仕組み作りもわかりやすく描いてくださり、非常に参考になる。
投稿元:
レビューを見る
1.昔一度だけ行ったことがある程度で詳しくはなかったが、なんとなく活気がない記憶はありました。しかし、そこからV字回復を遂げたということが気になったので購入しました。
2.「組織は人なり」ということを再確認させてくれる本です。著者は一度専業主婦としてビジネスの世界から脱したのですが、化粧品販売員としてビジネス界への復帰を試みます。その中で、家族との別れや大学院への進学を経て今のポジションを担うことになりました。配属当初のサンリオピューロランドは低迷しており、全てが悪循環でした。しかし、コーチングと心理学を武器に著者は組織の立て直しに成功します。仕事の本質は人を成長させることであり、上司は部下の承認欲求を満たしてあげなければなりません。どうやって人を変えていけばいいのか、どのように自分を変えていけばいいのか、組織を引っ張りながらも支える視点で書かれています。
3.カリスマ社長というわけではないものの、人について研究されているので、どのようにしたら人が成長できるのかを仕組み化しているところがスゴイと思いました。自分は心理学の本を読むのですが、実践できてなくて悔しい思いをすることが多いです。本書で学んだ大切な部分は「人を成長させるためにどのような指示を出してどのように成長させたいかまで考える」という部分です。自分の上司をみていても、この人成長させる気あるの?と思う指示がしょっちゅう飛んできます。そして自分もアドバイスした時には振り返りをするのですが、「本当にこれで良かったのか?」と思うことは多々あります。
やっぱり心理学が使える存在になりたいと思いました!
投稿元:
レビューを見る
年パスを買って通い始めた当初からどんどん人が増えていくのを感じていたが、裏でこのような動きがあったとは!
小巻さんの素敵な考え方を知れる1冊です。
投稿元:
レビューを見る
【課題が山積しているなか、私の強みを生かせることは何か。出した答えが「人をはぐくむこと」でした】(文中より引用)
経営難に陥っていたサンリオピューロランドを、わずか2年でV字回復させた経営者・小巻亜矢。奇跡的とも評されたその成長劇の裏側にあったのは、想像以上にシンプルな「あたたかさ」を持った経営手法であった・・・。自身の半生にも触れながら、経営におけるコミュニケーションの大切さを訴える一冊です。
読みながら感動を覚えるとともに、自分が現在置かれている環境との差に愕然とした思いも覚えた作品でした。しかもその上手くいくか否かの差が、シンプルな要素の有無にかかっていると知って驚かされます。思わずサンリオピューロランドに足を運びたくなること間違いなしの読書体験になるはずです。
一度お話を伺ったことがありますが、芯の通った柔らかい話し方をされていたのが印象的でした☆5つ
投稿元:
レビューを見る
吉本ばななさんつながりから、一度読了しました。その後仕事場で、新しい人とベテランの方がもめてしまっていて、場にいるのがつらくて、小巻亜矢さんの事を思い出して再読しました。
正確な言葉ではないのですが、
印象に残ったところを控えています。
◎仕事をしていると、知識不足を痛感して、身体をこわすまで勉強をたくさんしてしまうところがあった。
(自分も、分かっていなくてはいけない気がして、勉強方向にエネルギーを向けすぎて、疲れてしまう事があるので、皆同じなのかもしれないと分かってよかったです)
◎社長からダメ出しを受けた時の企画の通し方が上手だなと感じました。
◎化粧品販売をされていた頃、女性社会の嫉妬などは本当に難しかったこと‥
◎当初のピューロランド内にも、やっぱり派閥とか色々あったこと‥
小巻さんだったら、この場にどういるかな、どう仕事を進めるかな、と感じながら読んでいました。
ピシッとされているけれど、
「仕事場のお母さん」のような姿が素敵だなと感じました。
生きる姿勢のようなものに、少しのかけらでもいいので、こんな人になりたいなとも感じました。
投稿元:
レビューを見る
分野外にも関わらず、社長に突然レポートを送りつける勇気と情熱。相手のモチベーションを引き出す行動力。分からない事があれば、50歳過ぎて東大大学院に入り学び直すプロフェッショナリズム。本当に素晴らしいとは思うが、それでも、お母さんのようでありたいというマネジメントスタイルには、自身が満足に出来なかった母親業を、仕事で取り返したいような怨念みたいなものを感じた。子どもに辛く当たり、自身も過労で倒れ、仕事で家庭も自分も犠牲にするスーパーウーマンでないと、女性は管理職になれないのか。女性の活躍推進とは言うが、このような偉人ばかりをロールモデルとして提示されては、おそらく女性の活躍推進から遠ざかるばかりだろう。ただ、単純に傾きかけたテーマパークの再建のストーリーとしては学びが多い。