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電子書籍
あおなり道場始末
著者 葉室麟
九州、豊後、坪内藩の城下町にある青鳴道場。先代の死から早一年、道場は存亡の危機にあった。跡を継いだ長男の青鳴権平はまだ二十歳と若く、その昼行燈ぶりから、ついには門人が一人...
あおなり道場始末
05/02まで通常561円
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あおなり道場始末 (双葉文庫)
商品説明
九州、豊後、坪内藩の城下町にある青鳴道場。先代の死から早一年、道場は存亡の危機にあった。跡を継いだ長男の青鳴権平はまだ二十歳と若く、その昼行燈ぶりから、ついには門人が一人もいなくなってしまったのである。米櫃も底をついたある日、「鬼姫」と巷で呼ばれる妹の千草や、神童の誉れ高い弟の勘六に尻を叩かれた権平がようやく重い腰を上げる。「父の仇を捜すために道場破りをいたす」。酔って神社の石段で足を滑らせて亡くなったとされる先代の死には不審な点があり、直前には五つの流派の道場主たちと酒席を共にしていた。三人は、道場再興と父の汚名を雪ぐため、まずはその一つ、新当流の柿崎道場を訪ねる――。
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血はつながっていなくとも
2019/06/25 16:34
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投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。父の死をめぐる一連の動きの中で三人の兄弟の絆は実の兄弟以上につながりが深くなっていく様が時に緊張感をもって時にはユーモラスにつづられている。
あおなりの權平のキャラクターと勘六のキャラクター千草のキャラクターとみんなよく実に愉快に読めた一篇だった。