紙の本
奈落の偶像ー警視庁殺人分析班
2021/03/10 14:00
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
第9弾ですが、マンネリ感は全く無く面白いですね。新鮮な事件の展開です。見事です。如月塔子の成長度合いも顕著です。このままですと末恐ろしくなります。鷹野とのコンビはいつまででしょうか。少し軋轢があってもおもしろいかな。
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繁華街のショーウインドウに見せ物のように吊るされた演出家の遺体。現場からは精巧なマネキン一体が盗まれていた。被害者の消化器からイヤホンの片側が見つかり、その近くで発見されたICレコーダーには第二の被害者のものらしき苦悶の声が。おぞましい劇場型犯罪の行方と動機は。殺人分析班が推理で挑む!
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最初の遺体発見現場のシーンは画を想像するとなかなかのインパクトで、殺人分析班シリーズらしい猟奇的な現場で、つかみはOKな感じ。
ただ、その後の流れはこのシリーズとしては普通という印象。犯人が予想の範疇だったことや、共犯者は意外だったけど驚くような人物では無かったことも、モチベーションが今一つ上り切らなかった要因でしょうか。
個人的には(本作に限ったことではありませんが)主要登場人物と特に関わりのある事件ではなかったことが、満足しきれなかった大きな原因と思ってます。もうシリーズ9作目なので、そろそろ鷹野の過去の掘り下げをしてほしかったです。
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殺人分析班の活躍は物語の世界では
珍しく反発を受けることがない
如月塔子のブレナイ犯人への真摯な
姿勢は、オドロオドロシイ死が沢山
描かれるこのシリーズが成り立つ重
要な要素
長いシリーズなのに何時まで実験的
な人事をしてるんだか \(^o^)/
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ミステリーの人気シリーズの一作、初めて読むがテレビドラマの様な雰囲気でやや興醒めなところあり。主役の親近感はミステリーにとってはプラスマイナスあるだろうが、銀座の街を舞台にした事件ものという仕立てがマイナスに働いた感じがした。実名の建物や組織をちょっと変えて使うところも全く芸がない。
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シリーズ、第10弾。
人気の如月塔子シリーズです。
一等地、銀座のショーウィンドウに、まるで見せ物の様に吊るされた演出家の遺体。
そして、現場から盗まれた精巧なマネキン。
そして、続く第二の犯罪。
劇場型犯罪を起こす容疑者とは、誰なのか?
その行方と動機とは?
如月塔子はじめ、殺人分析班の活躍が、見ものですね。
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観客型犯罪か…今回はとうとうJRを停める鷹野・如月バディ。ここまで「できること何でもやってみろ」な上司や先輩たちってファンタジーだな警察組織では、と思いました。勝算ありそうだから乗ってくれるんだろうけど。
犯罪者の内面を知りたい、と決意してた如月さんだけど、今回の相手には如月さんのこれまでの経験じゃ足りてなかった気がしました。まだまだこれから。
ショーウィンドウに遺体が吊るされてる、って「多重人格探偵サイコ」でもやってた人いたなと思いましたが、あれは殺した人をディスプレイしてたのでちょっと違うか。サンタの格好させてたし。。。
3人中2人は間に合って良かった。この2人もひき逃げと強迫で罪には問われるだろうけど、ビル解体工事業者の皆さんは何も悪くないのに人殺してしまうところだったから。
河上さんどうしたんだろう。なんか変。
尾留川さん演劇やってたから伊達男なのかな〜納得しました。
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またまた塔子たち十一係が猟奇的殺人事件の担当に。事件現場は銀座。
塔子たちは犯人逮捕に向け一つずつ地道に捜査をして行きます。
どんな動機があり、犯人は何を望んでいるのだろう。
やるせない悲しい動機に同情もしてしまいます。
塔子と鷹野は犯人を見つけられるのか。
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「警視庁殺人分析班」シリーズは、ノベルスだと「警視庁捜査一課十一係」シリーズである。なぜ変えるんだと思う。殺人分析班の方が後付けだったからどちらも変えるに変えられなかったのだろうか。
さてこのシリーズ、前も書いたが2時間ドラマ的である。実際はWOWOWでいくつか連続ドラマ化されているのだが、構成的にはまんま2時間ドラマ。
殺人分析班こと十一係は内部にほとんど葛藤がなさげなところとか、事件のありようは猟奇的ながら動機の落とし込み方が凡庸なところとか…
そんなにごちゃごちゃ言うなら読むなよという話もあるが、ライトな推理小説としては読みやすさが抜群なので、そこはとても素晴らしいと思う。
本作「奈落の偶像」に関しても、伏線の張り方が割とあからさまなので、フーダニットとしては弱い。動機の設定がとにかく2時間ドラマ的に安直なのに事件の起こし方がやけに大仰なのも難しい。作者としては犯人当てとかではなく、如月塔子という女性刑事の活躍を描きたいのだろうけど、如月塔子というのがまたできすぎたキャラクターすぎて、若干マンネリ化している。同じ舞台でシリーズを長く続けることの難しさなのかもしれない。
ただ、考え込むことなくすっと読み進められる筆力と、舞台映えの設定は巧み。
ここからどう展開させるのだろうか。このまま淡々と続けるのか、どこかで急激に展開させるのか…。
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このシリーズはかなり正統派な部類であると思う。大きなトリックがある訳でも殺人分析班が犯人を追い詰めていくことがしっかりと表現されている。
特に主人公の塔子はシリーズが進むにつれて成長しているのが読者にも伝わってきて非常に好感が持てるキャラクターである。特に最後の取り調べで彼女が犯人に放った言葉は個人的にはすごく良かった。
彼女を取り巻く先輩刑事達も彼女を正当に評価しチームの一員として認めているので読んでいて嫌な感じはしない。
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シリーズ10作目。
銀座のブティックのショーウィンドウに吊るされた男性の遺体。
遺留品から演出家であることが判明するが、すぐにデパートの男性社員の拉致事件が発生。
犯人は同じ銀座で、拉致被害者の録音した音声を流し、捜査の混乱を狙う。
狭い範囲で起きる連続した事件だが、筋読みをしても、犯人像がなかなか浮かばない。
そんな中、第一の事件現場から持ち去られたマネキンが特殊なものであることが分かり・・・
犯人の要求の期日まで日数がないこともあり、今作では11係のメンバーの集まるシーンは少な目。
その分、塔子と鷹野だけでなく、他の11係のメンバーも一緒に捜査する様子が多く描かれる。
銀座を舞台にした猟奇的な事件で、「劇場型犯罪」と思わせるような展開だが、銀座の実在するお店の名前などが使用出来ないからなのか、架空の名前に変えたものと、実在する名前のものとの混在が、個人的には気持ち悪かった。
今作でも、やはり犯人は早い段階で分かってしまったし。
しかし、解説にもあるタイトルの付け方については、今作も的を得ているなぁ、と思う。
警察小説でもあるが、ミステリ小説でもある今シリーズでは、もう少し犯人の動機を丁寧に描いて欲しいと思ってしまった。
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やっぱり面白かった
あらすじ、8月13日、銀座7丁目のブティックのショーウィンドーで、男性の遺体が首を吊った状態で発見される(「ブティック事件」)。被害者が穿いていた靴下からは、黒いアルミホイルと蓄光テープが見つかる。しばらくして、付近で不審なICレコーダーが発見される。
初めての共犯かな?
舞台女優を目指す犯人に少し同情してしまう顛末ではあった、
第一の被害者のダイイングメッセージ
靴下の中にテープ イヤホン飲み込むはなかなか伝わりにくい
でもリアルはこんなものかも。
まぁ被害者達がクズすぎた。
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銀座にあるブティック店。
ショーウィンドウに首吊り死体が飾られていた。
足がつくギリギリの所で吊るされ、次第に力尽き首が締まるというもの。
そんな現場で盗まれたのは一つ。本物の人間みたいなマネキンだった。
そのマネキンが一体どんな物なのか。盗まれた理由はなんだったのか。最後まで読み進めると結局の所そこに行き着く。
銀座を舞台に起こる殺人事件と誘拐事件。銀座もまた今巻の事件で重要かもしれない。
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シリーズ10作目。
銀座の街が舞台。
ブティックのショーウィンドーで吊るされた遺体が発見される。
劇場方殺人事件
被害者、加害者とも非がある
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猟奇的とも思える犯行の背景を推理してゆく過程は面白いものの、要所要所で数ある候補の中から犯行現場や関係者を絞り込む時に偶然気付いたような要素が強く、うまく行きすぎな印象です。
まあ、シリーズ作品なので毎回緻密な設計は難しいだろうから、チームの活躍を楽しもう。