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電子書籍
本バスめぐりん。
著者 大崎梢
種川市の移動図書館、「本バスめぐりん」に乗り込むのは、六十五歳の新人運転手テルさんと図書館司書ウメちゃん、年の差四十のでこぼこコンビだ。返却本に挟まれた忘れ物や秘密を抱え...
本バスめぐりん。
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本バスめぐりん。 (創元推理文庫)
商品説明
種川市の移動図書館、「本バスめぐりん」に乗り込むのは、六十五歳の新人運転手テルさんと図書館司書ウメちゃん、年の差四十のでこぼこコンビだ。返却本に挟まれた忘れ物や秘密を抱えた常連の利用者……。巡回先でめぐりん号とふたりを待ち受けるのはいくつもの不思議な謎?! 3000冊の本でつながる思いを載せて、移動図書館は今日も走る。書店員、編集者、記者などを主人公に「本の現場」を描く著者の新たな舞台は、本を届ける図書館バス! ハートフル・ミステリ全5編。/解説=森谷明子
目次
- テルさん、ウメちゃん
- 気立てがよくて賢くて
- ランチタイム・フェイバリット
- 道を照らす花
- 降っても晴れても
- 解説=森谷明子
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紙の本
私も『モモ』を三十過ぎに読んだ
2019/11/29 10:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館は本を無料で貸し出すだけでなく購入促進にも役立っている。第二就職のおじさんがバスの運転手というシチュエーションで、何気ない日常が温かく描かれている。読後、地元の移動図書館のスケジュール表を検索してしまった。
紙の本
『本バスめぐりん。』
2021/07/19 19:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
種川市を走る移動図書館「めぐりん号」
65歳の新人運転手テルさんと若手の司書ウメちゃんがコンビを組んで巡回する
年の差四十の2人が三千冊の本を載せ、週に4日、2週間かけて16か所のステーションをめぐっていると……
だいじなものをはさんだまま本を返してしまったという利用者の相談
住民が減りステーション廃止の候補にあがるコミュニティの悩み
本バスの書棚を見ながら広場の一角に視線をやる青年、など
ゆったりとした時間のなかに生じるささやかな謎を2人が解いていく
作中の時間で1年半にわたるエピソードを5編収録した“ハートフル・ミステリ”の連作短編集
書店や出版社を舞台にしたコージー・ミステリーで知られる著者が新たに選んだ「本の現場」は移動図書館
《ここにいますよ。いつでも自由に来てください。棚に並んだ本の中に、好みの一冊がありますように。そしてステーションなら二週間に一度。雨の日も晴れの日も曇りの日も、返却カウンターと貸し出しカウンターを用意して、あなたのお越しを待っています。》
定年でリタイアして5年、本バスの運転手に“再就職”したテルさんに、同世代なら共感することまちがいなし
本書は単行本『本バスめぐりん。』(東京創元社、2016年)の文庫版、2019年刊
2021年4月に続刊『めぐりんと私。』が刊行
ちなみに「種川市」は神奈川県南部の市という設定
「横浜に隣接」「湘南地方」「種川駅から北に延びる私鉄」という記載から推測すると……
紙の本
図書バスの可能性
2022/10/31 10:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
種川市という架空の地域を舞台にした巡回の図書バスで起こる心温まる謎解きのお話です。いくつかのお話で構成されていますが、図書バスを通して図書館含めた利用者を増やしたいという司書ウメちゃんと運転手テルさんのコンビが、バスにやってくる地域の利用者を巻き込みながら、図書バスでおこるちょっとした出来事を良い方向に導いていきます。引っ越してきたばかりの女子中学生がある本を見て突然泣き出してしまうお話がとてもよかったです。地域の人たちと司書さん・運転手さんの優しさや気遣いが温かく感じられました。図書館好きな方には読んでほしい一冊です。
紙の本
ほのぼの
2019/12/28 00:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家さんの小説は初めて読みましたが、文体もとても読み進めやすく、ほのぼのとしたお話で楽しく読ませていただきました。シリーズ化してほしいです。
紙の本
移動図書館で起こるささやかな物語。
2019/12/02 10:20
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:E司書 - この投稿者のレビュー一覧を見る
司書のウメちゃんと新人運転手テルさんのコンビに起こる短編集。2週間で市内16カ所のステーションをめぐり各々のステーションで起こるハプニングを中心に物語は展開していく。返却本に挟まれた忘れ物、閉鎖の危機に瀕するステーションの立て直し、図書館に届くクレーム葉書の謎、母親との思いでを繋ぐ少女の物語などを中心に年の差40のコンビがどう巻き込まれるのか・・・