そして誰も死ななかった

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この著者の作品は、男性・女性からの女体への嗜虐描写が際立っていることが多く、しかもそれが悪として描かれているわけではなく、惨劇のトリガーになっているわけでもなく、あくまで日常、なのがぞわざわするところだが、この本ではミステリーのトリガー部分に女体への虐待があるものの、女体も男体もまとめて酷い目にあっているので、私にもある意味飲み下しやすい。
荒唐無稽なトリックと、特殊な世界観はいつもの通りです。

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覆面作家から、絶海の孤島に建つ天城館に招待された五人の推理作家。島に招待主の姿はなく、不気味な人形が残されているだけだった。一人また一人と殺害され。まるで『そして誰もいなくなった』かのような展開になり、白井さんにしては普通のミステリなのかと思いきや、結局はやはり白井さんテイストのお話でした。こういうグロ系の話は読むのに気力体力いります。

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2019年79冊目。珍しくエログロ抑え目(当社比)な白井作品。そこに若干の物足りなさを感じてしまうあたり、大分毒されていることが分かる。相変わらず超特殊設定を本格に落とし込むのが巧い。終盤の展開は流石の一言だし、動機のぶっ飛び具合がツボだった。

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展開予測不能なノンストップスプラッタホラーミステリー。

状況の不条理さと推理のロジカルさが可笑しいほどアンバランス。

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カラスやヒキガエルの料理が出されるべろべえろに通うミステリ作家（一作だけ。しかも自作ではない）牛男。こんな店でしか飲めないから。腹を裂かれているヒキガエルは、それでも蠅を食べようと舌を伸ばす。
悪食ミステリ？
ミステリ作家が孤島に集う。
詳細は省くが、素晴らしい想像力。死んでも生き返る寄生虫。わかりやすい伏線あり。詳細省くのでここまで。
エログロ慣れちゃってからどーでも。何が起きても登場人物が生きようと前に進むところがすがすがしい。すでに死んでいるんだが。
で、冒頭のヒキガエルに戻る。求めているものが手に入るなら、自分が死にかけていることなど些細な問題なのだろう。引用。
って、男の人って惚れた女の過去相手、そこまで知りたいわけ？
わかりやすいストーリー。若気の至りの想像力のみでないことを望む。またいつか読めたら。

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エログロ本格ミステリの第一人者である白井さんの、エロ控えめグロいつも通り本格度いつもより高めの新作。孤島に招待された５人が次々に殺されるけど、それが単なる序章であるというトンデモない話だった。
相変わらず気持ち悪さが満載だが、それに平行して多重解決の論理の面白さもしっかり味わえ、グロい描写にも必然性を感じてしまった。この作風、中毒になるなあ(^-^)。

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本格と言っていいのかメタミステリと言っていいのか、異常なテイストの作品。白井氏の作品が好きな人や「屍人荘の殺人」などが好きな人は楽しめるかもしれないが、エログロ描写がスパイスとしても効きすぎている。

孤島に集められた異様なキャラの推理作家5人が殺人事件に遭遇…という展開ではあるがタイトルが示すようにことごとく「そして誰もいなくなった」のプロットを換骨奪胎し、さらにそれをはるかにしのぐ展開になっている。

あり得るあり得ないを全く超えた設定ながら、細部にとことんこだわり伏線を張りまくった展開は日本でしか書かれないタイプのミステリだろう。

ともあれ、この尋常ではないパワーで一気に読み上げれる。

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読みやすく一気読みだったが、グロが苦手な身としてはところどころ辛い部分があった。
誰も死ななかったとあるが、あの状態は生きているうちに入るのだろうか？　まあ、確かに死んではいないようだが…。
鯨の部分の推理がバカミスでかなり良かった。また、真相の動機は面白いものの、犯行後の犯人の行動にいまいち納得がいかなかった。真相のトリックがあまりに複雑すぎて、謎が解けた爽快感が半減してしまったところも残念。

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著者さんよく知らないままタイトルと表紙だけで面白そうと読み始めたら、何か違う…。エログロゾンビものだった。面白いけどここまでぶっとんでると引くわ。

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主人公がクズなのに
ユーモアがあって
本格的な謎解きもあって
最後は超展開してくれます
あくなき変態の執念というか・・・
変態の純愛というか・・・
あれ　これって推理小説だっけな・・・

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「鬼畜系特殊設定パズラー」白井智之氏による「そして誰もいなくなった」。相変わらず特殊設定は奇想に満ちていますし、多重解決によるロジックは一つの事象から全てが氷解するダミー解決が秀逸。真相となるロジックも納得のいくものになっており、レベルの高いものに仕上がっています。
エログロはいつもより控えめなので、白井作品初心者にも受け入れ易いかなと思います。

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はー、まだまだミステリーの世界は広いなあ。最近、設定が一見トンデモなミステリーによく遭遇するが、本作もそのひとつ。ただ、他の作品もそうだが「そういう前提」として受け入れて楽しむことができれば、そして筋が通っていれば良いと思う。

さて、ミステリーの超名作タイトルをもじった本作はというと、そのトンデモ設定自体は面白かった。絶海の孤島というありがちな舞台にも一応の必然性があったし。ただ、ワシ的には謎解きのカタルシスが薄かったのと、若干の納得いかない部分があり、動機もちょっと違和感。不完全燃焼感は否めなかった。

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（図書館本）お勧め度：☆5個（満点10個）。これは何というか、非常に酷い小説だと思う。最初は普通の推理小説かと思いきや、後半にいくにつれ、ホラー小説かと言わんばかりの展開に驚く。しかも文体がグロい！！読んでいて吐き気がする。内容は一人の女性「晴夏」と関係を持った男女5人が条島という孤島に招待され次々よ殺されていくが、そこからがこの小説の始まりだ。奇想天外な展開に引き込まれる。よくもまあ、こんなプロットが浮かぶものだと呆れさせられた。後味悪い最後だけど、どんでん返し的な話もあって面白いと思うがもうひとつか。

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一人死んでるし、いや全員死んでるし～

これはなに？ホラー？コメディー？
設定とは推理とか馬鹿らしかったけど、意外と面白かった。

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珍しく正攻法のミステリかと思いきや…。型破りな設定やエログロは相変わらず。トリックはややこしい。動機が異常…。やっぱりタダでは終わらなかった。