紙の本
さくらももこを知って
2019/06/18 19:06
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
私がこの本を手に取ったきっかけは、昨年のさくらももこさんの逝去でした。さくらももこさんが亡くなられたことによって、さくらももこさんの偉大な作品「ちびまる子ちゃん」の凄さを再認識させられることが多々あり、さくらももこという人にどんどん惹かれていきました。そんな中、出会ったのがこの本です。この本で
は、さくらももこさんのルーツを知ることができます。あまり内容は書けませんが、皆さんのルーツにもなり得る話がたくさんありとても楽しく読めました。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:槿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもとは一味違ったさくら先生のエッセイでした。子どもだからこその過ちが赤裸々に描かれており、私自身もノルスタジックになりました。
紙の本
幼き日のももこ
2021/05/09 02:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミゲ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好きな、さくらももこの本。色々なエッセイを読み笑い転げましたが、そんな、さくら先生が、幼い頃、あんなに小さいのに、色々なことを考え、悩み、大人しいお子さんだったなんて想像出来ませんでした。読めて良かったです。
紙の本
ほっこりしました
2019/05/20 23:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
さくら先生の小さい時の感情が細かく綴られています。ほのぼのしました。
投稿元:
レビューを見る
ちびまる子ちゃんの作者さくらももこ先生の幼年期をえがいたエッセイ集。さくらももこ先生の今までのエッセイ集のテイストとは違い、おもしろおかしい笑えるものではなく幼年期に抱くピュアな不安や悩みを描いた話になります。
今まで読んできた作品は心から笑えたり、ほっこりしたり、感動したりというものばかりでしたが、今回はそれとは別のものでした。
さくらももこ先生の奥深さがすごい。ただ共感性羞恥をお持ちの方は読むのが辛いかもしれません。私もそういう気があるので少し辛かったです。
それだけ共感できるエピソードではありますが、それをわかりやすく読ませる文章が素晴らしい。
投稿元:
レビューを見る
20190614 亡くなられてから初めて読んでみたエッセイ。本人のあとがきにもあるが少しトーンが暗い。読んで笑うより考えさせられた。幼年期のピュアさをそのまま書いているところが原因なのだと思う。久しぶりにたいのおかしらを読み直そうと思っている。
投稿元:
レビューを見る
二歳の頃まで遡って書かれているので
よく覚えてるなあ。。と思いながらも、
もしかしたら自分にもこんなことがあったかもしれない
自分はこういうことを意識したのはいつだっけ?
と小さい頃の記憶を辿りながら読んだ。
さくらももこの陰と陽の陰の部分が書かれてる、
胸がぎゅっとなる話もいくつか。
楽しいばかりの話じゃないけれど、私はめちゃくちゃ好き。
親にジュウシマツをねだる場面での
「あとひと息で成功しそうだと思ったら、やたらと欲しがらず、『ジュウシマツがいたら、楽しいだろうね』などと漠然とした幸せのイメージを語ったりすると、相手もつい『そうだね』と言ってしまい、まんまと成功する率が高い」
には笑った。生きるうえでの参考にしたい。
投稿元:
レビューを見る
いつもの爆笑エッセイとは一味違う、センチメンタルなエッセイ集でした。幼年期のことをまるで昨日のことのように鮮明に描かれているのがすごい。悲しくても世界は意外と終わってくれない、という一節が印象的でした
投稿元:
レビューを見る
ちびまるこちゃん(小三)以前のエピソードたち。古いものはなんと2歳!記憶があることに驚く。
いつもみたいにゲラゲラ笑って終わり、なエッセイ集ではない。ときどきハッとしたり、割り切れない気持ちを抱えたりする。私も幼い頃とっても生きづらかった覚えがあるから、なんだか胸が締め付けられそうになった。上松君のランドセルに傷をつけてしまったことを言い出せない気持ちが、痛いほどよくわかる。大人になって知識を得、経験を積み、どれだけ生きやすくなったことか。
これだけ自分の記憶を言語化する術に優れている作者に嫉妬する。「言葉で表現できない何か」だけどその大きな何かを書ける唯一無二の存在。
投稿元:
レビューを見る
2019.10月。
とてもとてもおもしろかった。とにかくよくこんなに小さい頃のことを覚えてるもんだと。そしてよくこんなに子どもながらに冷静に客観的に考えてるもんだと。子どもなのにおそろしく大人。でも妙に納得。とんでもない天才。真面目なのになんだか笑ってしまうところもあったり。これはいいわあ。あいかわらず家族が、ヒロシがいいなあ。
投稿元:
レビューを見る
表紙と題名から感じていたイメージと全く違う内容で、なんというか…ともかく「読んで良かった」と強く思いました。私もかなり暗い子ども時代だったので本のなかで共感できることも多く、読後に「そっか、あの頃があるから今の私があるんだなァ」と当たり前のことですが府に落ちました。読んで良かったなァ。
投稿元:
レビューを見る
表紙とタイトルからはギャップを感じる内容。自分も幼い頃は内気で日々悩んでいたな。心の声が聞こえた話とか、嘘をついてしまったのに打ち明けられなかった話とか、共感できる話が沢山あった。さくらももこさんのエッセイの中でも特に好きな作品。読んで良かった。
投稿元:
レビューを見る
さくらももこさんの2歳半から小学1年生くらいまでの幼年期のことを書いたエッセイ。これまで読んだことのあるさくらももこさんのエッセイの中でも特に読んで共感できる内容でした。(でも2歳の頃の記憶なんて私は無いです)よく、子供の心は純真で大人になるにつれて汚れていくとか言われることに私も違和感を感じていたのですが、さくらももこさんもそう感じていたようです。ひとつひとつの経験の中から意味に気づいたり悩んだり理解しながら成長していくのなら、大人になった魂はより美しいものに違いない、と。私もそう思います。その一方で、幼年期というのは大人になっていく自分自身の核になるものだから、本当に重要な時期なんだとも思います。読みながら私の幼年期の出来事も思い出して本当に懐かしくなりました。近所のかわいがってくれたおばあちゃんが亡くなったことで人はやがて死んで二度と会えなくなることを知り、毎晩泣いていたというさくらももこさんでしたが、今はそのさくらももこさんご本人がこの世にはいないということがとても切ないです。でも、こうして本を開けばいつでもさくらももこさんを感じることが出来るのがありがたいですね。
投稿元:
レビューを見る
ものすごく前に、さくらももこのエッセイをいくつか読んだ記憶があるけど、もっと気楽な読物だった記憶がある。
小さいころの後悔とともに生きていられたのは、あとがきのとおり、経験の意味を考えて生かしていたからなんだろう。
子供のころの後悔って、えげつないくらいきつく自分を攻撃することがあるもの。
投稿元:
レビューを見る
さくらももこさんのエッセイは10代の頃何冊か読んだけれど、どれも面白おかしくて笑ってしまうようなものばかり、という印象だったので、このエッセイはちょっと特別な感じがした。ご本人が亡くなられて初めて読んだ一冊。
子どもは大人に比べたら自分の感情を言葉にすることはできないかもしれない。だけど、大人に負けないくらい日々多くのことを感じ、子どもなりに悩んでいるのだなあと改めて感じた。
こんなにも幼年期の記憶があるってすごいと思う。ただただ驚き。