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どうしても生きてる
著者 朝井リョウ
歩き続けるのは前に進みたいからではない。ただ止まれないから。それだけなのに。デビューから10年 。進化し続ける著者の最高到達点。死んでしまいたい、と思うとき、そこに明確な...
どうしても生きてる
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商品説明
歩き続けるのは前に進みたいからではない。
ただ止まれないから。それだけなのに。
デビューから10年 。
進化し続ける著者の最高到達点。
死んでしまいたい、と思うとき、そこに明確な理由はない。心は答え合わせなどできない。
『健やかな論理』
家庭、仕事、夢、過去、現在、未来。どこに向かって立てば、生きることに対して後ろめたくなくいられるのだろう。
『流転』
あなたが見下してバカにしているものが、私の命を引き延ばしている。
『七分二十四秒目へ』
社会は変わるべきだけど、今の生活は変えられない。だから考えることをやめました。
『風が吹いたとて』
尊敬する上司のSM動画が流出した。本当の痛みの在り処が映されているような気がした。
『そんなの痛いに決まってる』
性別、容姿、家庭環境。生まれたときに引かされる籤は、どんな枝にも結べない。
『籤』
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紙の本
日常のなかに潜む生きづらさと、生きづらさを抱えながら生きる人々を描いた短編集
2019/12/02 18:04
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
必ずしも自分の思う通りに進むとは限らない人生。それでも、どうしても生きてる。生きなきゃいけないんだ。どうしても生きづらい世の中になってしまうけどなんだか背中を押してくれるそんな存在。心のままに泣いても喚いても叫んでも驚かない人がひとりでもいれば、人は、生きていけるのかもしれない。それが、誰でもない存在としてでしか向き合えない人であっても、それでも…。読むのをやめてしまいたくなるような、こころがずきずきくるようなリアルさがある。「最高到達点」と帯に書かれているのがわかるような気がする。痛いことをしっかり痛いって言える、自分自身に言える自分でいたい。そしたらきっといつの間にか明転するだろうか。