成功者は観念論に向かうか?
2019/12/14 14:01
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰であったか――、以前、成功哲学について語られた中に成功者は成功するまでの最も根本となるところは語らない。世に出ている成功者の本は、成功したのちにどうありたいかを書いている。そのように書かれた本を読んだ記憶があるが、まさしくこの本は成功したから書けた本ではないかと思う。
衣食足りて礼節を知るとは言うが、成功するまでがどうであったかは、なかなか人は語ろうとしない。成功をおさめ、頂点に立ったからこそ「あれが有ったから成功をした」と言い得るのだ。
その点、さすがに、世界の頂点に立つGAFAのさらにトップに立つ人がどうかとなると、一般人には直に知る機会は無いから教えを乞うなどまず無いだろう。だとしたら、こういった本は一端を知る機会にはなるかも知れない。
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリコンバレーの成功者に、大きな影響を与えたコーチ役の人の言葉が、わかりやすかったです。成功へのヒントになりそうです。
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アメフトのコーチであったビル.キャンペル
彼がビジネスに持ち込んだものは「愛」と「チームでの成功」
シリコンバレーのテック業界からのcoolな印象とは真逆と思われることが、成功に必要であり、求められていたことだった。
ビジネスの世界だけでなく人として忘れかけていることを教えてくれる。
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シリコンバレーの有名企業のトップたちをコーチしてきたビルキャンベルの成功法を伝記レベルでまとめた本。
まさにリーダーに必要となる要素が纏められており、この通りに出来れば確実に成功するだろうと思う。ただその通りに中々出来ないのが難しい所であり、奥が深い。
あと成功するリーダーに必要な、コーチされるのに必要な4つの資質、正直さ、謙虚さ、あきらめず努力を厭わない姿勢、つねに学ぼうとする意欲、これもその通りだと思う。ただ果たしてこの4つの要素を持った人がどれぐらいいるのか、非常に気になるところである。
中々難しいとは思うが、この様な資質を身につけて、チームを率いて成功できる様な人間になっていきたい。
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やばかった(語彙力w)。
自分のやっていることや考えていることにもすごく大きな影響を与えるだろうなと。
いろいろな人と色々なトピックを議論したいし、話題は着きないと思う良書でした。
(きっと折に触れて何度も読み直すだろうな)
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読み終わった今も、いい本だな、とは思う。
でも、やっぱり翻訳書独特の読みにくさが気になることは多々あった。
アメリカでは、象徴とされやすい文化「アメフト」なんだろうけど、
日本ではちょっとね・・・。
あと、具体的な固有名詞だから外せないのかもしれないけど、そのカタカナの固有名詞とかが多過ぎて、
脈略が置いていかれることもあった。
もったいないよね。
読む側も、能力を高めないといけないんだろうけど、
ちょっと、シンドイ良書。
もったいないな。
いい本なんだろうけど、
ちょっと読みにくいなぁ…。
翻訳の書物って、どーしてもこうなる…。
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あるひとりの凄腕コーチの生きざま。ビル・キャンベルがどうやってそこに行き着き、何を根拠にそうしたのか?それは解かれていないが、その背後にあるコーチの原則を一部でも感じることができたら、この本の価値はあると思う。
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数々のエグゼクティブを支えてきたコーチの話。
体系的なコーチングの話というよりは、物語的で、熱いものがある。
もちろん、重要なエッセンスは沢山あるのだけれど、ビルにしか出来ないことも沢山ありそう。
コーチングを期待しているとちょっとちがうけれど、読み物として読むのにオススメ。
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帯がダサいのが最大の問題だが内容は素晴らしい。ビルキャンベルが実践したコーチングのコツを体系的にまとめたかったようだが、伝記物として読み、折に触れて新たに学ぶのが良さそう。
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▼ 想定される読者ターゲット
新米マネージャー
▼内容
シリコンバレー伝説のコーチ「ビルキャンベル」の教えについて記載。
マネージャーは肩書きがつくる
リーダーは人がつくる
https://www.lifehacker.jp/2016/05/160510Bill_Campbell.html
▼ アウトプットする際の再現性
・課題
マネージャーの役割を正しく理解する。
役割を理解したら正しく実行する。
・解決
すべき事を指図しない(doではなくbe※ストーリーを語る)
結果としてメンバーが動けばチーム・組織の課題は大抵解決する。
あとはストーリーをいつ誰にどこでどう語るか?
・事例
ビルキャンベルは、元アメフトのコーチ
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なんとなく今は必要ない情報だと思って後半は足早に読んだ。だからと言って悪い本ではなく、ビル・キャンベルという人間の人柄や、彼が数々の人物に影響を与えたコーチングだけではなく、それを裏付ける科学的根拠も書かれており良き本だと思った。
コーチングが必要になったら再読が必要。
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シリコンバレーの名だたる企業、その多くの経営者や幹部にコーチとして大きな影響を与えたビルという人物、その偉大な貢献と、彼の心情、そして愛をまとめた本。
いくつもの大事な言葉がある。抜き差しならぬ厳しい競争環境だと思われるシリコンバレーで、こんな温かみのある人がいたことに驚いたと共に、だから上手くいったのかという納得もした。
未知の領域でチームが想像力とパフォーマンスをフルに発揮する必要がある全ての人に示唆を与えてくれると思う。
◯マネージャーとリーダー
・マネージャーを置くと効率が高まり、無くすと創造性が高まる。一概にどっちがいいかとは言えないが、現場を見て必要とされているかが判断の材料になる。
・どうやって、部下をやる気にさせて与えられた環境で成功させるか?あれこれ指示するのではなく、同じ部屋で一緒に過ごし、自分は大切にされていると部下に実感させる。耳を傾けて注意を払う、それが最高のマネジメント。
・物語を語り、心から納得させる。そうすればあとは自分で考えて動く。
・勇気を出すのは大変なこと、人は失敗を恐れリスクを怖がる。マネージャーはためらいを乗り越えるよう背中を押さないといけない。自分の判断に自信を持たせる。
・リーダーを作るのは君ではなく部下だ。
・どんな会社の成功を支えるのも人。マネージャーは支援、敬意、信頼を通じて人がエネルギーを解放し、増幅できる環境を生み出すこと。
1. 支援 必要なツールや情報、トレーニング、コーチングを提供。
2. 敬意 一人一人のキャリア目標を理解し、彼らの選択を尊重。会社のニーズに沿う方法でその手助けをする
3. 信頼 自由に仕事に取り組ませ、決定を下させる。成功を望んでいることを理解し、成功できると信じること。
・あらゆるマネージャーの最優先課題は部下のしあわせと成功。
◯1on1とスタッフミーティングを正しくやる
・重要な事項を決定する場としてミーティングを利用する。全員に共通認識を持たせる。
・旅の報告から始めることでメンバーの連帯感を生み出し緊張をほぐす。
・1on1はお互いに最重要事項を5つ書いておいて始める。トップ5を見せ合って優先順位を確認し合う。部下の成長を手助けできる最良の場。以下はフレームワーク
1. 職務に対するパフォーマンス
2. 多部署との関係
3. マネジメントとリーダーシップ
4. イノベーション: 常に前進、向上の方法を考えているか、業界世界のトップと自分を比較しているか、業務とのバランス
・経営トップが全て決定すると、部下はアイデアを認めさせることに終始し、最適解ではなく最高権力者へのロビイング力が勝敗を分ける。
◯会議とマネージャーの役割
・コンセンサスはくそくらえ、最適解を得るにはら全ての意見とアイデアを俎上に乗せみんなで話し合うのがベスト、そのためには事前に一人一人と膝を交えて話し準備させることが必要。
・リーダーが最初から答えを知っている(思い込みも含めて)場合でも、答えを言うだけでは力を合わせるチャンスをチームから奪う。正し��答えに辿り着く以上にそのプロセスも大事。
・マネージャーは最適解が生まれない時に決定を下す、間違ってもとにかく前に進むこと。このとき第一原理(会社やプロダクトを支える不変の真理)を元に下す。
・エンジニアに欲しい機能を指図するのはNG、どんな人がプロダクトを使っているのか、どんな問題があるのかという背景情報を提供すれば、マーケッターが指図するプロダクトを遥かに凌ぐソリューションを生み出す。これは放任ではなく、プロダクト開発のグループにエンジニアも加えるということ。
・解雇するときは、手当を弾み、手厚く扱い、功績に感謝し自尊心を持たせる。正当な理由を語る。驚きであってはならない。
◯信頼の非凡な影響力
・綺麗ごとではなく最重要な価値観、信頼している相手には弱さを見せられる。何より先に生み出さなくてはならないもの。
・信頼が生む心理的安全性が高いチームとは、チームメンバーが安心して対人リスクを取れるという共通認識を持っている状態で、ありのままの心地よさを感じられる状態。
・教えられる側がコーチングを受け入れる姿勢でないと価値は引き出せない、正直さ、謙虚さ、諦めず努力を厭わない姿勢、常に学ぼうとする意欲、なぜなら赤裸々に自分の弱さをさらけ出す必要があるから。
・ただ言葉を聞き取るだけじゃなく、相手がいいそうな事を先回りして考えたりせず、とにかく耳を傾ける。たくさん質問する中で物事の核心に気づいてもらう。
・誰かの話に耳を傾ける、声をかけるといったありきたりなことで、相手は大事にされていると感じる。
・相手を大切に思っていることがわかるような形で本音を伝えれば、相手の尊厳を守り、誠意を大切にしながら、パフォーマンスに対する正直で偽りのない厳しい評価を与えることはできる
・フィードバックら決定的瞬間(またはその直後)に行い、必ず痛みを和らげる。批判的なフィードバックは人目のないところで与え、人前で恥をかかせない。人前ではイライラしても無理やり良い面を考えるようにする。
◯チームファースト
・意見の違いは脇に置き、会社のためになることに個人としても集団としても全力で取り組む「コミュニティ」として機能させる
・人は協力的なコミュニティの一員だと感じると仕事に対する意欲が高まりら生産性が上がる。逆の場合燃え尽きの主な原因になる。
・ハイパフォーマンスなチームには頭が切れ、攻撃的で野心的な自尊心の高い人たちが集まる。そこには高い緊張感が生まれる。
・問題そのものよりチームに取り組む。問題に誰が当たり、適切なチームがいるか。
・ペアで仕事させることで信頼関係が生まれる。
・最高のチームはメンバーIQの総和よりも賢い、その理由は
1. 発言を数人が独占しない
2. 複雑な感情を読むのが上手い
3. 2を満たすのは女性が多い
・勝利の人間性、個人としてではなく、チームとして誰の手柄になるか気にしなければ、とてつもないことを成し遂げられる。
・誠意と献身を保つのは、勝っているときは簡単でも負けているときはずっと難しい。それでも苦境のときこそリーダーには必要。敗北しているときは、改めて大儀に向き合い、先陣に立つ。
◯チームのためにコーチが果たす役割
・チームは個人よりもチームの目的を優先させなければならない。一人一人のエゴの先にあるものを見通し、全員が力を合わせることの価値を理解できる人物(コーチ)が必要。
・とっさの発言、急いで書いたメール、そんな日常の一コマが現実とはかけ離れた方向に感情的に暴走させることがある。コーチはそんな時に助けになる。耳を傾け、目を凝らし、理解やコミュニケーションのギャップをうめること。自身が盤上にいなきからこそ持てる余裕がなせること。
・緊張や問題から立ち上がる煙に目を光らせる。ビルはほとんど何も言わずに部屋に座り、緊張がどこで高まるのかを感じ取る。
・チーム、特に経営チームがその能力を発揮するにはコーチが必要。ほとんどの企業では優れたコーチを持つことは難しいが、チームのマネージャーがその任に相応しい。
・コーチングは特殊な技能ではなく、高いパフォーマンスを発揮するチームには不可欠な要素。
◯とびきり聡明で有能な人材を集める
・必要な資質
1. 様々な分野の話を素早く取り入れ、繋げる能力(遠い類推)「知性」
2. 「勤勉」
3. 「誠実」
4. 打ちのめされても立ち上がる「グリット」。
・他は目をつぶってもいい。何かを犠牲にしたり、他人の成功を喜べるかがチームファーストで考えているかの指標。
◯ビジネスに愛を持ち込め
・人間の部分と仕事の部分を分けず、どんな人も丸ごと人間として扱い、一人ひとりをひたむきに、心から大切にした。
・ハグと笑顔、ビルはひどい悪態をよく言ったが、愛ゆえだと受け手に伝わっていた
・人を大切にするには、人に関心を持たないといけない。
・ビルはプレゼンする者に対して熱狂的な拍手を送り、立ち上がって応援、チームへの愛を示した。これは取締役会全体から来ているように見て、ものごとを前進させた。
・人を助けよ、時間や人脈などの資源を人のために惜しみなく使え。
・創業者を愛し、彼らにどんな職務を通してであれ、会社に有意義な方法で関わらせ続ける。強力なビジョンと情熱を持つ人々に敬意を持ち、彼らを守れ。
◯ものさし
・仕事で成功している人ほど孤独を感じやすい。彼らはたいてい相互依存性の高い人間関係に支えられているが、周りから孤立し隔絶されているよつに感じることが多い。
強力なエゴと自信は成功の決め手になるが、不安と迷いとも隣合わせだ。
誰でも人間である以上、肯定され理解されていることを知りたいものだ。
・自分のために働いてくれた人、自分が何らかのかたちで助けた人、その中で優れたリーダーになった人は何人いるだろうか、それが自分の成功を図るモノサシ。
・ビルはコーチの仕事に対して報酬を受け取らなかった。キャリアを通して十分なほど報酬を得たから、次は恩返しをする番だと思っていた。
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マネジメントとは?リーダーシップとは?
これらの疑問に対する答えが知りたくて購入した。
マネジメントは会社において一番大事な人材を活かす仕事である。マネージャーは、部下に実力を最大限に発揮させ、成長の機会を促すことが求められる。このような環境を部下に提供するために、大事なのは、支援、敬意、信頼である。
支援は、部下のスキルセットを向上させるために手助けをすること、敬意は、部下のキャリアプランを尊重し、それを達成できるよう手助けすること、信頼は、部下に自由に仕事をさせ、判断をさせることである。
つまるところ、部下のしあわせと成功を実現させることが最も求められる。
リーダーはマネジメントを突き詰めた結果、部下から認められてなるものである。部下に敬意を求めるのではなく、常に謙虚に、献身的であることを示さなければならない。
部下にあれこれと指図するのではなく、自分は大切にされていると実感させることが大事で、そうすれば部下はやる気になり与えられた環境で成功しようとするだろう。
チームのパフォーマンスを高める効果があるのは、チーム内での知識の共有である。チームミーティングで問題を議論し、意思決定を下すのが良い練習になる。プライベートな話からミーティングを始めるのは連帯感を高める効果がある。
1on1は、部下を支援するのに良い機会である。お互いの重要な課題を共有し、認識を合わせるとよい。また、チームの目標を事あるごとに示すとともに、彼らが何をしているのか把握する。うまくいってない無いことがあれば軌道修正すふように支援する。ここでも話の最初は雑談で始めるのが良い。これは無駄に見えて、部下の幸福感を高める効果が大きい。
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ビル・キャンベル氏との思い出の場面が丁寧に切り取られ、彼の人柄にじわっと温かい思いがわいてきました。コーチングをお勉強されてない方にもオススメです。
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ちょうど1年前に読んだ「NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く」は会社を「家族」アナロジーではなく「スポーツチーム」アナロジーで運営する人事本でしたが、本書はまさにアメリカンフットボールの名コーチが、GoogleをはじめとするシリコンバレーのIT企業CEOたちの名コーチであった、という本です。スティーブ・ジョブズ、本書の著者の一人でもあるエリック・シュミットだけなく、あまたあるビジネススーパースターの傍には、ビル・キャンベルがいたのです。これは綺羅星たちが「テイカー」だったから「ギバー」であるコーチを必要としたことなのか?「テイカー」が「ギバー」になっていくことでビッグネームになっていった、ということなのか?たぶん本書がなかったら、ビル・キャンベルの名前は表に出てこなかったかもしれません。彼の教えをメモします。「人がすべて。どんな会社の成功を支えるのも、人だ。マネージャーのいちばん大事な仕事は、部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように手を貸すことだ。我々には成功を望み、大きなことを成し遂げる力を持ち、やる気に満ちて仕事に来る、とびきり優秀な人材がいる。優秀な人材は、持てるエネルギーを解放し、増幅できる環境でこそ成功する。マネージャーは「支援」「敬意」「信頼」を通じて、その環境を生み出すべきだ。「支援」とは、彼らが成功するために必要なツールや情報、トレーニング、コーチングを提供することだ。彼らのスキルを開発するために努力し続けることだ。すぐれたマネージャーは彼らが実力を発揮し、成長できるよう手助けをする。「敬意」とは、一人ひとりのキャリア目標を理解し、彼らの選択を尊重することだ。会社のニーズに沿う方法で、彼らがキャリア目標を達成できるよう手助けをする。「信頼」とは、彼らに自由に仕事を取り組ませ、決定を下させることだ。彼らが成功を望んでいることを理解し、必ず成功できると信じることだ。」シンプルな教え。でも、なかなかできない教え。それができるのが「1兆ドルコーチ」?この秀逸すぎるタイトルがベストセラーにしている?原題も「Trillion Dollar Coach」