紙の本
コンサルの基本がわかる本
2010/10/20 17:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:できごと記 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の大半がケース・インタビューの対策法であり、ケース・インタビューは戦略コンサルタントに就くために避けられないものであると同時に普段の日常の仕事の中で行き詰ったときに参考になるものである。
中でも第3章のアイビー・ケース・システム思考法と第4章の戦略思考のためのフレームワークとツールが本書の目玉である。
第3章について。
筆者は学生のケース・インタビュー指導の過程でフレームワークをシステムに発展させた。筆者はアイビー・ケース・システムと言っている。
アイビー・ケース・システムは「最初の4つのステップ」と「12のケースシナリオ」の2部構成である。
最初の4つのステップは(1)問題の要点をまとめる(2)問題の目的とクライアントの達成目標を確認する(3)どのシナリオに当てはまるのかを判断するための質問をする(4)結論へのおおまかな道筋を示す、である。
12のケースシナリオとは大きく戦略シナリオとオペレーション・シナリオに分かれる。98ページから103ページにかけてアイビー・ケース・システム一覧表が掲載されている。
第4章について。
基本的なフレームワークについて解説しており、アイビー・ケース・システムを補完する構成になっている。したがって新たなツールやフレームワークを知るものではない。
第5章に36個のケースが紹介されており、読み進めてきたものが理解できているのかを確認ができる。
面接試験対策ではあるが、フレームワークやツールといったことについて初心者の方でも読みやすく書かれている。
とはいっても、何でも5Cやマッキンゼーの7Sなど全て枠にはめて考えようとすると、物事がうまくいかないことがあり、フレームワークは万能ではないことも留意する必要がある。
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名著と言われているらしい。
確かにこれが出た時は革新的な感じがした。
いままで暗黙知だった(というか一般に言語化されていなかった)部分を、言語の下に引きずり出したような印象。
前半参考になる部分多数。そして面接の心得や問答など非常に参考になる。
欲を言えば、後半のケース集がもう少し体系立ったものになっていてほしかった。
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色んなケース問題が掲載されていて、考えるのが面白いです。コンサル受ける人は面接のイメージ掴めるかも?
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ほぼすべてのconsulting firmの面接試験が終わったあとに入手した本まじどんまいorz
まぁケース問題とか解いてて楽しいが…この本はMcKinseyのケース面接にしか応用できないね。
いわゆるフェルミ推定(売上推定)と売上拡大みたいなケースはこの本読んでもそんなにできない気がする。
ロジックツリーむずいよー
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「ツタヤがピザハットの買収を計画しているとする。はたして、これはよいアイデアだろうか?」
「ボーイング747(ジャンボジェット機)の重さはどれくらいか?」
「東京ドームにいくつのサッカーボールがはいる?」
これらの質問に、論理的に答えていくのがケース面接。
コンサルティングファームの面接形式です。
やば、むずかしい。
その対策本です。
豊富なケース事例、面接でのやり取り、戦略思考のためのフレームワークとツール、12シナリオ毎の対処方法、などが書かれています。
むずかしいけど、やりましょー
ケースの練習すると、自分の無知、ビジネスの仕組みが学べます。
「企画」に行きたい人、どーぞ。
この知識がないと、仕事をコンサルにとられるかもしれませんよ。
シナリオ毎の対処方法を知ることで、
GDで何をやるのかはすぐわかるので、選考もすんなり通ります。
みんなに役立つのは面接でのやり取りかな。
面接の前に必ず読み込んでます。
1.問題の内容をよく聞く
2.メモを取る
3.問題の要点をまとめる
4.問題の目的とクライアントの達成目標を確認する
5.問題の核心を絞り込んでいくための質問をする
6.結論(問題解決策)への大まかな道筋を示す
7.すぐに言葉を発する前に、頭の中で少し考える
8.適切なタイム・マネジメントを行う
9.数字で答える
10.相手の反応や助言を活かす
11.独創的な視点を加える/ブレインストーミングを行う
12.強い熱意と前向きな姿勢をアピールする
13.結論を要約してまとめる
以上です。
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読み終わった・・・と言うか。時間が無かったので解答だけ読みました。序盤の解法正直愕然とする低レベルなものがあったのですが、中盤のフレームワーク辺りから使える本に成り、後半の実際の面接ワークは非常にいいものだったと思います。
元々米国の本なので、日本では余り使われないワークの形式ですが、問題も解答も非常にいいと思います。自分も本試験までにはちゃんとやるつもりです。
コンサル系は投信銀行と違って対策なしではほぼ不可能レベルだということをサマーで実感しました。根差うr目指す人は必読書のひとつになるでしょう。
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コンサルタントを目指すわけではなくとも、頭の体操としてお勧めしたい一冊。
簡単なフェルミ推定の解説もありますが、ビジネスケースをカテゴライズして、それぞれに重要なロジックツリーがまとめられており、思考の練習にとても役立ちます。
知識労働者の方には強くお勧めしたい。
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ファームの面接試験対策本。
過去に出された問題の解答例が載っている。
巷に出回っている面接試験対策本を見たところで、実際の面接にどれほど役に立つかわからない。ましてや、世界のトップクラスの賢者が集まるファームの試験対策書なんて読んだところであまり意味があると思えない。
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コンサルティング会社に入るために使った本
所謂ケース面接と呼ばれる業界特有の面接試験対策の本です。
本書より抜粋
われわれのクライアントである大手製薬会社が、薄毛に悩む人の治療薬を開発した。この治療薬は錠剤であり、服用後3か月以内で15歳当時と同じくらいまで髪の毛をフサフサに生えてくる。一度生えた髪の毛の量を維持するためには本薬を毎日1回服用する必要がある。この治療薬に対する日本国内の市場規模を推定するとともに、どのような価格設定を行えばよいか考えよ。
このように情報のない中から必要な情報を引き出し、仮説をもとに市場規模を予測したり、問題解決の提案を行うという試験です。
本書はケース問題と、それに対する面接でのやり取りを詳しく収録しています。各問題に対するアプローチの仕方を前半でまとめており、それを応用させて面接でどんな情報を引き出す必要があるのかをケース方式で学ぶことができます。
正直、本書に収められている対応を非常にレベルが高いです。アメリカでMBAを取得してきた学生はこのようなやり取りができるのかと感心してしまいました。いきなりここまでできなくても問題に対する急所の押さえ方などは就活以外でも非常に役立つと思います。
実際にはここまでのケース問題は出題されませんが練習には役立つと思います。
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とっても面白かったです。コンサルファームのケースインタビューに関して無知の状態で読むと特に啓蒙的だと思う。面接を受けるつもりがなくとも、優れた思考枠組を学ぶ為に繰り返し読まれる価値があると感じました。論理的とはこういうことなのでしょう。
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経営コンサルティングファームのケース面接の対策本。フレームワークなどの思考法を学んだ。外資経営コンサルのサマーインターンの面接を受ける前に読んだが、そこまで活かせずに撃沈。
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ケースワークの事例が豊富で勉強になりました。方針の整理には役立ちます。
理路整然と切っていくアプローチですが、実際は、様々な思惑や要件が複雑に絡み合って、刻々と変化していく環境与件の中で格闘することになるんだよな。
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★4.5くらい。
紹介されている手法は、他のコンサル対策本にのってるものよりも実践での威力が大きそうで、なかなかいい。ただ、自分で使えるようになるのは難しいので、訓練が必要だと思う。
一冊目としては、「東大生が〜」みたいなもう少しシンプルなやつの方が良さそうだけど、より訓練したいならこれ一冊あればいいんじゃないかな。それくらい、整理されている(あくまでアマチュアの意見だけど)。
コンサル志望じゃなくても、頭の体操とか、単に知的好奇心を満たすためにも、面白いんじゃなかろうか。
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ケース面接の勉強になる本。
ただし、フェルミ推定と違い、ケース問題はあまりにも多種多様なのでこの本を読んでもできない時は出来ない。
この本自体はその多種多様なケース問題をよくまとめていると思うが、ケース面接がうまく行くかどうかは所詮は面接官との相性と問題の難易度に大きく左右される。
とここまで書いたのはあくまで普通の就活をやるレベルでケース問題に取り組む場合。
本当にコンサルティングファームに行きたいのであれば、この本を読み込む+身近なテーマでケース問題を作り、友達とやり合うなどすれば相当上達すると思う。
結局本を読んでにわか知識をつけただけで、できるようになるものではなかった。
それでできる人はメンサレベルの地頭のよさを持っているのだろう。
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戦略コンサルの面接試験の傾向と対策の本。
戦略コンサルになるための土台として何を持っておくべきかがわかる。
一言で言えば頭の回転が速いということだとおもう。
そのために、ロジカルな思考力、仮説思考、その上で種々のフレームワークなどの知識が必要。
それらの前(上記を試されるのが2次面接)に足きりの意味でも書類選考と1次面接がある。1次面接では人間性が問われる。通称エアポートテスト。田舎の空港で足止めをくらったときに一緒に居て退屈しないような人間性を持っているかが問われる。これは何やかんや重要である。