電子書籍
丸かじりシリーズ(42) サクランボの丸かじり
著者 東海林 さだお
週刊朝日の超長寿連載「あれも食いたい これも食いたい」シリーズ最新刊。食への探求心は健在です。コンニャクの不思議/どや、タルタルソース/ラーメンライスの祟り/「ぶっこみ飯...
丸かじりシリーズ(42) サクランボの丸かじり
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サクランボの丸かじり (丸かじりシリーズ)
商品説明
週刊朝日の超長寿連載「あれも食いたい これも食いたい」シリーズ最新刊。食への探求心は健在です。コンニャクの不思議/どや、タルタルソース/ラーメンライスの祟り/「ぶっこみ飯」出現/ワンタン麺の魂胆/わたしサクランボのファンです……など36本。
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紙の本
わたし、トコロ天黒蜜派です。
2020/01/04 09:01
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東海林さだおさんの人気シリーズ「丸かじり」も、本作で42作めとなる。
「週刊朝日」に2017年4月から12月まで連載されていたものをまとめたもので、もちろん連載時は「あれも食いたいこれも食いたい」というタイトルである。
それが一冊の単行本になる際に「○○の丸かじり」と名前が変わる。
今回でいえば、「わたしサクランボのファンです」という回があり、そこから付けられている。
ところでシリーズも42冊ともなれば、まるで山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズみたいなもので、マンネリとか揶揄されることもあると推測される。
「男はつらいよ」の場合、シリーズ後半には寅さんの甥っ子満男君が準主役で作品を牽引していたが、「丸かじり」シリーズは相も変わらない王道を突き進んでいる。
それでいて、今でも「ギョッ」となることがある。
今回の場合、「トコロ天か葛切りか」という回がそうで、そのおしまいのほうで東海林さんはこんなことを書いている。
「ぼくはこのトシになるまで酢醤油以外のものを食べたことは一度もない。」
何を? トコロ天です。
「地方によって黒蜜をかけて食べる、ということを聞いたときはギョッとなった」と続く。
実はこの東海林さん告白とまったく逆の「ギョッ」体験をした。
つまり、私が育ったのはトコロ天に黒蜜地域で、「地方によって酢醤油をかけて食べる、ということを聞いたときはギョッとなった」。
東京に出てきて食べた酢醤油のトコロ天もありだと思ったが、やっぱりトコロ天は黒蜜だといまだに頑なに信じている。
マンネリもまた楽し。