面白い!事業成功のキーワードにもなる
2021/05/16 18:15
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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
MBAクラスで紹介されて購入。
事例やポイントが簡潔に纏められていて、とても読みやすい。事例ごとの内容が短いので、端的に理解出来る。
あるあるみたいな失敗から、会社倒産にまで流れるストーリーが、自分の仕事の参考にも非常になりそうです。
父さんの会社が倒産
2021/09/22 20:52
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界の有名な25の会社の倒産の歴史、失敗の要因分析。各事例ごとポイントの取りまとめがあります。
しかし、例えばフィルムカメラの業界は急激なデジタル化の流れのなか有効な打ち手が果たしてあったのでしょうか?
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投稿者:ちゃこみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
倒産に至った経緯だけでなく歴史までわかりやすく書いてあっておもしろい。社会人として気をつけるべきことなども考えさせられる一冊である。自分の行動の振り返りも自ずとしながら読むことができた。迷ったときには都度読み返したい。
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まぁまぁ面白かったけど
掘り下げはなく世の中で上っ面で言われていることくらい
冒頭にチャートみたいの出てくるけど図鑑ってほど分類もされていない
コンセプトはいいのに残念な本
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過去に倒産した25の企業について、なぜ倒産したのか?倒産から何が学べるかをまとめた本。
会社経営の失敗なのでかなり難しい内容かと思ったが、初心者でも分かりやすく要点をまとめられており、非常に面白くためになった。
どの企業も過去の成功を引きずる、イケイケで調子にのる、リスクを想定せずに計画を進める、現場を軽視するなど当たり前の事が多いが、それが人間の本能なんだろうと思う。
この事例を再発させない様、気を引き締めたい。
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倒産理由を戦略とマネジメントと分けているが、そこでは分けられない。あまり上手い分け方になっていない。戦略での失敗はある程度仕方がない、そのリカバリーが大事だから。
読んでいて釈然としない本。
過去の成功に対する過信、わからないものを都合よく解釈する、すなわち謙虚さの喪失が本質だと思う。
前半の戦略の方は流し読み、後半のみ読んだのでまとめ
マネジメントの問題
◯山一
・株が上がればチャラにできると考えて損失を子会社に付け替える飛ばしの意思決定をしたこと。結果重視で逸脱したプロセス。
・1965年に危機に陥った時に政府の資金で救済、株が上がって完済という成功体験を引きずった。
◯北海道拓殖銀行
・バブル期低金利で貸出先が無い。新興企業へ融資。営業と審査の部門が一体化されており甘い審査体制
・焦りに対するリスク管理の甘さ。
◯千代田生命保険
・健全な審査機能を無くし、ガバナンスを形骸化させ、リスクある投資先に融資をしていく。
◯リーマン・ブラザーズ
・複雑で中身のわからない金融商品を、みんなが儲かっていたからと投資した。
・誰かが考えているだろう、グループシンク(集団浅慮)
◯NOVA
・前金ビジネスが故キャッシュフローは安定したが、獲得顧客の満足度を高める努力を怠った(講師数が足りず予約できない問題)
・規律のなさ。顧客価値に関係ない豪華な設備、堕落のサイン
◯林原
・いざとなったら不動産という絶対的自信から来る雑な経営管理。経理のブラックボックス化、社長は財務諸表を全くみていない。
・不正会計して銀行から融資を得ていた。
◯コンチネンタル航空
・コストカットで短期的利益を追求し、企業価値を上げて次の買収へ。実態は内部崩。従業員のモチベーションと労組との関係が最悪。
・極度の単純化、これさえやれば結果が出るという傲慢さ、全能感
◯タカタ
・大規模リコール、インフレーターから金属片が飛散する。04年にホンダから報告されたのに検証を怠った。08ホンダリコール、14年アメリカ公聴会、その後全米リコールを飲まされ、1兆円以上の負債で倒産。
・社長は最後まで品質責任を認めなかった。
・設計日本と生産北米の距離、品質管理ができていない。
・オーナーの強権、役員でも反論できない。
◯シアーズ
・なってはいけないCEOランパード。出社は年一株主総会、億万長者の隠れ家からテレビ会議で部下のデータの不具合を問い詰める日々。現場を知らない経営者
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カジュアルなタイトルですが、いわゆる失敗学の書籍です。25社の事例を大分類2つ小分類5項目に分類して、まとめられています。各事例末ごとに3要点程で、まとめが掛かれていて、ライトな内容で非常に読みやすいです。(集中すれば、2,3時間では読み終わる文量)
非常にライトで、あっさりと読み終わるけども、咀嚼反芻して、何度も何度も読み直して、「自分が今陥っているミス」に気づくために良いな!と思いました。
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ここまで身もふたもない経営分析も珍しい。失敗事例のオンパレードです。
コダック、そごう、山一証券など、一度は業界のトップを貼った大企業が、いかにして倒産に陥ったかをケーススタディした一冊です。
同種の書籍はいくつかあるけど、経営学的な視点から分析・一般化していることがポイント。
例えば、株価低迷を補うために行った粉飾決算が明るみに出たことで倒産したワールドコムについて「問題の本質は不正会計ではなく株価に依存せざるを得ない戦略にある」と分析を行うなど、ただの事例集やドキュメントに止まらない魅力があります。
収録されている中で、私のお気に入りは英会話のNOVAの倒産ストーリーです。
レッスン料金の一括購入制で営業コストを圧縮、格安の英会話教室を展開していたNOVAですが、大量に顧客を詰めすぎて教室の開設が追いつかず、レッスン予約が取れない事態が発生。
レッスン解約を申し出る受講者の解約手続きにも、法令違反が認められ(これもスタッフ教育が追いついていないためだと思うけど)、生徒も講師もスタッフも離れていって経営破綻に陥ります。
前金でお金集めたけど、経営力が追いつかないから、サービス履行できなくて失敗しちゃう。
まるでこち亀の両さんのビジネススタイル(?)を見ているようです。
(ちなみに、私自身も当時NOVAの生徒で、20万円近くお金が消えたけどね)
NOVAに限らず、この本に出てくる倒産企業の多くは、利益が出ている時(調子がいい時)は問題ないけど、いざ経営が苦しくなると、弱点が露呈して致命傷になります。
大企業に限らず、普通の会社や、あるいは個人のプロジェクトでも、弱点をしっかり把握しておいて、いざピンチにおいいった時には、弱点を守れるようにしておかなくてはいけない、という教訓を感じます。
大企業のビジネスパーソンも、破産しちゃいそうなユーチューバさんも、プロジェクトに取り組む社会人には是非読んでいただきた一冊です。
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この本は素晴らしい教科書だと思います、私の持論に、成功例は応用できないが失敗例は他のケースにも応用できる、があります。企業が急成長した例、個人が資産家になった例等は、本当に肝の部分は隠すか、気づかないでいるため、殆ど役に立つとは思っていませんが、失敗例・倒産例は、同様な考え方・方法をすると失敗する確率がかなり高いと思います。
この本には、大きく戦略上・マネジメント上の問題に分けて、合計で25の実際に起きた例を、社名を取り上げて紹介しています。中小企業診断士である私にとっても大いに参考となる情報が詰まっていると思います。この様な本の続編が出ることを期待しています。
以下は気になったポイントです。
・千葉そごう以降の20年間は、水島社長が出店場所とタイミングさえ決めれば良かった、新人として入社した社員が40歳を過ぎるタイミングという長期間、そういった状況に慣らされていた社員たちは、現状を疑い、建設的に議論する力を培う機会がなかった(p26)
・そごう倒産に学ぶポイント、1)自分たちのビジネスはどのような「前提」で成り立っているか考える、2)その前提はズレてきていないか議論する、3)強固なビジネスモデルを持ち持続的に成長している事業ほど危険という認識を持つ(p28)
・既存の技術体系を持つ大企業において、革新的技術のオーソライズが取れない理由の一つに「存在しない市場は分析できない」、分析できないものは意思決定できないという考え方にとらわれると、未知のものに対応できない、変化に弱い人材となる(p37、38)
・ポラロイド倒産に学ぶポイント、1)既存事業と同じ尺度で新規事業を図る危険性を理解する、2)市場にない新しいビジネスは分析できない、3)新しいビジネスこそ、実践を通じて学習していく姿勢を大切にする(p39)
・GMには1950年前後に仕掛けられた「組合との協定」という時限爆弾があった、UAWと賃金、年金、終生の医療費負担の提供など、極めて労働者に優位な協定(デトロイト協定)を締結した、この前提にはコストが問題になれば価格を上げればよいという目算があった(p56)
・コダックはフィルムの浸透を図るために、価格面においては「レーザーブレード戦略」を採用した、髭剃り本体を安くして、替え刃で儲けるビジネスのようい、カメラを低価格にして、フィルム販売で儲けるようにした(p74)
・コダックには、銀塩周りの写真品質にこだわる技術者、現像に関わる販売店など、従来のコダックのビジネスモデルによって潤う人たちはたくさん存在した、これが技術的転換点において問題となる(p78)
・アマゾンは仕入先を強化するために、5000万ドルに近い違約金を支払い、トイザらスと手(契約:2000年に10年間の契約)を切った(p86)
・ルールの変更に気づくためには、使い慣れたレンズをいったん手放して、新しいレンズを通して世の中を見つめてみる必要がある、3年後の世界から、異業種から、過去事例から等(p89)
・ウェスティングハウスは、二コラ・テスラを雇い���交流送電システムを開発し、エジソン率いるゼネラルエレクトリックが提案する直流システムと対決し勝利、多極電動交流機の開発により、現代アメリカの電力システムの基礎を作った(p95)
・鈴木商店に深刻な打撃を与えたのは、1922年ワシントン海軍軍縮条約による軍艦建造の中止命令、傘下である、神戸製鋼所、播磨造船所、鳥羽造船所等の残留船腹が不良在庫化した(p107)
・鈴木商店がダメになり、三井・三菱・住友がそうならなかったのは、事業構成(ポートフォリオ)および資金調達(ファイナンス)にあった、中核に鉱山業を持ち安定的な収益がある、グループ内に銀行がある、これは戦争終了や関東大震災よりも大きな問題であった(p108,109)
・1803年当時フランス領だったルイジアナをアメリカが買収する際の両国の仲介、ファイナンスを担当したのが、ベアリングス銀行であった(p115)
・1985年、5200億円という巨額な負債を抱えて会社更生法を申請した、三光汽船であttが、日本航空の墜落事故の翌日だったので世間的な注目を受けなかった(p150)
・1989年に大蔵省は、営業特金の解約(具体的な運用方法を決めず、証券会社に運用をまかせるもの)と、事後の損失補填の禁止する通達を出した(p172)
・エアバックのタカタは、わずかな水分も入れない密閉した容器設計と、製造工程で徹底した湿度管理を実現して、欠点(温度により体積変化、吸湿しやすく安定性に欠ける硝酸アンモニウム)を抑え込むことに成功した、他社は「硝酸グアニジン」という容量がかさばるコストの高い化合物を採用した(p266)
・戦略的とは、「考える論点の多さ」x「考える時間軸の長さ」これが十分でないと「短絡的」=極めてわかりやすい短期的な数字の引力に考えを奪われる(p285)
2020年4月11日作成
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企業の倒産タイプが戦略、マネジメントに問題があるタイプの二つに大別され、さらに前者は変化に対応できないタイプ、リスク分散できていないタイプの二つに、後者は焦りから正常な判断を下せないタイプと攻守バランスを意識できていないタイプ、経営者が現場を知らないタイプの計5分類に分けられる。
失敗したケースに関しての事例を示した本は少ないので一読の価値あり。
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内容はあまり深くなく調べればわかる範囲だと思うが、わかりやすくまとまっていて読みやすかった。
また、それぞれの事例について学ぶポイントをまとめているのもわかりやすく良かった。
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分析が薄いというか絞りきれていない印象。
公開情報のみでのまとめなので仕方がないところもあるが、硬派なジャーナリストの深堀りルポみたいなのを期待すると拍子抜けする。
また、読み手の間口を広げようとしたためなのか、財務の数字からみたおかしさ、ヤバさを指摘する記述も少ない。
それから、あとがきでの総括では、総じて「戦略的」ではなく「短絡的」であったことが各社の倒産の原因としているが、少なくとも林原については逆のような気が。
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企業経営者を英雄視する本より、余程参考になります。
大きな変化ぎ訪れた時、というのは結局、あとにならないとわからないんですよね。
10年後に振り返った時、「あの時の判断は間違ってなかった!」というような仕事をしたいと思います。
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KODAK *デジタル化で統合が崩壊
カメラを鉛筆なみに 世界初のロールフィルム、カラーフィルム
レーザーブレード政策 上流から下流まで一貫 →デジタルが分断、アンバンドル化
1981年 売上げ100億ドル 2012年倒産
トイザらス *ルール変更への対応
オンライン化対応するが実店舗を優先
アマゾンと独占提携するが契約途中で破棄される
ウォルマートが値下げで価格破壊をつぶす 2017年倒産
スカイマークエアラインズ *イベントリスク
HISのベンチャー 1996年
北海道便 大手が値下げ攻勢
ITベンチャー ZEROの投資 羽田便の低価格 高搭乗率で世界3位の収益率
アジアLCC参入 格安長距離国際便 全席ビジネスクラス
円安と燃料高騰 メインバンク不在 2015年倒産
タカタ *日本の設計とアメリカやメキシコ子会社での生産の距離感
1963年 日本初 ホンダS500のシートベルトからエアバッグへ
ガス発生剤に硝酸アンモニウム採用 安価でコンパクトだが温湿度安定性低い
密閉容器と製造工程の湿度管理
異常爆発でリコール1億個、1兆3000億円 2017年倒産
NOVA *前金ビジネスのメカニズム
低価格と予約制 前金ビジネス 拠点展開とテレビCM「駅前留学」
マネジメント、教師のキャパを超えた拡大 解約の商取引違反トラブル
顧客満足度に興味向きにくい 顧客の堕落で利益率が増えるメカニズム
一気解約により資金枯渇、スタッフ離脱 2007年倒産
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倒産した会社の事例を紹介してくれている本
その会社が繁栄し、凋落していった事例を事実ベースで述べている本ではあるが
基本的にはいくつかの複合要素、外部環境や内部要因、マネジメント、競合の台頭など様々な要素であり
おそらく一概には言えないが、大きく数個の論理にまとめている
知っておいて損はない一例に出るような内容なので、抑えておけると良いかもしれない。