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意識と感覚のない世界――実のところ、麻酔科医は何をしているのか
著者 ヘンリー・ジェイ・プリスビロー(著) , 小田嶋由美子(訳) , 勝間田敬弘(監修)
2012年、権威ある医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』は、その200年の歴史において掲載した論文のなかから、もっとも重要な一本を選ぶ読者投票を行っ...
意識と感覚のない世界――実のところ、麻酔科医は何をしているのか
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意識と感覚のない世界 実のところ、麻酔科医は何をしているのか
商品説明
2012年、権威ある医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』は、その200年の歴史において掲載した論文のなかから、もっとも重要な一本を選ぶ読者投票を行った。X線写真や抗生物質の発見など、その後のあらゆる画期的な進歩に関する論文を抑えて読者が選んだ「栄えあるベストワン」は、1846年に掲載されたエーテル吸入による初めての無痛手術についての論文であった。
今日では、麻酔は脳や心臓の手術から虫歯の治療にいたるまで、医療現場になくてはならないものになった。しかし、発見から170年以上が経ったいまでも、麻酔薬が私たちに作用するメカニズムは多くの謎に包まれたままなのだ。
メスで身体を切り刻まれているあいだ、痛みを感じないのはなぜなのか? 手術のあと、何事もなかったように目を覚ますことができるのはなぜなのか? 3万回以上の処置を行ってきた麻酔科医が、麻酔薬の歴史から麻酔科医の日常までを描く、謎めいた医療技術をめぐるノンフィクション。
目次
- はじめに
- 第1章 深い眠り
- 第2章 麻酔科医のコマンドセンター
- 第3章 五つのA
- 第4章 線路のような麻酔記録
- 第5章 マスクの恐怖
- 第6章 絶飲食
- 第7章 心臓の鼓動
- 第8章 特別変わった患者
- 第9章 つきまとうミス
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