今必要とされるテクノロジーの基礎教養とは・・・
2020/05/28 21:59
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投稿者:野間丸男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
進化するテクノロジー(の今とこれから)を知りたかったのだが・・・
序章の「近未来に必ず起こる7つの大変化」から、何か違和感を覚えた。
ひとつは、話についていけないこと。二つ目は、人間の心が見えないこと。
2章の「基幹テクノロジーの進化史」は、実体験なので何とか・・・
“つまらない世界になっていくのかなぁ~“が、全体を通しての感想!
これが現実なのかもしれないが、人の存在の軽さを感じてしまった。
若い人に読んでもらって、
これからの世界が「人間性を大切にする世界」を実現してもらいたい。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
オススメです。この本は、若い年代こそしっかり読んで欲しいと思いました。でも、次のテクノロジーが本当にこうなるのかは誰にも予想はつきませんけどね……
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<目次>
はじめに 2年後のビジネスは「三角形」を中心に進む
序章 近未来に必ず起こる7つの大変化
第1章 テクノロジーとビジネスの「交差点」
第2章 基幹テクノロジーの進化史
第3章 近未来を創るテクノロジー①AI~データを使って認識・判断する
第4章 近未来を創るテクノロジー②5G・クラウド・ブロックチェーン
終章 テクノロジーの進化を見定める
<内容>
かなりAIとクラウドを中心とするテクノロジーの進化を肯定的にとらえている。日本は規制緩和ができず、既得権力が邪魔をするので、著者の思っているようには進まないだろう(終章ではその懸念を示しているが…)。そして世界から後れを取り、ガラパゴス化して衰退していくことは必至だと思う。そのなかでこの本を十分に理解した若者は、日本を捨てていくだろう(この最悪の予測はかなり当たっていると思う)。
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本書は、5G・AI・クラウドが連携されると"世の中が今後どう変わっていくか"を大変わかりやすく解説してくれる。
5G・AI・クラウドがこれからの基幹インフラとなる。僕らは気付いた時には意識する事なく利用している生活が送る事になるだろう。SF映画のようだ。この流れは不可避なものだろう。本が面白くてメモをとるのを忘れて読み進めてしまった。
5G・AI・クラウドの連携された世界では、テクノロジーの土台の上にあらゆるビジネスがある。あらゆる企業がテクノロジーを駆使してサービス業となる。既に人々は物を購入する事がゴールではなくなりはじめているが、それが様々な業種に及ぶ。企業は人々の求めるサービスを知る為に購入した物から情報を吸い上げ、AIに解析させサービスを作りだしていく。サービスを作りだすために、ハードは格安で提供され、良い物を作れば売れるというビジネスモデルは衰退していく可能性がある。
また、AIはより安価に利用されるようになる。AIがクラウドコンピューティングにより人々に提供されるためだ。クラウドコンピューティングは、活用されるデータ貯蔵量が膨大であり、さらにコストは下がり続ける。今後、5Gが活用されれば更に膨大な量のデータを集積しディープランニングをAIがしていく。これはビジネスモデルそのものが変化してしまう源泉となる。日本の技術力等、情報優先の世界で生き残れるのはほんの一部の企業のみになるかもしれない。著者は警鐘を鳴らしている。
著者の山本康正氏はGoogleに入社後フィンテックやAIなどで日本企業のデジタル活用を推進してきた。その後DNX Venturesインダストリーパートナーとなっている。日本経済新聞にて連載記事を書いています。日経電子版は有料なので読めたくても読めないけど。
この本は、多くの年代に読んでもらいたい。途中、歴史に関する章もあるがそこは読み飛ばしても構わない。"情報を膨大に集め解析し新しいサービスを生み出す循環"を体感して欲しい。
情報社会は、プライバシーを提供する社会であるため、心地好いサービスを受けるためなら多くの人はその事を甘受する可能性がある。既に予言されているがプライバシーの全てを売る事を条件に一定程度の生活の保証を企業が行うサービスは現実化するのかもしれない。5G・AI・クラウドの3つが連携する事で世界が急激に変化していく。この流れには逆らえないし、僕は体験したい。
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私が高校生だった40年程前、多くの新技術が私達の世界を変える!という内容の本を読んだのを覚えていますが、殆どが実現しなかったと認識しています。それから5年くらい経過して、竹村健一氏が今度のインターネットは本物だ!という内容の本を読んだときも、斜に構えて読んでいたのを覚えています。
しかし、それは現実に私達の生活にはなくてはならないものになっているのが現実です。さて、この本は、私達の生活を変える次のテクノロジーとして「人工知能+5G+クラウド・ビックデータ」を取り上げています。本を読み終わった私の感想としては、インターネットが登場したときのように、今後10年で見違えるほど私たちの生活を変えているような気がします。
今まで当然のようにあったものが、違うものに置き換わっている可能性も感じました。その時代に社会人となっている私の二人の娘はどのように社会人生活を送っているのだろうか、そして私はどうしているのだろうか。そのようなことを考えさせられた本でした。
以下は気になったポイントです。
・それまで当たり前の存在だった馬車がニューヨーク五番街の道路から消え失せ、大量の車が走るようになった。ここで示される教訓は、1)便利な変化は短期間のうちに劇的に進む、2)劇的な変化は人々が気づかぬうちに静かに進行する(p3)
・これまでの時代は企業が自社で活用するテクノロジーを選んできたが、これからはテクノロジーが企業を選ぶ。そのテクノロジーを使いこなせない企業はほぼ間違いなく淘汰される(p7)
・クラウドは、個人や企業がサーバーやネットワークを保有していなくても、インターネットを通じて必要な時にサーバー機能やネットワーク機能を使えるという技術である、データの保有だけでなく、データ処理までクラウドがサービスとして行っている(p12)
・データを大量・高速に送受信する5G、データを保存・処理するクラウド、データをもとに判断するAI、の3つが組み合わさるトライアングルになることで、最大の効果を発揮できる(p12)
・これからの時代に顧客に提供する価値の源泉は、ハードウェアでもソフトウェアでもなく、データに戻づくサービス、リコメンデーションである(p24)
・グーグル翻訳サイトは2016年に、ニュートラルネットワークを採用したアルゴリズムに変更された、ディープマインドが開発する、ディープラーニングのおかげ。それまでのマシンラーニングはパターン認識していたが、ディープラーニングは、文章構造を認識し、自分で考えながら訳していく(p68、69)
・ポケモンGOは、もともとグーグルマップチームが始めたもの、任天堂はポケモンのキャラクターライセンスを貸与しているのみ(p73)
・2010年にNTTドコモからスマホが発売され、2012年にはスマホの出荷台数がそれまでの、スマホ以外の携帯電話を初めて抜いた(p99)
・現代の第三次AIブームを支えているのは、2006年頃に登場したクラウドコンピューティングによる。大量のデータ処理により、人間が特徴を定義してい��マシンラーニング(機械学習)ではなく、人工知能が自ら学習データから特徴を抽出するディープラーニング(深層学習)が実用化される、ポケトークに利用されている(p105,135)
・AIにできないこととは、善悪・倫理の判断である(p108)
・スマートスピーカーは、人の言葉をどの程度認識するかであるが、現時点ではグーグル(グーグルアシスタント)が精度が高い、次いで、アマゾン(アレクサ)、アップル(p120,133)
・これまで、映画>テレビ>ラジオという序列で、出演するタレントにもその序列があった。有料動画はさらにその下、インターネットのユーチューブはその下に位置付けられていた。しかし、その垣根がなくなる。どの媒体、どの番組でも良いものは良いと評価される時代になり、5Gで下剋上が加速する(p174)
・5Gにより、本当の意味での「IoT]を実現し、同時進行中のあらゆる情報をデータ化することでオペレーションを改善するには、同時接続で容量が大きく、低遅延の5G時代にならなければ不可能であった(p177)
・グーグルフォトは、さまざまなデバイスで撮影した写真をすべて統合してくれる。これもクラウドがなければできない機能である(p194)
・クラウドがさらいに進化すると、OSのクラウドが進むだろう、アプリをダウンロード・インストールすることなく、その都度最新の状態でクラウド経由で処理ができるストリーミングサービスが始まっている。OSがクラウド化されると、手元にあるパソコンはログイン機能のみ、あとはすべてストリーミングでアクセスすれば良い。通信機器とモニター、キーボードがあればよい(p196)
・金融機関はもはや独立して存在できなくなるかもしれない、1)グーグルとシティバンク、2)アマゾンとJPモルガン、3)アップルとゴールドマンサックス、アメリカではFAANG+Mと大銀行との業務提携が少しずつ進んでいる(p215)
・世界ではデフォルトなのに、日本にはまだ入っていないテクノロジーは、乗り捨て可能な電動キックボード(スクーター)である(p228)
・これからのビジネスパーソンは、プログラミング・データ・英語・ファイナンス(金融財政)に関する知識を身に着ける必要がある(p232)
2020年4月5月日作成
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ニュースでよく出て来るし何となく知ってる、実際に利用しているというサービスやそれを支えているテクノロジーについて、専門に学んでない人にも分かりやすく書かれている。
…つまり、専門的に学んでいる人や業界で働いている人にとっては物足りない内容かもしれない。
何も知らず、便利なサービスを利用しているだけの私はとても勉強になった。
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AI、4G、クラウドを関連づけて考えた事は無かったので本書を読んで色々と府に落ちた。
1、2章は飛ばして読んでいいかも。
何でもビッグデータによってAIが自分に必要なものを勧めてくれる未来も便利だが、自分でも全く興味が無かった世界を広げてくれる偶然や出会いも必要なんじゃないかと思ったり。
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大変勉強になる本であることは間違いない。けれど、例えば4Gと5Gは何が違うの? といった問いに、機能面だけでなく仕組みを本書で理解するのは難しいだろう。いや理解できていないだけか。しかし、著者の経歴(一部上場企業のオーナー一族で留学や国際機関等でのインターンを繰り返し、グーグルへ)はすごいな。
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これからの世界やビジネスを変えていく大きなテクノロジーの柱であるAI、5G、クラウドによる近未来の7つの大変化や、これらを支える基幹テクノロジーの進化を概観し、今後起こっていくであろう世の中の変化を予想した一冊。テクノロジーとその本質への理解が、これからの時代いかに大切かを改めて痛感させられた。
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あるテクノロジーの何が革新的なのか見定める必要がある。そのために①日々情報を収集すること②情報に対してバイアスがかかっていないか検討すること が求められている。大変。
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インテルのプロセッサ 電力を消費
クアルコム スマホ向き 省電力と小型化
データの解析で具体的に可能なのは、画像解析、自然言語処理、音声認識の3つしかない
AIにできないことで代表的なのは、善悪、倫理の判断
5Gの特徴 高速・大容量、低遅延、同時接続
日本だけのテクノロジーには意味がない
テクノロジーは進化し続ける。だから、進化するものと思って設計すべきだ。そのためには、次にどのようなテクノロジーが派遣を取るかを知っておく必要がある
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ブクログ 次のテクノロジーで世界はどう変わるのか
現代のテクノロジーを理解するための網羅的な解説と共に、テクノロジー時代において人々が持つべき姿勢(キャリア戦略にも近い)に関する筆者の持論が展開されており、「これからの時代を生きるための教科書」といった立て付けになっている。
新しく得られた知識はあまりなかったのと、筆者がエンジニアではないので技術に関する解説は「入門編」といった感じだったが、かなり体系的にまとまっていたのと、共感できる論述が多かったため、ビジネスマンとしての今後の道標になると感じた。
以下、特に印象的だった部分の要約をいくつか記載する。
・これからのビジネスパーソンはプログラミング・データ、英語、ファイナンスに関する知識を身につけないといけない。新しいバズワードがやってきた時、うろたえず、ここまではできる、ここからはできないという判断ができる事が、テクノロジーに関する最重要リテラシー
・10年後、20年後の動きを予測しながら動かないと「使われる側」になってしまう
・マルチタグ人間になる努力。交差点に立つ意識。「何をやっているかわからない人が強い」
・信頼されている人に勝手に情報が集まってくる。「この人に伝えれば何か新しいものが生まれるかもしれない」と思われる事が重要になる
・筆者自身もGoogle時代、知らないことをひたすら調べ、エンジニアに聞く日々を過ごした
・間違えるリスクよりも、利便性の高さを優先すべき。だから日本は停滞し、中国が躍進した
・どこからでもお金を稼げる企業が強い。データを持っていればハードウェアは安価になるため、単にハードを売るだけの家電メーカーは危うい
・5Gによりソフトで稼ぐ流れはますます加速する
・クラウドコンピューティングにより、多くの便利な事が手元でできるようになった。またハードの価値が下がっていき、SaaSの流れがどんどん加速して行く。
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テクノロジーの基礎教養を身につけたい方に。
読み手によって評価が二分する一冊だと思う。5G、クラウド、AI、ブロックチェーン… 近未来のテクノロジーを語る上で欠かせないこれらのキーワード。自分の言葉で語れない人、"知ったかぶり"を卒業したい人は一読の価値あり。
ひとつだけ残念な点を挙げるとすれば、タイトルの「次のテクノロジーで世界はどう変わるのか?」に対する著者の答えがはっきりしない、弱い印象を受けた。「前例が通用しない世の中になる」、「正しい判断をするために情報リテラシーが必要だ」、この類の作品を手にする多くの人はそんな事は百も承知であって、いち読者としてはもう一歩踏み込んで、『数年後の未来はこうなる!』と言い切って欲しかった。
本書の評価とは全く関係ないが、
「大学を卒業したら、もう勉強は無意味」という、30年以上前の昭和の時代の考え方から頭を切り替えよう。(おわりに、原文ママ)
などと著者に言わせてしまうこの国を、同じ日本人として情けなく、恥ずかしく思った。
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<目次>
はじめに 2年後のビジネスは三角形を中心に進む
序章近未来に必ず起こる7つの大変化
第1章テクノロジーとビジネスの交差点
第2章基幹テクノロジ-の進化史
第3章近未来を創るテクノロジー①AI
第4章近未来を創るテクノロジー②5G,クラウド,ブロックチェーン
終章テクノロジーの進化を見定める
おわりに
P56 パブリックヘルス
社会の健康、個人の健康→健康的なXX
P56 情報の非対称性
片方のみが知っている情報
P72 エコシステム
複数の企業が協業し、参加企業それぞれがもつ技術を
効果的に生かしながら、共存共栄を狙う仕組み
P76 マテリアルワールド
アメリカのサブスク
P209 ワインもダイアモンドと似ていて、~正規品か
どうか、ブロックチェーンに適している
P228 世界標準なのに日本にはまだ張っていないものを
取り入れよ
この著者は、こないだTVに出てたよね。
あと人、今どうしてる的な番組で。
この本、内容の密度、深さにムラがあるような気が
するが、総じて興味深い。
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いい本です。まだまだそんな変化は現実にならない、なんていう考え方をとるのではなく、遅かれ早かれ生じる変化は、早く生じるものだと考えて
仕事の仕方を考えるのがいい、ということを感じた。