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誰が科学を殺すのか(毎日新聞出版)
――「選択と集中」、そして「効率」を求める政策が研究力を低下させ、大学を破壊する。日本の学術に輝きを取り戻す必読の書。山極寿一・京都大学長 「平成・失われた30年」をもた...
誰が科学を殺すのか(毎日新聞出版)
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誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃
商品説明
――「選択と集中」、そして「効率」を求める政策が研究力を低下させ、大学を破壊する。日本の学術に輝きを取り戻す必読の書。山極寿一・京都大学長 「平成・失われた30年」をもたらした「科学研究力の失墜」はなぜ起こったのか? 「選択と集中」という名の「新自由主義的政策」および「政治による介入」の真実、および疲弊した研究現場の実態とは? 毎日新聞科学環境部が渾身のスクープ! かつて日本は「ものづくり」で高度経済成長を成し遂げ、米国に次ぐ世界第二の経済大国になった。しかし「ライジング・サン」「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われたころの輝きはもはやない。日本メーカーが力を失い、経済が傾くのと並行して、大学などの研究も衰退している。政府による近年のさまざまな「改革」の結果、研究現場は疲弊し、大学間の格差も広がった。どうしてこんなことになってしまったのか。それなのになぜ政府はますます研究現場への締め付けを強めようとしているのか。そうした問題意識から、われわれの取材は始まった。(本文より)
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基礎研究の重要性
2020/02/07 11:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
基礎研究を忘れれば、イノベーションの基盤は失われる。基礎研究に投資することが未来への投資となる。しかし、日本の最近の政府主導型の投資には、科学技術を経済成長に役立てようとする「出口志向」であり、それに伴う「選択と集中」により、科学研究の現場は、疲弊どころか、縮小し、過疎化に向かおうとしている「限界研究室」の態である。それを訴えるルポルタージュである。