電子書籍
蒼穹のアリアドネ 8
著者 八木教広
魂を繋ぎ感情を揺らす超本格ファンタジー!仲間とともに歩を進める、蒼穹の騎士・ラシルと皇女・レアナ。そこに、天空都市・アリアドネ皇国からの刺客・灰燼のロックウェルが襲いかか...
蒼穹のアリアドネ 8
蒼穹のアリアドネ 8 (少年サンデーコミックス)
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
魂を繋ぎ感情を揺らす超本格ファンタジー!
仲間とともに歩を進める、蒼穹の騎士・ラシルと皇女・レアナ。
そこに、天空都市・アリアドネ皇国からの
刺客・灰燼のロックウェルが襲いかかり、旅は急変する!!!
執拗で、強力な刺客の追跡を受ける騎士と皇女は
廃墟となった街で、ラシルと世界を巡る10年前の謎に触れ…
自由を掴む覚悟はあるか。
未知なる世界を翔ける少年少女の
新たな超本格ファンタジー!!
関連キーワード
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
箱庭のセメレー
2020/02/20 17:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ギサウ族は兎ではない。だが、月との関連性は多分に認められる。太陽の光を反射して、自らは発光しない月と太陽の関係性と呼応するかのように、光のエネルギーの活用法を考案して科学技術の向上を目指す人間と天性の資質として光のエネルギーを自在に操れるギサウ族は、太陽と月の関係とは対照的ではあるものの、読者は人間とギサウ族の双方に日月との強い結び付きを見出すであろう。
神秘的な月に纏わる伝説や伝承と、ギサウ族の言い伝えとは話の性質が異なり、人目を避けて生活するギサウ族と他の種族との接点は、本来、少ないとは言え、ギサウ族の内輪でのみ語り継がれた予言のような説話の内容の一端が現実化すると、ギサウ族の存在が、人間や他の十一の種族の暮らしに、様々な影響を及ぼすようになる。
運命の女神が回す糸車は、他の神々では動きが止められず、一本の糸が紡ぎ出されるさまに擬えられる個人の命数と世界の趨勢は、誰にも変えられず、誰にも抗えないものだ。
しかし、空に浮かぶ皇国の姫レアナは、人知れず、大志を抱き、地上に降り立った。
誘蛾灯に群がる虫のように、レアナの下には、大戦後、息を潜めて生活していた者等が寄り集まり、レアナの行く先々では、種族間の交流が活性化し、長年、反目していた種族間の軋轢が解消されて、図らずも彼らの融和が進展する。
その一方で、ラシルを始めとするレアナの関係者には、異能を有する者や、一癖ある者、異形の者等がおり、集団行動が苦手な面々も含まれているので、各地で突発的に戦闘が開始される。
ラシルの周りには美女や美少女が集まりやすいようだ。
現状では、レアナは光を発して人々を利する立場にあるのか、光を悪用して何かを成し遂げようとする側の人間であるのか、いずれとも決し難い。
彼女は、太陽や月の神々に、使役されているのかもしれない。