- 販売開始日: 2020/02/20
- 出版社: コルク
- ISBN:978-4-12-206830-8
走狗<文庫版>
著者 伊東潤
薩摩藩の下級武士ながらも、西郷隆盛と大久保利通に出会い、幕末の表舞台に躍り出た・川路利良。激動の時代を這い上がり、日本の警察組織を作り上げた川路。「西郷を殺した男」と同郷...
走狗<文庫版>
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商品説明
薩摩藩の下級武士ながらも、西郷隆盛と大久保利通に出会い、幕末の表舞台に躍り出た・川路利良。激動の時代を這い上がり、日本の警察組織を作り上げた川路。「西郷を殺した男」と同郷人に憎まれつつも、組織と日本という新しい国家に殉じた男の光と影、そして波乱に満ちた生涯を描く歴史巨篇。
〈解説〉榎木孝明
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次々に時代傑作小説を発表されている伊藤潤氏による幕末に活躍した川路利良の生涯を描いた傑作です!
2020/07/24 11:31
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『国を蹴った男』(吉川英治文学新人賞)、『巨鯨の海』(山田風太郎賞)、『峠越え』(中山義秀文学賞)、『義烈千秋 天狗党西へ』(歴史時代作家クラブ賞)などの傑作を次々に発表されてきた伊東潤氏の作品です。同書の内容は、薩摩藩の下級武士ながらも、西郷隆盛と大久保利通に出会い、幕末の表舞台に躍り出た川路利良を描いた作品で、激動の時代を這い上がり、日本の警察組織を作り上げ、「西郷を殺した男」と同郷人に憎まれつつも、組織と日本という新しい国家に殉じた男の光と影、さらに彼の波乱に満ちた生涯を描く歴史巨篇となっています。ぜひ、一度、お読みください。
公を取るか、私を取るか
2020/10/29 21:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
川路利良と言えば、西郷隆盛や大久保利通を主役とするならば脇役的扱いであった。
しかし、利良を主役として、下級武士の身分からいかに出世していったのか、その過程でどういう心の動きがあったのか、が描かれた。
そのことで、国のため、警察制度を確立させるためには私情を挟んではいけない、として西郷を切り捨てる選択をしたが、結果的にそのことで道半ばで表舞台から消えることになってしまった。
少しでも私に針が振れていたら、また違った人生に、歴史になっていたかもしれない。
道半ばでの悔しさもあっただろうが、ラストシーンで描かれた思いに救いがあったと思った。
走狗
2021/11/16 12:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
西郷隆盛や大久保利通と同じく薩摩藩出身の川路利良は下級武士から明治時代に初代大警視(警視総監)に昇りつめた人物であった。彼は欧州の警察に学び、日本に取り入れ、組織化したのであった。しかし、西郷との確執をはじめとして、川路の出世を快く思わないものも多かった。そして川路は・・・。