電子書籍
1984年のUWF
著者 柳澤健
単行本刊行時に賞賛と非難の十字砲火を浴びた「UWF本の発火点」。「プロレスから格闘技へ」の過渡期を描く傑作ノンフィクション!1984年、UWF誕生。新日本プロレスへの復讐...
1984年のUWF
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
1984年のUWF (文春文庫)
商品説明
単行本刊行時に賞賛と非難の十字砲火を浴びた「UWF本の発火点」。
「プロレスから格闘技へ」の過渡期を描く傑作ノンフィクション!
1984年、UWF誕生。新日本プロレスへの復讐のために誕生した団体は
元タイガーマスク・佐山聡の大胆な構想のもとプロレスから逸脱していく。
若者はUWFを真剣勝負のプロレスとみなして熱狂した。
しかし――。
プロレスから総合格闘技への過渡期に痛烈な一閃を浴びせ、
大反響を呼んだ迫真のノンフィクション、渾身の文庫化。
文庫特典「クリス・ドールマンとの一問一答」収録。
※この電子書籍は2017年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
UWFは俺たちの青春。
2023/05/14 14:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
1981年4月23日。
アニメのヒーロー タイガーマスクが新日本プロレスでデビューする。
既存のプロレスの全てを凌駕し、そして未だに彼を越えるプロレスラーは現れていない。
日本中を熱狂させ、プロレスの全てを塗り替えた男は、わずか2年4カ月で引退。
復帰したリングは、旗揚げ間もない「1984年のUWF」。
プロレスか格闘技か。
ファンなら誰もが通る葛藤。
「1976年のアントニオ猪木」にはじまるプロレスノンフィクションの第一人者が、プロレスファンが最も熱くなり、最もセンシティブになり、そして、泣いて酒を酌み交わす永遠のテーマ、UWFに切り込んだ。
当時、学生運動に熱を上げるかのごとく、先鋭的にファンは支持した。
1960年代。赤旗を振る学生のバイブルが資本論ならば、1984年のプロレスファンのそれは週刊プロレスだった。
限られたチケットにありつけない多くのファンは、週刊プロレスの記事をむさぶるように読んだ。そして、熱く熱く己の中に籠っていった。先鋭化していった。理論、いや理屈に走った。
夢のような時は、長く続かない。
プロレスの先の先を目指した猛者たちは、別の道を歩むことになる。
父子家庭で苦労し抜いた前田と高田。
荒れた青春を、プロレスにかけ青春を燃やし尽くした日々。
矛盾と葛藤に苦しみ抜き、文学に道を求めた前田。
強くなるために、スター街道を捨ててUWFに参加した高田。
そして、その温かい人間性ですべての人に慕われた山崎。
最後の言葉に、ストンと腑に落ちるものを感じた。
「日本の格闘技はプロレスから生まれた。過去を否定するべきでは ないと思います」(中井祐樹)
紙の本
最後の言葉に、ストンと腑に落ちるものを感じた。 「日本の格闘技はプロレスから生まれた。過去を否定するべきでは ないと思います」(中井祐樹)
2023/06/01 09:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
1981年4月23日。
アニメのヒーロー タイガーマスクが新日本プロレスでデビューする。
既存のプロレスの全てを凌駕し、そして未だに彼を越えるプロレスラーは現れていない。
日本中を熱狂させ、プロレスの全てを塗り替えた男は、わずか2年4カ月で引退。
復帰したリングは、旗揚げ間もない「1984年のUWF」。
プロレスか格闘技か。
ファンなら誰もが通る葛藤。
「1976年のアントニオ猪木」にはじまるプロレスノンフィクションの第一人者が、プロレスファンが最も熱くなり、最もセンシティブになり、そして、泣いて酒を酌み交わす永遠のテーマ、UWFに切り込んだ。
当時、学生運動に熱を上げるかのごとく、先鋭的にファンは支持した。
1960年代。赤旗を振る学生のバイブルが資本論ならば、1984年のプロレスファンのそれは週刊プロレスだった。
限られたチケットにありつけない多くのファンは、週刊プロレスの記事をむさぶるように読んだ。そして、熱く熱く己の中に籠っていった。先鋭化していった。理論、いや理屈に走った。
夢のような時は、長く続かない。
プロレスの先の先を目指した猛者たちは、別の道を歩むことになる。
父子家庭で苦労し抜いた前田と高田。
荒れた青春を、プロレスにかけ青春を燃やし尽くした日々。
矛盾と葛藤に苦しみ抜き、文学に道を求めた前田。
強くなるために、スター街道を捨ててUWFに参加した高田。
そして、その温かい人間性ですべての人に慕われた山崎。
最後の言葉に、ストンと腑に落ちるものを感じた。
「日本の格闘技はプロレスから生まれた。過去を否定するべきでは ないと思います」(中井祐樹)