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古関裕而―流行作曲家と激動の昭和
著者 刑部芳則 著
古関裕而(一九〇九~八九)は忘れられた名作曲家である。日中戦争中、軍歌「露営の歌」で一世を風靡、アジア・太平洋戦争下のニュース歌謡や戦時歌謡を多く手がけ、慰問先でも作曲に...
古関裕而―流行作曲家と激動の昭和
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古関裕而 流行作曲家と激動の昭和 (中公新書)
商品説明
古関裕而(一九〇九~八九)は忘れられた名作曲家である。日中戦争中、軍歌「露営の歌」で一世を風靡、アジア・太平洋戦争下のニュース歌謡や戦時歌謡を多く手がけ、慰問先でも作曲に勤しんだ。戦後は鎮魂歌「長崎の鐘」、東京五輪行進曲「オリンピック・マーチ」、映画「モスラ」劇伴音楽と、流行歌からスポーツ音楽まで数々の名曲を残す。戦争、そしてテレビの普及まで、昭和史を彩った彼の生涯をたどる。
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紙の本
あなたは古関裕而を覚えていますか
2020/01/03 09:08
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今年(2020年)は東京で開催される2回めのオリンピックの年だ。
前回の東京オリンピックの開会式の入場行進の時に流れた「心も浮き立つような」オリンピック・マーチを覚えているだろうか。
それは忘れていても、毎夏流れる高校野球の「栄冠は君に輝く」は聞いたことがあるだろう。
いずれの曲も、作曲したのは古関裕而。
古関さんは明治42年(1909年)に福島に生まれた。
亡くなったのは平成元年(1989年)8月18日。享年80歳。
今年は古関さんと関係するオリンピックがまたやって来るだけではない。
春からのNHK朝の連続小説ドラマにその生涯を描いた作品「エール」も放映されることになっている。
著者の刑部芳則氏の本職は日本近代史を教える先生だが、このドラマの風俗考証も担当するそうだ。
古関さんは明治から平成にかけて生きた人だが、作曲家として活躍したのは昭和である。
しかも、オリンピックのような平和な時期だけでなく、戦時中にもいわゆる「軍歌」をも作曲したし、敗戦後間もない時には「長崎の鐘」といった名曲まで生み出している。
この本の中に昭和18年に作られた「若鷲の歌」の歌詞が載っている。
「若い血潮の「予科練」の 七つ釦は 桜に錨」で始まる「軍歌」だ。
その歌を昭和30年生まれの私はスラスラと歌えたのだ。
それだけ古関さんのメロディが覚えやすいということだろう。
それにこれは迂闊だったが、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」の作曲もまた古関さんだった。
作曲家の名前を知らないまま大声で歌っていたなんて恥ずかしいかぎりだ。
きっと今年は古関さんの数々の名曲を耳にする一年になるだろう。
古関さんは全国の学校の校歌なども311曲作ったという。
もしかしたら、それを知らずに今も子供たちは大きな声で歌っているかもしれない。
紙の本
曲
2020/04/07 05:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝ドラ関連本。作曲家の生涯を追うわけだが性質上仕方ないかもしれないが作品の羅列であまりその思想について語られることがない。戦時中の行動は肯定的だがぐっかに対する思いというものは簡単に割り切れるものではなかろうがもう少し姿勢がわかるように解説が必要だったろう。