電子書籍
旋律月下
著者 著者:綾崎 隼 , イラスト:ワカマツ カオリ
家族でも見分けられない双子、舞原月乃と今宵。月乃は誰からも好かれる朗らかな性格で、妹の今宵は大人びた物静かな少女だった。月乃に恋をした望月洋平は彼女と同じ大学を目指すが、...
旋律月下
旋律月下 (メディアワークス文庫)
商品説明
家族でも見分けられない双子、舞原月乃と今宵。月乃は誰からも好かれる朗らかな性格で、妹の今宵は大人びた物静かな少女だった。
月乃に恋をした望月洋平は彼女と同じ大学を目指すが、受験に失敗し、経済的な事情から浪人を両親に禁じられてしまう。
現実の前に頭を垂れた人生と、意志を貫き、親に逆らってでも掴みたかった人生。諦めたはずの人生で再会した今宵と、諦めなかった人生で再会した月乃。
二つの人生を『if』で描く、『月』の恋愛ミステリー。
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紙の本
1つ違いの兄弟と双子の姉妹の恋の話
2020/05/24 11:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AO - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生にもしもはないけれど考えずにはいられない後悔ばかりの洋平。そしてもしもの話が始まったと思ったら上手に話が繋がっていた。兄の結婚式に参列して前を向き進んでいくことを決めたのは良かったけど家族の洋平の扱いがちょっと酷くない?姉兄に許したのなら提案くらいしてあげても良くない?そうしたらグダグダいじけずに済んだと思うのだけど。最後の洋平の祈り。彼がそうなれますように。
紙の本
彼に共感できるなら
2021/01/21 15:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:usa_0814 - この投稿者のレビュー一覧を見る
親の都合で、中学二年生の秋に新潟に越してきた望月洋平は、舞原月乃と今宵という双子の姉妹と出会います。朗らかで誰からも好かれる月乃に恋をした彼は、またすぐに転校することになると、考古学が好きで大阪の大学を目指すという月乃の言葉を忘れずに勉強を続けますが、受験に失敗して静岡の大学への進学が決まりました。このまま静岡に進学する道と、ifとして語られる、浪人しても大阪の大学を目指す道で、彼らは双子の姉妹と再会します。
まず恋愛とミステリを絶妙に調和させた展開が見事。文章も読みやすいので、ミステリと言われると敬遠しそうな人にはこういう作品から読んでほしいという作品です。恋愛小説としても、叶わぬ恋に対する思いが切実に語られていて、理性的になれるはずもない想いの強さが伝わってきて、恋愛小説が好きな人にもおすすめできる作品です。単なる読者としても、双子の姉妹の恋のゆくえを応援したくなるお話でした。
なので、ただ一点、主人公の性格も言動も受け入れがたいことが気になりました。恋愛などというものに理屈を求めても仕方ありませんから、誰が誰を好きになるか、好きになれないかなど、どうこうできるものではないでしょう。ただ作中の人物で、彼は後悔してばかりでほとんど何もしていません。彼の周囲の人たちが、何かの行動をしている中で、自分から何かを手に入れようとはせず、すぐに諦めては他人のせいにする彼の性格だけはどうしても受け入れることができませんでした。
結末はあれでよいのだと思います。彼女は幸せになることでしょう。主人公の彼に共感することさえできれば、何の違和感もなくよい作品だと思います。
紙の本
双子
2020/08/30 00:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
財閥のお嬢様でありながら、容姿端麗、頭脳明晰の上、性格もいい月乃。彼女に恋い焦がれる主人公は、ややストーカーちっくでしたが、後半一気読み必至の作品でした。