電子書籍
それでも俺は、妻としたい
著者 足立紳
齢40を迎え未だ年収50万円。売れない脚本家の俺は、自らのゴミ化を妻に悟られぬようにと愛情表現の一環として毎夜セックスに励んでいたのだが、近頃は「ヤダ」の一言で拒絶される...
それでも俺は、妻としたい
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
それでも俺は、妻としたい
商品説明
齢40を迎え未だ年収50万円。売れない脚本家の俺は、自らのゴミ化を妻に悟られぬようにと愛情表現の一環として毎夜セックスに励んでいたのだが、近頃は「ヤダ」の一言で拒絶されるようになった。……そう、俺は妻の巨乳を3か月も触らせてもらえてないのだ。とことん呆れ、笑い、ちょっぴり泣ける、狂い咲き夫婦道!
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
段差が大きいほど感動も大きい
2021/08/20 06:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2016年2月に『乳房に蚊』(のちに『喜劇愛妻物語』に改題)でさっそうと作家デビューを果たした脚本家の足立紳さんが、『乳房に蚊』で主人公だった年収50万の売れない脚本家豪太と彼を支えるチカ夫婦の徹底した夫婦愛憎物語(ただし、愛<憎なのか愛>憎なのかは意見の分かれるところだろうが)をさらに追い続けた連作集である。
2017年11月から2019年3月にかけて、単発的に中間小説誌「小説新潮」に発表されたもの。
発表誌の性格もあるのだろうか、「妻としたい」「妻としちゃった」「妻と働く」「妻と帰る」「妻と笑う」の各作品の総タイトルが『それでも俺は、妻としたい』だから、尾崎放哉の句からとった『乳房に蚊』からあまりにもグレード感が下がりすぎている。
さらに、主人公である豪太のダメさも数倍落ちていて、息子(前作では娘であったが、この連作では息子に変わっている)の保育園のママ友とスワッピング騒動を起こしたり、素人漫才のネタをパクったり、こんなひどい夫にチカはよく耐えているものだと思わないでもない。
「妻と帰る」は、家族で豪太の実家に帰省する話だが、そこに登場する豪太ママも豪太以上の人物でチカは孤軍奮闘ダメ母子と戦うことになる。
しかし、豪太のダメさが徹底されればされるだけ、そこからの改善度合いが大きくなる。そのことで、感動が生まれるというのは、シナリオ作りの鉄則のようなもので、作者の足立紳さんの作法はそれに徹しているといえる。
タイトルでひいてしまう読者もいるだろうが、読んで損はしない。
紙の本
おもしろくない
2020/05/30 14:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
「妻と」じゃなくてもいいよね。
機会(か、お金)があれば、誰とでもいいんだから。
奥さんのどこがいいのかも分からないけどね。