- 販売開始日: 2020/04/11
- 出版社: SBクリエイティブ
- ISBN:978-4-8156-0278-9
経営戦略4.0図鑑
著者 田中道昭
【世界最前線に立つトップ15社の「強さ」の秘密が一気につかめる!】【今、様々なメディアから大注目の競争戦略アナリスト、渾身の一冊!】グーグル、アップル、アマゾン、ネットフ...
経営戦略4.0図鑑
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商品説明
【世界最前線に立つトップ15社の「強さ」の秘密が一気につかめる!】
【今、様々なメディアから大注目の競争戦略アナリスト、渾身の一冊!】
グーグル、アップル、アマゾン、ネットフリックス、ソフトバンク、トヨタ、楽天、ユニクロ――。
現在、世界の最前線では、これまでとはまったく違う戦いが繰り広げられています。
これまでの経営戦略やマーケティング戦略、ビジネスモデルが通用しなくなってしまったのです。
「これから、いったい世界はどう変わるのか?」
いま、そんな疑問を抱く人が増えているのは、誰も経験したことがない「戦略4.0」の世界に突入しているからです。
そこで本書では、競争戦略アナリストとして活躍する著者が
世界の最前線に立つ世界トップ15社の「経営戦略」「マーケティング戦略」「ビジネスモデル」「収益構造」を
ビジュアルを豊富に用いながら解剖し、その強さの秘密にズバリ切り込みます!
さらに、「戦略4.0」を理解するために欠かせない
プラットフォームやエコシステム、経済圏、サブスクリプション、OMO、スマートシティ、
カスタマー・エクスペリエンスなどの重要キーワードもわかりやすく解説。
本書を読めば、いま、世界の最前線で使われている戦略の全貌が一気につかめます!
目次
- はじめに
- PART1 いま、世界の「最前線」ではなにが起きているのか?
- 「戦略4.0」を読み解く3つの視点
- 「戦略4.0」のキープレーヤー 1 GAFA
- 「戦略4.0」のキープレーヤー 2 BATH
- 「戦略4.0」のキープレーヤー 3 日本企業
- 「戦略4.0」のキープレーヤー 4 米国企業
- 「戦略4.0」の最重要ビジネスモデル 1 プラットフォーム
- PART2 「戦略4.0」を読み解くために
- 「戦略」の全体構造を理解する
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キープレーヤー15社、重要なビジネスモデル、中核を担うテクノロジー、「戦略の見方」、マーケティング手法・・・。豊富なコンテンツを取りそろえた”経営戦略の図鑑”!
2020/04/14 08:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Cat lover - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、最近テレビ東京のワールドビジネスサテライトのコメンテーターとしてもお見かけした、立教大学ビジネススクール 田中教授の最新作です。
著者の専門は「企業戦略&マーケティング戦略」と「リーダーシップ&ミッションマネジメント」の2つの領域です。著者はこれまでも多くの著書を刊行してきています。前者の領域では、アメリカのGAFAや中国のBATH、次世代自動車産業や次世代金融産業など。後者では、『「ミッション」は武器になる』や『ミッションの経営学』、共著『あしたの履歴書』などです。
わたし自身著者の作品はすべて手に取ってきましたが、今回の『経営戦略4.0図鑑』はこれまでの著書とは少し趣きがちがいます。本書を一言でいうなら、著者の専門家としての視点から編纂された、まさに“経営戦略の図鑑”です。そして、そこで貫かれているキーワードが「戦略4.0」。コトラーの『マーケティング4.0』にも基づいて、世界のトップ企業が採っている戦略をそのように定義しています。
本書は3部構成です。パート1では、「戦略4.0」を読み解くための3つの視点 ~キープレーヤー企業、最重要ビジネスモデル、中核を担うテクノロジー~ が提示されています。パート2では、「戦略4.0」の全体構造を理解するために、具体的に、6つの「戦略の見方」と2つのマーケティング分析の手法が紹介されています。そして圧巻のパート3では、パート1&2をおさえた上で、世界トップ企業の戦略を概観・分析し、そこから各社の強さの秘密や次の一手を一つひとつ丁寧に読み解いています。
その世界トップ企業とは、
【アメリカのGAFA】
・グーグル
・アップル
・フェイスブック
・アマゾン
【中国のBATH】
・バイドゥ
・アリババ
・テンセント
・ファーウェイ)
【日本企業】
・トヨタ
・ソフトバンクグループ
・ソニー
・楽天
・ファーストリテイリング
【米国企業】
・ネットフリックス
・マイクロソフト
の15社です。各社の変遷、事業・収益構造、市場や競争環境、そして戦略が概観・分析されていて、「図鑑」のコンテンツとしてまとめられています。これさえ押さえれば、いま世界の最前線で何が起こっているのかを一望することができます。
また、パート3には、
・ユーザー・エクスペリエンス
・カスタマー・エクスペリエンス
・スマートシティ
・キャッシュレス化
・イメージセンサー、認証技術
・デジタルトランスフォーメーション
・戦略4.0企業の「金融事業」
という、各社の戦略を読み解くのに便利な「キーワード解説」も添えられています。
そして本書は、『「戦略4.0」のゆくえ』と題して、戦略4.0企業や日本企業全体の未来予想図についての著者による展望で結ばれています。そこで目を引くのが、「個人のプライバシー」や「プライバシー規制」、「サステナビリティ」、「ステークホルダー資本主義」といった、最近社会で特に注目を集めている概念についての解説です。著者は、これらの概念が「これからの戦略4.0を見通す上で、欠かせない視点となる」と締めくくっています。
本書は、「図鑑」であるだけに、ビジュアルにうったえかける図表、わかりやすい文章、色分けされたパート構成も特徴。300ページを超える「大作」でありながら、読者にとっての読みやすさ、親しみやすさにも最大限配慮されていることがわかります。その意味でも、すべてのビジネスマンにとってのビジネスの教科書として、就活生にとっては「いまビジネス社会では何が起きているのか」を知るための入門書として、おおいに役立つ一冊です。お勧めです!