福家警部補の追及
著者 大倉崇裕
“善良な”犯人たちの完全犯罪に隠された綻びを、福家警部補はひとり具に拾いあげながら真相を手繰り寄せていく――。未踏峰への夢を息子に託す初老の登山家・狩義之は、後援の中止を...
福家警部補の追及
商品説明
“善良な”犯人たちの完全犯罪に隠された綻びを、福家警部補はひとり具に拾いあげながら真相を手繰り寄せていく――。未踏峰への夢を息子に託す初老の登山家・狩義之は、後援の中止を提言してきた不動産会社の相談役を撲殺、登り慣れた山で偽装工作を図る(「未完の頂上」)。動物をこよなく愛するペットショップ経営者・佐々千尋は、悪徳ブリーダーとして名を馳せる血の繋がらない弟が許せず、遂には殺害を決意する(「幸福の代償」)。――ふたりの犯人を追い詰める、福家警部補の決めの一手は。「刑事コロンボ」の系譜に連なる倒叙形式の本格ミステリ、シリーズ初の中編二編からなる第四集。/解説=西上心太
目次
- 未完の頂上
- 幸福の代償
- 解説=西上心太
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面白かったです。
2022/12/12 19:10
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も面白かったです。
毎回2話くらいでしたっけ?
一話ずつが多くなってるにかな?とかも思いましたが…
面白かった
コロンボを見てなくても面白い
2020/08/16 07:38
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすが福家の面白さ。
よく、コロンボと比較されてるけど、
コロンボを見てなくても十分面白い。
そのうち倒叙ミステリの説明は、
「刑事コロンボみたいに……」ではなく、
「福家警部補シリーズみたいに……」と言われるようになる。
二篇ある中篇の最初の話では、福家の意外なスーパーウーマンぶりが強調されて、
あんまりスーパーになると、面白くないなと思ってた。
でも、後の話では、意外な福家の弱点が披露されて、面白かった。
それにしても、福家の名前、下の名前はいつまでなしのままなんだろう。
ずっとかな。
相変わらず眠らない
2020/10/13 12:03
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
福家警部補、相変わらず寝ないなあ。
何日徹夜が続いても平気なんだろうか。
あ多趣味だし、ワーカホリックだし、寝てる暇ないか。
福家警部補の追及
2020/07/11 20:16
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投稿者:mamo - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の夢を息子に託す登山家、動物をこよなく愛すペットショップ経営者。
どちらも決して殺人鬼ではない普通の、いやむしろ善良な市民が犯した犯罪。
どちらも完全犯罪を目論んだが・・・
刑事コロンボ世代の我々には、懐かしさを感じさせる福家警部補の行動パターン。
映像でなく文章でここまで描くのは見事。
面白くはあったけど・・・・。
2020/06/04 07:07
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投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
コロンボファンとしては、面白く読めた。著者もコロンボマニアとのことなので、コロンボを彷彿させる場面もあり、犯人との丁々発止の遣り取りも緊張感があり面白く読めた。
ただ、最後の追い込み、自白が証拠や矛盾の積み重ねではなく、情に訴えるような形の自白は好きではない。
倒叙ミステリー
2022/10/06 00:40
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいて、あ、古畑任三郎みたい…と思いました。しかし、作者は、刑事コロンボが、大好きでこの形式なんですね。それにしても、福家警部補、すごいです。でも、現実的にいうと、女性の一人行動はいくら警官でも危険なのでは?